新春恒例「箱根駅伝」radikoで大学三大駅伝中継を聴こう!

新春スポーツの風物詩で「学生三大駅伝」の一つ、「第99回東京箱根間往復大学駅伝競走」(以下:箱根駅伝)が、2023年1月2日(月)・3日(火)に開催されます。文化放送とラジオ日本では、今回も実況中継を実施。ぜひラジコで中継をお楽しみください。
「箱根駅伝」とは?
1920年創設、正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」。関東学生陸上競技連盟(関東学連)主催、読売新聞社共催で行われる駅伝大会です。毎年1月2日・3日の2日間にわたって行われており、スポーツの日(旧・体育の日)に開催される「出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)」、11月第1日曜に開催される「全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)」とともに、「大学三大駅伝」の一つに位置付けられています。
箱根駅伝では関東学連加盟校のうち、前年大会でシード権を獲得した大学10校と予選会を通過した大学10校の計20校に、関東学生連合チーム(オープン参加)を加えた21チームが出場します。総合10位以内に入賞したチームには、シード校として翌年の大会出場権が与えられます。
「箱根駅伝」コースの特徴
東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間(107.5km)、復路5区間(109.6km)の合計10区間(217.1km)に分け、選手たちがタスキをつなぎます。区間ごとの特徴を紹介します。
1区(21.4km):ここで大きく出遅れないことが上位進出への必須条件。全体的にフラットなコースですが、区間残り3kmにある下りを使ってスパートをかける選手も多く、レースが大きく動きます。
2区(23.km):エースランナーが集まることから通称“花の2区”と呼ばれています。二つの上り坂があり、地形的にも非常に厳しいコース。駅伝のみどころの一つ・ごぼう抜きが多くみられる区間でもあります。
3区(21.4km):レースの流れが決まる区間といっても過言ではありません。海沿いの国道134号線を走るので強い海風がランナーたちを襲います。
4区(20.9km):2017年から区間距離が延長されました。細かいアップダウンの連続でペースを掴むのが難しい区間です。
5区(20.8km):箱根駅伝の象徴である“山登り”区間。標高差のある上り坂を駆け上った後、下り坂が続きます。“山の神”を生み出す区間でもあります。
6区(20.8km):5区とは対照的に“山下り”と呼ばれています。標高差が800m近くもある下り坂を駆け下りるので想像以上の負担が掛かり、ラスト3kmで失速する選手が多いのも特徴。自分のペースで走れるかが勝負の鍵です。
7区(21.3km):10区間の中で、気温がもっとも大きく変化する区間。スタート時は箱根の山から吹き降ろす風で冷え込みますが、中盤以降は気温が上昇していくので、晴天時にはかなりの暑さを感じるのだとか。しばらくはフラットなコースが続きますが、その後は細かいアップダウンが続くので、意外と走り難い区間と言われています。
8区(21.4km):最初はフラットなコースが続きますが、徐々に上り坂に突入します。最難関は15.5km藤沢橋交差点を過ぎてからの「遊行寺の坂」。急な上り坂が500m続きます。シード権争いも激しくなってくる区間です。
9区(23.1km):復路最長の区間。序盤からすぐに下り坂があり、自分のペースを保ちながら走れるかどうかが重要なポイントです。“花の2区”に続き、各校のエース級ランナーが多く出場する区間。
10区(23.0km):箱根駅伝を締めくくる最後の区間。フラットなコースが続くので速さ、持久力ともにバランスのいいランナーが出場します。最後の区間ということで、ランナーのプレッシャー、沿道の応援も一層熱を帯びます。
「箱根駅伝」今大会の注目は?
今大会の出場校は以下の通りです。
■シード校
青山学院大、順天堂大、駒澤大、東洋大、東京国際大、中央大、創価大、國學院大、帝京大、法政大
■予選会通過校
東海大、神奈川大、早稲田大、明治大、国士舘大、中央学院大、日本体育大、山梨学院大、駿河台大、専修大
■オープン参加
関東学連選抜チーム
2022年の学生駅伝では1月の箱根、10月の出雲、11月の全日本と全ての大会で大会記録が誕生しており、今回の箱根駅伝でもハイレベルな戦いが予想されます。
注目は、駒澤大学と青山学院大学の2強対決。今年の出雲と全日本を制し、学生駅伝三冠を狙う駒澤大学は、チームのエース・田澤廉選手(4年)を筆頭に下級生も力を伸ばすなど、層の厚さは健在です。一方、今年の箱根駅伝で大会記録を更新した青山学院大学は、前大会の優勝メンバーが8人も残るなど戦力差に関しては引けを取りません。近藤幸太郎選手(4年)を始めとした同世代、前回の3区で区間歴代3位の快走を見せた太田蒼生選手(2年)の活躍がカギを握ります。
2強を追いかけるチームは、往路の1区・2区でペースを作り、食らいついていきたいところ。往路では、東京五輪3000m障害で7位入賞の三浦龍司選手(順天堂大・3年)や前回の1区で区間記録を打ち立てた吉居大和選手(中央大・3年)、2区・3区の区間記録を持つイエゴン・ヴィンセント選手(東京国際大・4年)らの登場が予想されており、各校のエース同士による白熱した争いに注目が集まります。
「箱根駅伝」中継番組
文化放送『文化放送新春スポーツスペシャル 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継』

※放送情報は変更となる場合があります。
※放送情報は変更となる場合があります。
ラジオ日本『サッポロビールプレゼンツ ラジオ日本新春スポーツスペシャル 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継』

- ラジオ日本新春スポーツスペシャル 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継
- 放送局:ラジオ日本
- 放送日時:2023年1月2日 月曜日 7時30分~14時25分
- 出演者:解説:只隈伸也(大東文化大学 陸上競技部元監督) ゲスト:吉田祐也(GMOインターネットグループ・青山学院大学OB) 実況:槇嶋範彦(ラジオ日本)
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番組ホームページ
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Twitterハッシュタグは「#ラジオ日本箱根」
※放送情報は変更となる場合があります。
- ラジオ日本新春スポーツスペシャル 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継
- 放送局:ラジオ日本
- 放送日時:2023年1月3日 火曜日 7時30分~14時30分
- 出演者:解説:徳本一善(駿河台大学駅伝部監督) ゲスト:館澤亨次(DeNAアスレティックスエリート・東海大学OB) 実況:細渕武揚(ラジオ日本)
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※放送情報は変更となる場合があります。
この記事を書いた人

radiko編集部
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