学園祭で活躍しているアーティストのラジオ番組!

真夏のフェスのシーズンも終わってひと段落。と思いきや、今は学園祭シーズンの真っ只中です。「真夏のフェスは暑いし、遠いし、お金もかかるし」という方も、学園祭なら行きやすいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、せっかく行くのなら担当しているラジオ番組を聴いて、その人となりを知ってから行くと楽しさも倍増! 今回は今年、各地の学園祭で活躍している三組のアーティストのラジオ番組を紹介します。

井上苑子

■ニッポン放送「井上苑子のオールナイトニッポンゼロ」(毎週月曜 27時~28時30分)

今年の春、高校を卒業した直後に「オールナイトニッポンゼロ」のレギュラー番組が始まった、シンガーソングライターの井上苑子さん(通称「そんちゃん」)。「ナツコイ」を始めとする恋愛ソングで、10代を中心に人気急上昇中です。そんちゃんの(良い意味で)関西弁丸出しのトークが人気で、リスナーからのボケたメールにもきちんと返します。

料理が苦手ということで、敢えて生放送中にスタジオで牛丼を作ったこともありました。味見をしないまま作っていたため、嫌な予感が漂っていましたが、ニッポン放送の上柳昌彦アナウンサーに味見をしてもらったところ、「深みが足りない」と予想通りの回答が。それでも「短時間でここまでできたのはすごい!」と概ね好評でした。

不定期で弾き語りをしていて、早朝4時にも関わらず見事な歌声を披露します。必聴です!

 

片平里菜

■FMヨコハマ『YOKOHAMA RADIO APARTMENT 「カタコトラジオ」』
(毎週木曜 22時~23時20分)

 

片平里菜さんといえば、パンチの効いた音楽とは裏腹に、非常にマイペースで、ゆったり、まったりとしたトークは一度ハマるとクセになります。あまりにものんびりしたおしゃべりなので、番組がスタートする前はお仕事の関係者に「片平里菜のラジオ、大丈夫?」と心配されていたことを番組で明かしていましたが、番組は既に130回を超えています。

片平さんは学園祭で大忙しということもあり、片平さんが出演する学園祭の実行委員会の学生と電話で話す企画も行われました。電話の相手は本人と電話越しに話すとあって緊張したのか、かなり照れている様子でした。

番組では、片平さんも弾き語りも披露しています。しかも、洋楽もサラリと歌いこなします。ゲストのアーティストの前で歌うこともあり、ゲストが感動していることもしばしば。初めて聴いた人も、片平さんの歌声に酔いしれる頃にはファンになって、次回の放送分をラジコの「マイリスト」に追加していることでしょう。

Silent Siren

■『Silent Sirenのサイレンナイト』
(CBCラジオ「ナガオカ×スクランブル」内 火曜23時50分頃~24時)

■『Silent SirenのS WORLD』(FM OSAKA 土曜24時~24時30分ほか)

なんと、メンバー全員(4人)が読者モデル出身。海外での人気も高く、インドネシア、上海、ロサンゼルス、サンフランシスコ、香港、台湾、世界5カ国6都市を回る「Silent Siren S WORLD TOUR」から帰ってきたばかりです。

ラジオ番組『Silent Sirenのサイレンナイト』ではメンバーにまつわるクイズや、近況トークなどを中心に、『Silent SirenのS WORLD』では、番組から出された宿題に取り組みます。「驚いた時の効果音」「嬉しい時の効果音」など、世界で通用する「シチュエーション効果音」を作ったり、ワールドツアーで訪れた海外の街のレポートをしたりとバラエティに富んでいます。

どちらの番組も、女子会ノリでワイワイと喋るので賑やかですが、リスナーを置いてきぼりにすることなく、丁寧に進行しているので、「サイサイ」を詳しく知らない人にもおすすめです。

 

ほかにも、学園祭で活躍している色々なアーティストがラジオ番組を担当しています。普段、テレビでは言えない本音が出たり、中には未発表曲をラジオで紹介するアーティストも! 皆さんも気になるアーティストがいたら、ラジオ番組を担当していないかどうか、ラジコなどで検索を!

▼radiko.jp
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この記事を書いた人


やきそばかおる
子どもの頃からのラジオっ子。
「ケトル」「BRUTUS」等ラジオ特集を担当。
ライター・構成作家・動物園愛好家。好きな食べ物は、焼きそば。
ツイッター @yakisoba_kaoru

氷川きよし、松田聖子『赤いスイートピー』が“自身の原点”!?「5歳のときに聴いて感動して、そこから歌が好きになったんです」

アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」(毎週月曜~木曜11:00~11:30)。

6月9日(月)、10日(火)の放送ゲストは、歌手の氷川きよし/KIINA.さん️。
6月10日の放送では、現在全国ツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」を開催中の氷川さんが、5月に配信リリースした松田聖子さんの名曲「赤いスイートピー」のカバー曲に込めた特別な思いなどについて語ってくれました。


坂本美雨、氷川きよし/KIINA.さん️



坂本: 5月28日に名曲のカバーをリリースされました。これもまたびっくりで、松田聖子さんの「赤いスイートピー」。なぜですか?

氷川:実は5歳のときに聴いて感動して。心のなかの泉が湧き出るような感覚で、「歌だー!」って、キラキラキラキラーッとなって。そこから歌が好きになったんです。そのとき初めて、母と親戚のおばちゃんと3人で、松田聖子さんのコンサートにも行ったんですけど、生で芸能人を見るのがちょっと怖かったんですよ。

坂本:怖い……?

氷川:当時、ブラウン管のなかにいる人は人間じゃなくて、アニメの世界の(の中にいるような)人だと思ってたから。いまでも衝撃的で覚えているんですけど、聖子さんが動いて踊っていて、「赤いスイートピー」を聴いたときに、もうキュンときて、泣いちゃったんです。

坂本:そんな大切な曲を、このタイミングでカバーしようって思われたのはなぜなんですか?

氷川:一旦リセットしたときに、“KIINA.”としての感覚と生きてきた証は、やっぱり原点の「赤いスイートピー」なのかなって。迷ったら原点に戻ったほうがいいと思ったとき、本当の人間としての原点はこの「赤いスイートピー」で、そこから花が咲いていろんな歌と出会って、演歌とも出会ってデビューして、いろんな方に応援してもらった。

だから、またここに戻らせてもらいたいなって思ったので。そして、亀田誠治さんという素晴らしいプロデューサーの方にお会いできて。亀田さんはすごい方なのに気さくだし、音楽のこともわかりやすく指導してくださるから安心してレコーディングができて、本当に5歳の頃の自分に戻ったような声で歌わせてもらいました。

坂本:この歌唱を聴いて、そぎ落とされたというか、ある意味淡々と聴こえるぐらい何の癖もなく歌ってらっしゃるなっていうのも「なぜなんだろう」と思ってたんですけど、お話を聞いてすごく腑に落ちました。

氷川:そうでしょう。(子どもの頃は)もっと声が高かったんですけどね、喉仏が出てきて低くなっちゃった。でも、それもやっぱり活かして、受け入れての自分だから、その状態での「赤いスイートピー」。

5歳のときに、親戚のおばちゃんに連れられて壱岐対馬に旅行に行ったんですよ。そのバスの移動中に、「マイクで歌ってごらん」って言われて、「歌いきらん、歌いきらん(歌えない、歌えない)」って言いながらも歌ったんですよ。そうしたら「えらいうまかねぇ!」「そげん歌うまかとね!」って言われて、そこからちょっと「自分、歌手になれるかも?」っていう勘違いが始まった。

坂本:いや、なれた!

氷川:そう、結果なれたんですけど、やっぱり肯定してもらえたことが自分のバネになってるから、親戚のおばちゃんのおかげです。

坂本:そうか。だから、もっとテクニック満載で歌うこともできたはずだけど、本当にシンプルに素朴に歌っていらっしゃる。感動しちゃった。本当に1曲1曲、必要な方とで会って、という感じですね。

氷川:みんなに支えられて、ありがたいですよね。



氷川きよし/KIINA.さん️



氷川さんのツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」は11月まで全国12都市で27公演開催予定です。詳細は公式Webサイトまで。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディア・フレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
番組公式X:@dearfriends80

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