深夜に頑張っている人におすすめのラジオ番組!

2017年、新年早々お仕事で大忙しという方も多いのではないでしょうか? そんなみなさんの眠気も吹き飛ばす、聴いていて元気になれる番組をセレクトしました。いずれも生放送の番組なのでパーソナリティと同じ境遇を味わえます。全国ネットを行っていない、その放送局の独自の番組もありますので、ぜひラジコ(プレミアム)で聴いてみてください。

TOKYO FM『やまだひさしのラジアンリミテッドF』(金曜 25時~29時)

前身の番組「やまだひさしのラジアンリミテッド」を聴いて育った社会人も多いのではないでしょうか? 生放送でリスナーに電話をつないで相談に乗った時の、10代のリスナーへの懐の入り具合はもはや名人芸です。コーナーは、アーティストが初めて行ったライブがどのアーティストだったかを当てる「クイズ! はじめてのチューン」をはじめ、ゲストコーナーやネタコーナーも充実。ネタ職人番付で上位になったリスナーは、スタジオに招待されます!

ちなみに、やまちゃんは「言霊が大事なので、志望校や叶えたい夢は声に出して言った方がいい」ということを提唱していて、リスナーが志望校を宣言することがあり、清々しいものがあります。下ネタが多いのも特徴の一つですが、金曜の深夜にゲラゲラ笑ったり、やまちゃんの話に頷きながら聴きたい番組です。既に大人になった人にもおすすめ。

bayfm78『MOZAIKU NIGHT』(月曜~木曜 25時30分~29時)

月曜日のDJは「見ればどんな男子もムラムラするマジック」でおなじみの中村愛さん。「MOZAIKU NIGHT」の「月曜日」ならぬ「ゲス曜日」と呼ばれるほど、笑えるゲスの嵐です。個人的には「早口ゲス言葉」のコーナーがお気に入りです。「ゲスいことでも早口で言ってしまえば大してゲスく聞こえないかも」というコンセプトの元、リスナーから投稿された早口言葉が続々と紹介されます。

中村さんは「細かすぎて伝わらないものまね選手権」(フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」)に出演して、女子アナに関するネタ等を披露していますが、この番組でもものまねネタが炸裂します。深夜に働いている男性リスナーが多く、「お仕事頑張って!」の思いを込めて、かける曲は明るめの曲を選曲しているそうです。なお、番組が始まる20分ほど前からはツイキャスを行っています。週によってはセクシーな水着姿で登場することも!?

NACK5 『FANTASY RADIO』(金曜 26時~29時)

可愛らしいルックス…ながら、実はプロレスラーの春日萌花さん(通称「はるひー」)の番組です。声はアニメに出てくるキャラクターのような声をしていて、アニメ好きでもあります。主なコーナーは、おすすめのアニメ作品を紹介する「ファンラジ・アニメランド」、リスナーから寄せられた””告白”を紹介する「真夜中の告白」、さらに、気象予報士の資格を持っている春日さんが、身近に感じられるお天気の話を紹介する「お天気チョットいい話」などです。

ちなみに、気象予報士資格の取得は超難関で、合格率は5%といわれています。春日さんは3年半の勉強の後、取得したとか。特技は落語(新作落語創作、古典「子ほめ」「死神」「松竹梅」)だそうで、マルチな才能の持ち主です。

FM802『LNEM-エルネム-』(月曜~土曜 27時~29時)

『LNEM』は「Late Night Early Morning」からとったもの。DJオーディションで選ばれた女性6人のDJが、日替わりで担当します。曜日によってトークの雰囲気や得意なジャンルが異なりますが、共通していることは明るくて楽しいところ。月曜を担当している若手DJの板東さえかさんは、現役の「タワーレコード」のスタッフでもあります。実際に、番組に遊びに来たゲストにまつわるPOPを書くことも! 火曜を担当している河嶋奈津実さんは、高校2年生の頃に吹奏楽部の海外遠征でオーストラリアに渡り、現地でのコンサート全公演にて英語でMCを担当したことがあるそうです。木曜担当は、生放送直前にツイッターで予告の動画を公開している豊田穂乃花さん。水曜担当の高樹リサさん、金曜担当の田淵麻里奈さん、土曜担当の田中乃絵さんは10月から担当し始めたばかりです。

 

さらに、月に一度だけ放送される番組もあります。

ニッポン放送『中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ』(月1回 日曜 27時~29時)

2013年スタート。あの伝説の番組「中島みゆきのオールナイトニッポン」が復活すると知って、大喜びしたファンも多いのではないでしょうか? 放送は日曜日の深夜3時からですが、もちろん生放送です。日曜深夜は民間の放送局は放送機器メンテナンスのため、深夜から朝までは放送をお休みするため、その時間に仕事をしている人や起きている人にとってはありたがい番組です。「ネガティブ川柳」「白い選曲」などのコーナーのほか、実際に仕事をしている人からのメールを紹介する「真夜中に働いています!」のコーナーもあります。

聴きどころの一つは、みゆきさん自ら、ネット局の各地の天気を紹介する天気予報。「STVラジオがあります札幌地方のお天気は…」といった具合で紹介しますが、この時のみゆきさんの言い回しやコメントが好評です。ちなみに、昨年春に放送された「細かすぎて伝わらないものまね選手権」(フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」)では初出場の中垣みなさんが「中島みゆきのオールナイトニッポン」で「ラジオの天気予報の言い回しが独特すぎる中島みゆき」をまねして爆笑を誘っていました。

個人的には、秋川雅史さんが歌ったカヴァーソングを紹介する「今月の秋川雅史」(コーナーは終了)のコーナーが好きで、”衝撃的な曲”が毎回紹介されていました。コーナーの存在を知った秋川さんご本人からメッセージが紹介されたことも。みゆきさんは「げげげ!」「失礼いたしました!」と驚いていましたが、内容は実に”大人なコメント”でした(笑)。

KBCラジオ『オールナイトKBC マントル宮本の××(チョメチョメ)祭りだよ カーニバロー』(月1回 日曜 25時35分~27時)

こちらは生放送ではありませんが、「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」が始まったことに伴い、放送を休止していた時間帯に「何かやろう」ということでスタートした番組です。「マントル宮本」こと宮本けいすけアナウンサーはトークに定評があり、ウッドペッカーのような笑い方も、一度ハマるとクセになります。ちなみに、宮本さんは、当時アナウンス部所属の和田安生アナウンサーと共にワイド番組「びっくり! パワーシャベル」(2000〜2003年)を担当していて、2001年度日本民間放送連盟賞ラジオ生ワイド部門優秀賞を受賞しました。

「オールナイトKBC」は良い意味で「緩い番組」で、時間が空いているアナウンサーやパーソナリティーを自由に招き入れて雑談をしています。収録中はスタジオの外に「収録しているので手が空いている方はお入りください」と書いた紙を貼っているそうです。

ちなみに、マントル宮本さんは「男の夢と野望と欲望を、お腹いっぱいに詰め込んだ宮本けいすけ80キロ」というフレーズで紹介されますが、ウォーキングのおかげで80キロを切ったとか。途中で坂のある道を歩くと良いそうで「福岡良い坂 痩せる坂」を書いたら売れるかも…と言っていました(笑)。

 

今回紹介した番組は、いずれもテンションが高めで楽しい番組ばかりです。お仕事のお供にぜひ!

この記事を書いた人


やきそばかおる
子どもの頃からのラジオっ子。
「ケトル」「BRUTUS」等ラジオ特集を担当。
ライター・構成作家・動物園愛好家。好きな食べ物は、焼きそば。
ツイッター @yakisoba_kaoru

甲府市でもこの夏開始「部活動の地域移行」とは

渡辺麻耶が木曜日のDJを担当するFM FUJIの番組『Bumpy』(毎週月曜~木曜、13:00~18:50)内のコーナー「CLOSE UP TODAY」(毎週木曜、17:35~)。4月18日のオンエアでは、甲府市教育委員会学校教育課の指導主事、井上透さんに、甲府市でこの夏始まる部活動の地域移行についてインタビューしました。

麻耶:早速ですが「部活動の地域移行」とは、具体的に言うと、部活動がどのように変化していくことなんでしょうか?

井上:これまで「学校部活動」として行ってきた中学生のスポーツ活動・文化芸術活動を、これからは地域の方が指導する「地域クラブ活動」として行っていくというものです。

麻耶:なぜ「部活動の地域移行」を進めることになったのでしょうか?

井上:理由は、主に2つあります。1つは、少子化の影響です。少子化により部員数が減り、学校単独でチームが成り立たず、十分な活動ができなくなったり、休部・廃部になったりする状況が出てきました。現に、数年前から、野球やサッカー・バレーボールなどいくつかの種目において、複数の学校による「合同チーム」で大会参加している状況が増えてきています。

もう1つは、教育問題の複雑化・多様化の影響です。教育問題の複雑化・多様化に伴い、これまで行われてきた指導体制を継続することが、教員にとって大きな負担になっている状況があります。競技経験等もない先生が顧問を務める場合、その負担はさらに大きくなるものと考えられます。

こうした背景から部活動の存続が厳しくなってきたため、国がガイドラインを示し、全国的な動きとして「部活動の地域移行」を進めるに至った、ということです。

麻耶:大会などはどのような枠組みで出場することになるのですか?

井上:国で令和5年度から7年度までの3年間を「改革推進期間」と位置付けています。それに基づいて、甲府市としては令和6・7年度については、一部の種目でこの事業に取り組んでいくことになっているのですが、令和7年度まではこれまで通り、学校単位や合同チームで大会参加する予定でいます。

麻耶:今年度は一部の種目で実施するということですが、その内容を教えてください。

井上:8月から、バスケットボール・バレーボール・剣道の3種目で活動に取り組みます。市内の国公立中学校12校を、3校ずつ4つのブロックに分けて、ブロックごとに月2回程度合同での練習を行う予定です。

麻耶:来年度以降の予定について教えてください。

井上:今年度は3種目ですが、来年度はさらに2種目程度加えることを考えています。令和8年度には、現在休日に活動を行っていて、市内の学校に設置されている種目すべてで、地域移行を行う予定です。いずれは、月2回の活動をさらに増やして、休日の活動を「地域クラブ活動」として行うようにできないか検討しているところです。それを実現させるには、まだまだたくさんのハードルがあるのですが、これまで学校部活動が担ってきたスポーツ活動・文化芸術活動の振興・発展を、いよいよ地域や国全体で考えていかなければならない時期に来ていると考えています。私も元々中学校教員の一人ですが、長らくスポーツに携わってきた者として、中学生たちが末長く関われるスポーツ活動・文化芸術活動の機会の構築に注力していきたいと考えています。ぜひ地域の方々にも、ご理解・ご協力いただきたいと思います。

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