ラジコでJクラブ応援番組を聴こう!【磐田・栃木・岩手】

3月も後半に入り、桜の開花ニュースも耳に入るシーズンになりました。2019明治安田生命Jリーグも開幕してからひと月経ち、ますます盛り上がりを見せていますね。この記事では、地域ごとにさまざまな特色があって奥が深く、地元密着型という共通点があるJリーグと、ラジオの魅力がつまったJクラブ応援番組を紹介します。

今回は、中村俊輔選手、大久保嘉人選手をかかえるJ1のジュビロ磐田、現役選手がクラブ応援番組DJを務めているユニークなJ2の栃木SC、今季からクラブ名が変更になったJ3のいわてグルージャ盛岡をピックアップします!

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サッカー Jリーグ開幕直前! ラジコでJリーグクラブ応援番組を聴こう!

「デジっち」で垣間見えたベテラン選手と監督の団結力 ジュビロ磐田

昨シーズンのジュビロ磐田の成績は、主力選手を怪我などで欠いたため低迷。残留争いの末、東京ヴェルディから勝利し、J1に残ることができました。

そんな苦いシーズンを経ての2019年J1リーグホーム開幕戦「松本山雅FC戦」のチケットは全席が完売。サポーターの今季への期待の高さがうかがえます。

ジュビロ磐田といえば、サッカー番組「やべっちF.C.」内のJリーグ公認クラブ紹介コーナー「デジっちが行く」が話題になりました。放送当時、J1最年長の中村俊輔選手や、J1通算最多得点者の大久保嘉人選手、サッカー日本代表経験のある川又堅碁選手に加え、名波浩監督が出演。お笑いコンビ・にゃんこスターのダンスを表情豊かに披露しました。

ベテラン選手と名指揮者の渾身のパフォーマンスは、新たなファン層に響き、開幕戦完売につながったのかもしれません。

《試合スケジュール》
・明治安田生命J1リーグ 第5節
3月30日(土)15時 鹿島アントラーズ @ヤマハスタジアム(磐田)

クラブ応援番組『Ole Ole Jubilo』

26年目のシーズンを迎えたジュビロ磐田を年間通して応援しているサポートプログラム『Ole Ole Jubilo』。

シーズン中は、試合を終えた選手や監督のインタビューなどを放送し、ミックスゾーンでの声や息づかい、間合いから、気持ちやテンションがダイレクトに感じ取れます。

シーズンオフには、話題になった「デジっち」の裏側や仲良し同期トークバトルといったスペシャル企画も。東京五輪世代の注目若手、小川航基選手と大南拓磨選手が「好きな女性のタイプ」や「お互いの素顔プチ暴露」などの気になるテーマで盛り上がります。

番組のすぐ後に、清水エスパルスの応援番組『ISSO! S-PULSE』が始まる編成は、サッカー王国静岡ならではです!

Ole Ole Jubilo
放送局:K-MIX
放送日時:毎週金曜 21時00分~21時15分
出演者:新井真奈美

※放送情報は変更となる場合があります。

目指すはJ2定着とクラブ観客動員数最多記録の連続更新! 栃木SC

昨シーズン3年ぶりにJ2リーグに復帰した栃木SC。J3降格、J2復帰、そして残留という激動の3年間を指揮した横山雄次監督に代わり、田坂和明監督が招き入れられました。過去、大分トリニータをJ1に導いた戦術家の指揮官のもと、J2復帰2年目を戦います。

栃木SCのホームスタジアムである栃木県グリーンスタジアム(通称“グリスタ”)に来たら、一度は訪れたいのが昨季リニューアルしたスタジアムグルメ「BISTRO TOCKEY」。今季は「メガ盛り」メニューを販売し、約26cmの巨大バケットサンドや、重さ800gもあるバケツ入りジェラート(通常の5倍の大きさ!)などが多数展開されています。そのほかにも名産のいちごを使ったメニューや、創業70年の玉子屋の玉子焼きなどもあって大充実!

昨季の1試合平均の観客動員数がクラブ史上過去最多となったのは、グルメ改革もひとつの要因と言えるでしょう。

《試合スケジュール》
・明治安田生命J2リーグ 第5節
3月24日(日)16時 レノファ山口FC @維新みらいふスタジアム

・明治安田生命J2リーグ 第6節
3月30日(土)14時 モンテディオ山形 @栃木県グリーンスタジアム

クラブ応援番組『SCFM ラジカン』

サッカー選手のラジオ出演は、試合後のインタビューや電話がスタンダード。しかし、『SCFM ラジカン』は違います。

DJは、2012年から栃木に在籍している現役栃木SCの背番号7・菅和範選手。ピッチでは相手のキーマンの動きをつぶすディフェンダーですが、ラジオではアシスタント無し! 番組の担当は今年で6年目で、シーズン中も毎週オンエアしています。ラジオでは攻めのプレースタイルです!

毎回栃木SCの選手やスタッフを招いてのゲストトークも安定感抜群。募集テーマもサッカー以外の恋愛や仕事の悩みもOKというオールマイティーさで、菅選手のクラブ愛、栃木愛、ラジオ愛があふれている番組です。ぜひ、一度お聴きください!

SCFM ラジカン
放送局:RADIO BERRY
放送日時:毎週火曜 20時00分~20時30分
出演者:菅和範
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

インパクトあり過ぎのマスコット・キヅールで注目! いわてグルージャ盛岡

今季からクラブ名が「グルージャ盛岡」から「いわてグルージャ盛岡」に変更されました。昨年は、J3リーグワーストの失点数を記録したこともあり、リーグ13位。今シーズンは失点を減らして勝ち点を積み重ね、上位に食い込みたいところです。

クラブを語る上で欠かせないのが、折り鶴をモチーフにしたクラブ公式マスコットキャラクター「キヅール」。グルージャはスペイン語で「鶴」を意味します。デビュー時には、その独特のフォルムとユニークなキャラ設定でネットを賑わせました。折りたたみ式の直線的な翼と、長い首があるシャープな上半身からにょきっと人間のものに似た黒い脚が……。設定が「笑福亭仁鶴さんや鶴瓶さん、落語が好き」ということから、座布団にも座ります。

先日、岩手県知事への表敬訪問にも同行した「キヅール」は、今季もますます活躍の幅を広げそうです。

《試合スケジュール》
・明治安田生命J3リーグ 第3節
3月24日(日)13時 ブラウブリッツ秋田 @いわぎんスタジアム

・明治安田生命J3リーグ 第4節
3月31日(日)13時 ロアッソ熊本 @いわぎんスタジアム

クラブ応援番組『やるJ!グルージャ』

シーズン開幕の春からリーグ戦が終了する冬まで、毎週月曜日19時から放送している『やるJ! グルージャ』。クラブ応援番組の多くは、収録スタイルで長さも15分程度が定番ですが、この番組は“生放送”で、 さらに“30分”も選手やクラブスタッフのゲストトークを聴くことができます。

生放送中は、メールも紹介しつつ進行するので、サポーターにとっては読まれるかどうかドキドキです。選手やスタッフと同じ時間を共有しているというライブ感がたまりません。

今季第1回目の放送では、ユースコーチと強化育成担当の方がゲスト出演。今季の展望や気になるJ3クラブなどを話題にしながらアットホームな雰囲気の放送でした。クラブ公式Twitterのスタジオ写真からもそのあたたかな空気感が伝わってきます。

やるJ! グルージャ
放送局:FM岩手
放送日時:毎週月曜 19時00分~19時30分
出演者:山本大一、松本奈菜
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

今回はジュビロ磐田栃木SCいわてグルージャ盛岡の応援番組を紹介しました。気になる番組があったら、ぜひラジコで聴いてみてください。

日本全国には特色のあるJリーグクラブ、そしてラジオの応援番組がまだまだあります。次回も注目クラブをピックアップして紹介していくのでお楽しみに! ラジオを聴いて、ぜひ気になるJリーグの試合へも足を運んでみてくださいね。

この記事を書いた人

高田りぶれ(たかだ・りぶれ)

山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。

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【衝撃】ジェネリック医薬品の4割で製造過程に不備……その要因と改善策は?

政策アナリストの石川和男が12月14日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。11月21日、業界団体の調査でジェネリック医薬品の約4割で製造販売承認書と異なる製造があったとの結果が明らかになったことについて専門家と議論した。

医薬品

日本製薬団体連合会(日薬連)は11月21日までに、ジェネリック医薬品を扱う全172社が実施した製造実態に関する自主点検の結果を公表。8734品目中、4割を超える3796品目で製造販売承認書と異なる製造があったことが判明した。日薬連は厚生労働省の会議で速報値として報告し「品質や安全性に影響はない」としたが、会議構成員からは「衝撃的な数字だ」として再発防止を強く求める声が上がった。

処方薬全体の約8割(金額ベース)を占めるジェネリック医薬品を巡っては品質不正が相次いで発覚し、2021年以降、小林化工(福井県)や日医工(富山県)など21社が業務停止などの行政処分を受けており、医薬品の供給不足の一因ともなっている。

これらの背景について番組にゲスト出演した神奈川県立保健福祉大学シニアフォローで一般社団法人医薬政策企画 P-Cubed代表理事の坂巻弘之氏は「理由は色々あるが、一例として国がジェネリック医薬品の使用促進を訴えてきた背景がある。(ジェネリック医薬品を)今まで年間10万錠作っていた会社が、1000万錠作らなきゃいけないとスケールアップする時に、(製造販売承認書に従った)今までと作り方を変えてしまう会社があった」と指摘。

一方で「日本の基準は厳しすぎる部分がある」とも述べ、「例えば薬を製造するタンクに原料を入れていく際、一度にまとめて入れるのか、少しずつ分けて入れるのかが製造販売承認書には書かれている。今回の調査結果でも、そういった部分で誤りがあった事例が見られたが、薬の専門家から見れば薬の有効性には影響しないよねということがある」と言及。「(原材料を)どのくらい分けて入れるのかなどは、アメリカやヨーロッパでは基準に入れていない」として、日本の製薬基準が厳しすぎる点を明かした。また、「日本の規制が厳しすぎて、外資系企業のなかには実質的に日本から撤退する会社も結構出てきている」とも語った。

その上で、直近でも医療現場が必要とする薬の約2割が供給されていない問題の解決策として「いろんな要因が絡んでいるが、例えば海外の状況を見ると人体に対する影響がどのくらいあるのか。元々届け出た手順書(製造販売承認書)と実際には異なった工程で作っていたとしても、人体に対する影響を評価した上で安定供給の方を優先するというような意思決定の仕方もある」と指摘。

さらに「現実に供給不足を起こしている多くの薬は値段が安いもの。そのあたりのデータもきちんと見て、安いものに関しては採算が取れるように、あるいは増産するインセンティブになるような価格政策を国がとっていくべき」とも述べた。

石川は「国には価格と供給安定、両方のバランスが取れた政策をやってもらいたい。規制の合理化や、ルールの見直しなどを進めてもらいたい」と注文をつけた。

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