【ラジオな人】山口智充、中川家、原田龍二、安東弘樹出演! ニッポン放送『DAYS』プロデューサー・ 柴田篤さんインタビュー(前編)

ニッポン放送では、今年4月1日から新しい午後ワイド番組『DAYS』(月曜日〜木曜日 13時〜16時)がスタート。「働く人を応援!」というコンセプトで、山口智充さん、中川家、原田龍二さん、安東弘樹さんが日替わりでパーソナリティを担当しています。

今回は番組プロデューサーである、編成部長(※)・柴田篤さんにインタビュー。前編では、番組作りやパーソナリティ起用のポイントなどをお聞きしました。

※6月5日(水)取材時点。7月1日(月)よりニッポン放送編成部は、コンテンツプランニング局コンテンツプランニング部に変更となり、現在はコンテンツプランニング部部長。

インタビュー後編はこちら

働く人を応援する番組

ーー『DAYS』のコンセプトは「働く人を応援する」ですが、なぜこのコンセプトにされたんですか?

以前から番組の色やコンセプトは、きちんと明快にしたほうがいいと感じていました。ワイド番組は「音楽&トーク」や、「スポーツ&バラエティ」など、比較的漠然としたものになりがちなので、より具体的にしたいという思いがありました。

また平日の午後1時から4時という時間帯は「どういう方々が聴いているんだろう?」と改めて考えた時に、肌感覚や経験則からも「仕事をしながら、車で移動しながら」とか、「何かをしながら」とか、そういう方々が多いだろうなと思いました。

実際にその時間帯のリスナープロフィールや数字を見てみたら、やはり給料生活者と自営業、自由業の方が75%ぐらいなので「昼間の時間帯で働く人を応援する、そういう方々に聴いてもらえるような番組にしたいな」と考えました。

世代を意識しすぎない番組づくり

ーー私も仕事しながらラジオを聴いています。イメージしているリスナー層や、また具体的にターゲットとしている年代などはありますか?

あまり世代で切ろうとはしていないですね。「ラジオリスナーは年々高齢化している」という点は各局ともに実感しているのではないかと思うのですが、その中でニッポン放送としても、リスナーの若返りという部分は意識しています。しかし、それを意識するあまり今聴いてくださっているリスナーにとって退屈な放送になることは避けたいので、世代に関してはあまり意識しないで作っています。

例えば、今の50代は、10年前と20年前では、全然感覚が違うと思うんですよね。僕も50歳手前なんですけど、ロックライブを観に行くし、SNSも利用しますしYoutubeも利用します。

パーソナリティは全員アラフィフ!

50代・60代という年代からイメージするものと、実際のところはだいぶ変わってきているだろうと。だから「あまり年代にはこだわらないようにしよう」と考えました。ただ「若い人にも受け入れられつつ、上の世代にも受け入れられつつ」という部分を意識して、山口智充さん、中川家、原田龍二さん、安東弘樹さんの4組のパーソナリティをキャスティングしました。

実は全員、アラフィフなんです。一番若いのが中川家の礼二さんで、彼は47歳で僕と同い年です。ぐっさん(山口さん)は今年50歳、原田さんと剛さんは48歳、安東さんが53歳なので、ほぼ同世代。彼らの話を聴いて、みなさんが想像する50代の人たちとは感覚などが違うと思いますし、彼らよりも若い人が4人の話を聴いても面白く聴けて、共感できる部分もたくさんあるんじゃないかなと思います。

日本からパンダがいなくなる可能性が!? 日本パンダ保護協会会員・二木繁美が思い語る「私はまたペアがやって来るのではないかと思っています」

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。5月18日(日)の放送は、“パンダ好き”のフリーライター・イラストレーターの二木繁美(にき・しげみ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)パーソナリティの小山薫堂、二木繁美さん、宇賀なつみ



◆幼い頃からパンダが大好きだった

二木繁美さんは、日本パンダ保護協会の会員であり、パンダ好きのフリーライター・イラストレーターです。同協会は名誉会長に黒柳徹子さんを迎える、非政府・非営利の民間ボランティア団体です。活動について、二木さんは「パンダが好きな方々が集まりパンダのために活動をするという、純粋なパンダ好きの会です」と語ります。

子どもの頃からパンダに惹かれていたという二木さん。幼少期の写真には、パンダのぬいぐるみと一緒に写っているものもあるそうです。「愛媛出身なので、本物のパンダを見るのは就職してからでした。ですが、第一次パンダブームのちょっとあとに生まれているので、パンダグッズが身の回りにたくさんあったんですよね。それに囲まれて育ったので、いつのまにか刷り込まれたという感じですかね」と振り返ります。

現在、日本で飼育されているジャイアントパンダは、東京・上野動物園の2頭と和歌山のアドベンチャーワールドの4頭です。和歌山県の4頭が6月に中国へ返還される予定で、東京の2頭も2026年2月に返還期限を迎えます。そのため、国内からパンダがいなくなる可能性が出てきました。

この返還について、二木さんは「やっぱり寂しいですね」と率直な気持ちを吐露します。なかでも、良浜(らうひん)という高齢のパンダについては「中国に戻っても一般公開されない、非公開エリアに入る可能性があるんですね。そうなると、私たちはもう二度と会えないかもしれないんです」と語ります。良浜は日本生まれ日本育ちということもあり、「すごく小さい頃から私たちは知っているんですよ。あの子にもう会えないなんて……と思うところはありますね」と心情を明かしました。

◆パンダが再び日本にやってくる可能性はある?

今後、日本に新たなパンダがやってくる可能性はあるのでしょうか。4月には、自民党が訪中の際に中国人民対外友好協会の楊万明(よう・ばんめい)会長と会談し、パンダの貸与を要請したことがニュースとなりました。二木さんは「こちらの意思表示に中国が応えてくれるかどうか、という感じですね。私はまたペアがやって来るのではないかというふうに思っています」と見解を述べます。

中国では、野生のジャイアントパンダの個体数が1980年代の約1,100頭から現在は1,900頭近くにまで増加しました。絶滅危惧度もEN(絶滅危惧種)からVU(危急種)へと引き下げられましたが、飼育されている個体は約700頭以上と、依然として貴重な存在です。

パンダは中国の四川省、陝西省(せんせいしょう)、甘粛省(かんしゅくしょう)といった標高の高い山々に生息していますが、300万年前には現在とほぼ同じ姿で、北京以南からベトナム辺りまで広く分布していたとも言われています。「私たちはパンダを“中国の動物”だと思っていますが、起源は実はヨーロッパだそうで、1,100万年前のパンダの化石がスペインから出土したという話があります。ただ、どうやって中国まで来たのかはまだ謎です」と、二木さんは興味深いエピソードを紹介してくれました。

◆2頭のパンダの名付け親に

パンダの食性や生態など、幅広い知識を披露する二木さんに、小山が「雷に打たれたようにパンダが好きになった瞬間ってあるんですか?」と問いかけます。

二木さんがさらにパンダを好きになったきっかけは、パンダの名付け親になったことでした。「パンダが日本で生まれたときに名前を募集するんですね。それに応募しまして、めでたく名付け親になったんですよ。名付け親と言っても何十人、何百人といらっしゃるんですけど、そのなかの1人になりました」と振り返ります。

アドベンチャーワールドで生まれた明浜(めいひん)と優浜(ゆうひん)は、二木さんが名付け親となったパンダです。名付けた特典として、ガラス越しではなく、至近距離で明浜と対面できたといいます。「もちろん触るのはダメなんですけど、ものすごく毛がしっかりと見える、箱に入った状態でご対面させていただきました」と明かします。対面は夕方におこなわれ、パンダは眠っている状態でしたが、じっくりと眺めることができたそうです。二木さんは「もう、奇跡のようなかわいさでした」と笑顔で語りました。

二木さんは「水曜日のお嬢様 タンタンのゆるゆるライフ」(講談社)や「このパンダ、だぁ~れだ?」(講談社)などの書籍で、パンダの魅力を発信し続けています。人々がパンダに惹かれる理由について、「興味がない人でも、動物園に行ってパンダを見てしまうと“すごくかわいいね”となるんです。やっぱり、オーラみたいなものが出ているのかなと思います」と語ってくれました。

番組後半では、二木さんが「ジャイアントパンダ」に向けて手紙を読む場面もありました。


二木繁美さんのパンダ関連の著書



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5月18日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年5月26日(月) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY'S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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