目的別にセレクト!起き抜けに聴きたいラジオ番組

朝一番、いつもの番組を聴いているという人も多いと思いますが、ゆっくりしたい時や、テンションを上げたい時など、その日の気分によって番組を選んで聴いてみてはいかがでしょう? 今回は早朝に放送されている番組をご紹介します!

ニュース・情報を聞きたい人向け

TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう一直線』

‘98年放送開始。早朝にAMラジオを聴いている方にとってはおなじみの情報番組です。この番組の魅力の一つは生島さんの妙なユルさ。クシャミをした拍子にテーブルにあった原稿を飛ばしてしまったり、天気予報中にみかんを食べてむせかえしたことも。生島さんファンにとっては、それが逆に嬉しかったりします…。

■放送時間:月曜~金曜 5時30分~6時30分
※TBSラジオでは5時~5時30分に『生島ヒロシのおはよう定食』を放送。

 

ニッポン放送『上柳昌彦 あさぼらけ』

ニッポン放送のベテラン、上柳昌彦アナウンサーが、まったりとしたトーク、音楽やニュース・天気予報などをお伝えしています。リスナーからのお便りを紹介する「昨日の日記」のコーナーでは、思わずクスリとする内容が多いのも特徴。ニッポン放送のサイトには、上柳さんご自身の出来事を綴った「上柳昌彦 ラジオの人」も公開しています。

当コラムで鉄道にまつわる番組を特集した時も触れましたが、上柳さんはタモリさんと鉄道話で盛り上がれるほどの鉄道ファンです。地方の鉄道にも詳しいため、鉄道が好きな方はぜひメッセージを送ってみては?

■放送時間:月曜~金曜 早朝4時30分~6時
※月曜は5時~6時 ※火曜~金曜の5時までは全国ネット

ゆったりした音楽を聴きたい人向け

J-WAVE『ZAPPA』

ナビゲーターは、マッシューさん(月・火曜)、nicoさん (水・木曜)、山中タイキさん(金曜)、WAYNEさん(土曜)、前田智子さん(日曜)。各曜日とも、落ち着いたトークをしています。中でもnicoさんはミステリアス。ツイッターに「明日はひじきの日です」とだけ書いてある日があるかと思えば、サンディエゴに3年間「サーフィン留学」していたことを告げていました。「サーフィン留学って何!?」と疑問に思うところですが、「学校に行く前と授業が終わってから、ひたすらサーフィンをしていました」とのこと。ちなみに、nicoという名前はニコラス・ケイジが好きだからだそうで、こちらは意外と分かりやすい理由でした(笑)。

■放送時間:月曜~日曜 5時~6時

FMで演歌を聴きたい人向け

NACK5『NACK 5時ラジ』

音楽・ニュースと共に、その日に放送されるNACK5の番組内容も教えてくれます。DJは月・水・金曜は高森浩二さん、火・木は片桐八千代さん。この番組の特徴の一つは5時30分から始まる10分間の日替わりコーナー。特におすすめは、木曜に放送される「徳永ゆうきの朝から元気にシュッポッポ!」。民放のFM局では珍しい演歌の番組です。徳永さんは鉄道が大好きな若手演歌歌手として人気で、鉄道ファンから「好きな路線を教えて」というメールが届いたことも。徳永さんは海が見える列車が好きだそうで、北海道・道南いさりび鉄道の「ながまれ号」の魅力をたっぷり語っていました。さらに「リラックス法は?」というメールにも「鉄道の話をしています」と言って、またも鉄道の話をしていました(笑)。

■放送時間:月曜~金曜 5時~6時

賑やかな曲でテンションを上げたい人向け

FM802『DASH FIVE!』

眠いけど、いつもよりも1時間早く家を出ないといけない…そんな時は早めにテンションを上げていきたいもの。タイトルに「DASH」とあるように、テンションを上げる応援をしてくれる番組です。

DJは月~水曜は樋口大喜さん、木~金曜は竹内琢也さん。樋口さんは、FM COCOLOで同じ時間に番組を担当しているヒロ寺平さん(後述)に、喋りのアドバイスをしてもらっているそうで、気になるところがあると指摘してくれるそうです。先日も放送中に、ヒロ寺平さんに「イントネーションを注意された」と樋口さんが言っていると、早速ヒロさんからそのことに関するLINEメッセージが届いていました。ヒロさんもオンエア前の準備で忙しいはずなのに、後輩の喋りを聴いているとは!

■放送時間:月曜~金曜 5時~7時

ゆったりした気分で音楽を聴きたい人向け

FM COCOLO 『HIRO T'S AMUSIC MORNING』

関西のラジオDJの重鎮、ヒロ寺平さんがお届けする5時間の番組です。流れる曲はゆったりした曲や懐かしい曲が多めです。ヒロさんのトークは耳心地の良い落語を聞いているようで、途中でダジャレが飛び出したり、時事問題に題してピシャリとコメントしたりと痛快! この番組はワンマンDJスタイルをとっていて、副調整室(サブスタジオ)にマイクを置いて、ヒロさん自らミキサー卓を操作しながら放送しています。

ヒロさんのファンは多く、関西のおしゃべり女王、上沼恵美子さんもヒロさんを尊敬していると公言しています。それが縁で、上沼さんがニッポン放送で特別番組『上沼恵美子のオールナイトニッポンGOLD』を放送した時は、ヒロさんがゲストとして登場。しかも、その回の収録はヒロさんが毎朝使っているFM COCOLOのスタジオで行われました。ヒロさんを前にした上沼さんは珍しく(?)、緊張気味。毎朝、『HIRO T'S AMUSIC MORNING』を聴いていることを打ち明けていました。また、シンガーソングライターのaikoさんは、FM802でDJをしていた頃からヒロさんに可愛がられていました。2012年にNHKの音楽番組「SONGS」にaikoさんが出演した時はaikoさんと共に登場。aikoさんに「ヒロさんは喋りがうまいんですよ〜」と言われたヒロさんは「キミには負けるわ!」と返していました。

■放送時間:月曜~木曜 6時~11時

 

敢えて、自分が住んでいる地域とは全く別の地域の情報番組を聴くのも、新鮮な気分になれるのでおすすめです。北海道ではSTVラジオで、放送開始40年以上を誇る名物番組『オハヨー!ほっかいどう』(5時30分~8時30分)を放送しています。天気予報を聞いていると、気温や雪がどの程度積もっているのか、など、生の声を知ることができるため、出張に行かれる方も、ぜひご活用を。

この記事を書いた人


やきそばかおる
子どもの頃からのラジオっ子。
「ケトル」「BRUTUS」等ラジオ特集を担当。
ライター・構成作家・動物園愛好家。好きな食べ物は、焼きそば。
ツイッター @yakisoba_kaoru

三島由紀夫「立派な『近代ゴリラ』になりたい」“伝説の討論会”で魅せた、紳士的でユーモラスな言動とは?

禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。

TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」7月22日(水)のお客様は、現在公開中のドキュメンタリー映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」の豊島圭介監督と刀根鉄太プロデューサー。ここでは映像の力、一触即発の状況で敵対する相手から“笑い”とる三島由紀夫の魅力などについて語りました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!


(左から)豊島圭介監督、刀根鉄太プロデューサー


▼映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」の解説▼
1969年5月13日に東京大学 駒場キャンパス 900番教室でおこなわれた、作家・三島由紀夫と東大全共闘との“伝説の討論会”を軸に構成したドキュメンタリー映画。2019年に発見された当時の記録映像を修復し、関係者やジャーナリストらの証言を交えて全貌が明らかになる。ナレーションは東出昌大が担当。

*  *  *

豊島:討論の書籍(「討論 三島由紀夫vs.東大全共闘―美と共同体と東大闘争」(著)三島由紀夫、東大全共闘)を読んだのですが、映像を観ると(書籍では)半分くらいしか(真意が)伝わっていないことが分かります。書籍には、討論での発言が全部書いてあるのですが。映像の力というか。

例えば、三島由紀夫が討論の冒頭10分くらいの時間をもらって、自己紹介を兼ねて宣戦布告ではないですけど、「君たちと僕には共通点があるんだ。暴力を否定しないところである」みたいな話から始めて、ところどころで笑いを取ってくるんですよね。

刀根:つかみが上手いですよね。例えば、書籍には「自民党の政治家から頼まれて、暴力反対決議というのをやるから署名してくれと」と書かれてあって、ここに「(笑)」がついているんですけど、なんの笑いなのか分からなかったけど(映像を観たら理解できました)。

三島は敵とされている学生側(東大全共闘)からの笑いを、ちゃんと待つんですよね。そして、何とも言えない顔をして「私は生まれてから一度も暴力に反対したことがないから、署名ができませんと返事をした」と続ける。そして、またウケるという。

豊島:その辺が、ちょっと知的なことに対してプライドのある学生の心をくすぐるようなギャグを放り込むので、学生たちもつい笑っちゃうんですよね。

あと、東大全共闘が三島を揶揄するような「近代ゴリラ」と書いたポスターを(構内に)貼って、三島を待ち受けるわけですけど、三島は「『近代ゴリラ』として立派な『近代ゴリラ』になりたい」と言ってまた笑いを取る。

会場で笑いが起きるということは、相手の緊張を解くことでもあるし、自分がより言いたいことを言いやすく、やりたいことをやりやすい環境にさせる。三島は写真集の被写体になり、映画にも出ているような人だからかもしれませんが、自分をどういう状況に置いて、どういう発言をして、どういうふうに振る舞うと、自分が輝くのかということを、ものすごく理解している人だなと、この映像を観て思いました。

刀根:Wikipedia(ウィキペディア)的に言うと、“三島由紀夫の項目”が多すぎるので全体がボヤッとしか分からなくなってしまうのですが、この討論だけを掘っても相当おもしろい。逆に、そうしないと三島が見えてこない。ここだけ掘っても、まだ全然分からないんですけどね。三島は本当に頭が良い。そして魅力的。

豊島:この映画を鑑賞してくださった方々の感想をSNSなどで見るのですが、よく見かけるのが「紳士的な言葉の交わし合いがあって驚いた」と。単純な分け方をすれば、右翼・左翼という敵同士なわけで、もっと相手を罵り合うような討論を想像していたと。

実際にそうですよね。三島は当時44歳、相手は10代後半~20代前半の学生たち。言ったら子どもみたいなものですよ。その人たちを相手に、まずは真摯に人の話を聞き、自分のなかで咀嚼した上で、丁寧に返すって姿を学生たちの前で見せるわけです。学生たちもかなり面食らったのではと思います。

刀根:あの場で少しでも否定的なスタンスで入ったら、本当に殴り合いが起きたかもしれない。それと、三島が討論に行く前、「近代ゴリラ」のポスターを見てニヤリとする写真が残っているじゃないですか?「近代ゴリラ」というフレーズを、わざわざ冒頭の演説で入れて笑いを取って、どんどんみんなに興味を持たせつつ。

豊島:あと、映像で残っていることが素晴らしいと感じたのが、例えば……対立するスタンスの三島由紀夫と芥正彦さん(あくた・まさひこ:東大全共闘主催者として三島由紀夫を招聘。現・劇団ホモフィクタス主宰者)が、議論を交わした後にタバコを交換して火を点け合う姿があったり。

刀根:豊島さん、あの場面が本当に好きですよね。ロマンチストですよ。

豊島:好きですけど、そんなことはない。僕はある種、冷静にあそこを編集していますからね。ロマンチストな人がこれをどう理解するか楽しみだなと思って編集していました。

*   *   *

来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

8月5日(水)馬場康夫さん(ホイチョイ・プロダクションズ代表)×石原隆さん(テレビプロデューサー)
8月6日(木)三枝成彰さん(作曲家)×和田秀樹さん(精神科医)

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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▶▶ 三島由紀夫は、いかに生きたのか…詳しい放送内容は「AuDee(オーディー)」で!

スマホアプリ「AuDee(オーディー)」では、スペシャル音声も配信中!
★ダウンロードはこちら→http://www.jfn.co.jp/park
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

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