脚本家「渡辺あや」と監督・主演「須藤蓮」が語る映画『逆光』の世界

「Whole Earth Station, FM COCOLO」のコンセプトとメッセージを込めて、“Whole Earth”と“SDGs”の視点から、さまざまなトピックを取り上げていく日曜の1時間特集プログラム『Whole Earth RADIO』。

7月25日は、脚本家の渡辺あやと、監督・主演と務めた須藤蓮を迎え、尾道在住でパンフレットを制作したFM COCOLO DJ森田恭子が、尾道発の自主映画『逆光』の特集をお送りしました。

 

「1970年代の尾道」を舞台に、4人の若者の繊細なひと夏を描く映画『逆光』。【脚本:渡辺あや × 音楽:大友良英 × 監督・主演:須藤蓮】によって制作された、純然たる自主映画です。

しかし、こんなにも「ただ者ではない顔ぶれ」が集うからには、当然、ただならぬ理由があるのでは?

そんな邪推めいた想像を膨らませて、取材ディレクターが向かったのは、広島県尾道市。7月17日・土曜日、まさに本作『逆光』が、尾道唯一の映画館「シネマ尾道」で初上映される当日でした。

そこに集っていたのは……この3人。

映画『ジョゼと虎と魚たち』、ドラマ『その街のこども』『カーネーション』、そしてこの春放映された『今ここにある危機とぼくの好感度について』……と“傑作しか書かない” 脚本家・渡辺あや。

『いだてん〜東京オリムピック噺〜』『なつぞら』、映画『よこがお』などの話題作でキャリアを重ねる気鋭の新進俳優・須藤蓮。

FM COCOLO『おとといラジオ』のDJでもあり、尾道在住で、映画『逆光』のパンフレットを制作した編集者・ライターの森田恭子。
 

この鼎談によって、『逆光』の制作から上映に至る背景を解き明かそうというのが、この番組の狙いであります。

トークによって明かされていくのは……

まず、渡辺あやさんと須藤蓮さんが出会ったいきさつ。

それは、2018年の夏に放送されたドラマ『ワンダーウォール』の制作現場だったのですが、果たしてそこでふたりはどんな会話を交わし、どのような共鳴と交流があって、今回の自主映画制作に至ったのか?

なぜ須藤蓮は、主演するとともに、みずから初の監督に挑んだのか?

そしてその舞台は、なぜ「尾道」だったのか?

……ネタバレにならない(なるヒマもない?)スピードとグルーヴで展開する会話は、おのずと本作のユニークな公開方法にも触れていきます。


ロケ地である「尾道」からスタートして、広島県内、京都、東京、全国へと拡大していくという、通常とは逆を行くルートで「自分たちの手で上映すること」を実践中。

ゆっくりとみなさんの街にたどり着くことを目指している『逆光』。

3人の会話は、どこまでも続いていきそうです。

多くの人を巻き込む魅力と心意気に満ちた、映画『逆光』のまばゆい照り返しを、まずは音で受けてみませんか。


▼映画『逆光』オフィシャルサイトはこちら

※京都・出町座にて、2021年8月13日(金)〜8月26日(木)の2週間限定上映が決定しています!


渡辺あやさんと須藤蓮さんのインタビューは、8月10日(火)夜9時〜の、森田恭子の「おとといラジオ」でも、また違った角度からうかがったものをお届けします。お楽しみに!

Whole Earth RADIO
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週日曜 17時00分~18時00分
出演者:DJ:森田恭子 / ゲスト:須藤蓮(監督・主演)、渡辺あや(脚本)
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。