聴いて読んで楽しめるラジオ番組『Clip』、4月4日に始動!多彩なパーソナリティー陣が神戸のお昼の顔に

ラジオ関西のトピックスサイト「ラジトピ」と連動する新番組『Clip』(ラジオ関西)が、4月4日(月)からスタートする。毎週(月)~(木)、午後2時30分から午後4時までの生放送。

パーソナリティーは日替わりで、週の初めとなる(月)は、シンガーソングライターの近藤夏子とラジオ関西の春名優輝アナウンサーが担当。(火)「紅しょうが」(熊元プロレス・稲田美紀)、(水)「からし蓮根」(伊織・杉本青空)と、いま注目のお笑い芸人コンビが昼ワイドに登場する。(木)はベテランお笑い芸人の高山トモヒロとラジオパーソナリティーの慶元まさ美の2人体制で進行。バラエティー豊かなラインナップが、港町の午後を彩る。

番組のなかでは、思わぬことの真相がわかる「メカラウロコ!?」(月)、世の恋愛事情を紅しょうがの2人が斬る「恋の世論調査」(火)、熊本出身のからし蓮根に関西のことを学んでもらう「関西あるある勉強会」(水)、今どき500円で何ができるか!?「ワンコイントーク!」(木)など、好奇心をくすぐるコーナーが目白押しだ。

番組ではリスナーからのメールも受け付けるほか、放送内容の一部はラジオ関西のトピックスサイト「ラジトピ」にも掲載。聴いて読んで楽しめるメディアミックス番組となる。

『Clip』担当パーソナリティーは、次のようにそれぞれ意気込みを語っている。

【近藤夏子】(月)
「とにかく“楽しく!”できたらいいなぁと思っています♪ 自分が楽しんで、その楽しさが伝染していくような番組にしたいなぁと。春名アナと、どんな相性なのか、、始まってみてのお楽しみ! しゃべりたいことをしゃべって、聞きたいことを聞く! リスナーのみなさんとたっくさんおしゃべりしたいです♪ 頑張りますっ!!」

【春名優輝】(月)
「あなたに素晴らしい1週間のスタートを切ってもらえるよう、精一杯努めます! 近藤さんの犬にはなりません! ガルガル……」

【紅しょうが 稲田美紀】(火)
「ラジオ関西のお昼の顔をやらせていただきます、紅しょうがです! 夜から昼に移動してもわたしたちの恋愛を応援してほしいです! 『のびしろ』(※)の魂は胸に秘めてラジオやらせていただきますわね!」
(※)今年3月まで紅しょうがらが週替わりでパーソナリティーを務めていた『よしもと☆のびしろアワー』のこと

【紅しょうが 熊元プロレス】(火)
「毎昼神戸の洋食を食べてから挑みます!!! デミグラスが漂ったらすみません!」

【からし蓮根 伊織】(水)
「しっかりとお昼の顔になれるように、すごく頑張ります」

【からし蓮根 杉本青空】(水)
「最終的には神戸の人たちが熊本弁になってしまうくらい定着させます!」

【高山トモヒロ】(木)
「神戸市民になりたいぐらい意気込んでおります! リスナーの皆様、よろしくお願いします!」

【慶元まさ美】(木)
「パートナーがいる番組は本当に久しぶりでドキドキですが、それ以上にとっても楽しみです。皆さんにも楽しんでいただけるようにがんばりますのでよろしくお願いします」

Clip
放送局:ラジオ関西
放送日時:毎週月曜~木曜 14時30分~16時00分
出演者:(月)近藤夏子、春名優輝 (火)紅しょうが (水)からし蓮根 (木)高山トモヒロ、慶元まさ美
番組ホームページ

【番組メールアドレス】
 (月)ss@jocr.jp
 (火)beni@jocr.jp
 (水)karashi@jocr.jp
 (木)tk@jocr.jp

※該当回の聴取期間は終了しました。

「終戦」ドイツでは? 映画が描いてきたナチ・戦争の姿をドイツ人翻訳家が解説

フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝のラジオ番組、『武田砂鉄 ラジオマガジン』。8月17日は、月曜レギュラーでドイツ出身の翻訳家・エッセイストのマライ・メントライン氏とトークを繰り広げた。

マライ「今日のテーマは、ドイツ社会は映画を通じてナチスの過去とどう向き合ってきたのか、ドイツが制作したナチス映画傑作選です。なんでこのテーマを選んだかというと、日本では8月15日が終戦の日で、今年もテレビで中継された政府主催の全国戦没者追悼式を見て、「ああ、もう81年も経ってて、やっぱりあの戦争との向き合い方って難しいなあ」と思ったんです。ドイツの終戦は1945年5月8日で、日本より3カ月早いんです。ドイツでも過去との向き合い方の問題があって、ヒトラー、そしてナチスの社会的な狂気は、「あれはなんだったんだろう」とか今なお答えが出ていないことが問題になってるんですよね。毎年、日本だと戦争を扱った映画とかドラマが公開されると思うんですけど、ドイツでも第二次世界大戦とかナチズムをテーマにした映画がよく制作されるんです。日本と同じように、決まった時期に出ることはあまりなくて、オールウェイズ出る状態ではあるんですけど、それでもわかるように、なんかその「もやもや」、「あれは何だったんだろう」っていうのが残ってるんでしょうね。で、映画を紹介したいなと思って、一応7本用意してるんですけど多分全部できないので…」

武田「7本!」

マライ「(笑)無理ですね。まあ、とりあえず行っちゃいますかね。まず、ナチズムの誕生の予感というテーマで皆さんに見てほしいのが、『白いリボン』っていう2009年の映画です。舞台は第一次世界大戦の直前。1913年から14年の北ドイツのある村で、子どもたちに対して暴力的な躾が行われてたんですね。宗教的な抑圧もあって、さらに階級社会だったんです。映画の主人公は、新たに村の学校の先生として就任する男性なんですけど、彼はなんとなく「子どもたちが変なんじゃない?」、「なんかちょっと行動が変わってるんじゃないかな?」って気づくんですね。さらにいくつかの不思議があって、暴力的な事件が起こるんです。これはドイツの第二帝国時代後期の権威主義的な人格否定教育がテーマになってるんですね。それにさらされた子どもたちは、その後どうなるのかというテーマでもあるんです。要するに、ファシズムの中で育った子どもたちは、その後どうなるかっていうことです。この子どもたちが大人になったタイミングがナチスドイツの時代なんですよ。そういう権威的な教育システムとかは、結局、ナチズムの下準備みたいなものになってたんじゃないかっていう可能性を問う傑作なわけです」

武田「不気味な感じですよね」

マライ「不気味ですよ。ちょっとミステリー映画っぽい感じですよ。音楽なしで白黒、ハッピーに見る映画ではないんですけど、やっぱ傑作なんですよね」

武田「こういうところから、ナチズムが始まっていったんだっていうのが見えてくるってことなんですね」

マライ「そう、もちろんナチズムだけではなくて、ファシズムそのものを問う作品でもあると監督は言っていて、なるほどなあと思います。で、2本目は『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』、 2005年の映画です。これは見たことあります?」

武田「ないです」

マライ「ご存知の方も多いと思うんですけど、1943年、ミュンヘン大学で反ナチスのビラをばらまいていたショル兄妹が実在しました。で、逮捕されるんですけど、その最後の尋問と裁判を、妹のゾフィー・ショルを中心に描いた映画です。彼女はキリスト教精神を軸にナチスに抵抗した世界的な偉人として有名だと思います。重要なのは、映画の中に出てくるゾフィーを尋問するゲシュタポの捜査官です。彼の描き方がすごくて、ありきたりな悪役としては描かれてなくて、ゾフィーの知性とか人間性に感心しちゃうんですね。心がちょっと動いちゃうんですよね。それがポイント。それは実際にそうだったらしくて、本人がメモみたいなのを残してるんですけど、どうにかゾフィー・ショルを救いたいって気持ちになるんですね。そこでゲシュタポの捜査官は、ナチスの論理を駆使して、なんとか命を助けようとするんですね。ナチスのシステムの中でこれだったら救えると彼女にも提案するんですね。でも彼女は拒絶するんですよ。偽善だから。そして死刑になるという映画です。で、すごく思うのが、自分があの時代に生きてたら、どれほどのことできてたんだろう。まず、ゾフィー・ショルにはなれなかったんじゃないかなって。どっちかっていうと、そのゲシュタポ捜査官のようなことをやったかな?ぐらいの感覚なんですよね。考えさせられる映画なんですよね。ナチスに、ある意味で感情移入するっていうのが大変興味深いと思います。演技もすごくて、そういう文脈で見てほしい映画です」

武田「やっぱり、完全な悪人と残された善人がいたということではなく、そのグラデーションの中で社会の空気が作られてしまった。だからこそ怖い。だからこそ恐怖があるっていうことなんですかね」

マライ「そうなんですよ。もし自分がその映画の中にいたら。この人だったらなにができたのか。なんかいろいろ思っちゃうんですよね。すごく考えさせられる映画です。」

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