電話詐欺対策に新手段 警察庁推奨アプリの実力とは
山梨県警察 渡邉さんとDJの藤本えみり
電話詐欺被害は依然深刻 山梨県で約5億5千万円
FM-FUJI『Awesome』内のコーナー「STOP!特殊詐欺」では、山梨県警察本部の協力のもと、増加する特殊詐欺の実態と対策が紹介された。
番組によると、令和7年の山梨県内における電話詐欺の被害総額は約5億5千万円。依然として深刻な状況が続いている。
さらに注目すべきは、被害の約6割が携帯電話への着信から発生している点だ。固定電話だけでなく、スマートフォンも主要なターゲットになっている。
警察庁推奨アプリが登場 詐欺対策の新たな選択肢
こうした状況を受けて、番組内で紹介されたのが警察庁推奨の詐欺対策アプリだ。
今回紹介されたのは、民間事業者が提供する「詐欺対策」と「詐欺バスター」の2つ。いずれも基本機能は無料で利用でき、スマートフォンにインストール可能だ。
主な特徴は大きく2つある。
1つ目は、詐欺に使われた電話番号からの着信をブロック、または警告表示する機能。これにより、利用者が犯人と接触するリスクを大幅に減らすことができる。
2つ目は、警察庁から最新の詐欺情報がアプリを通じて届く点。手口をいち早く知ることで、被害を未然に防ぐ意識を高められる。
家族での対策が鍵 スマホにも“防犯”を
番組では、アプリの導入を本人だけでなく家族にも広げる重要性が強調された。
電話詐欺は誰もが被害者になり得る犯罪だ。だからこそ、「家族を守るのは家族」という意識を持ち、日頃から声を掛け合うことが大切だという。
スマートフォンにアプリを入れるというシンプルな行動が、大きな被害防止につながる可能性がある。
より詳しい内容や実際のトークは、radikoのタイムフリーで聴くことができる。まずは番組をチェックし、できる対策から始めてみてはいかがだろうか。
※該当回の聴取期間は終了しました。
「言葉は箱」。ダースレイダーが語る、ラッパー式の言葉の使い方
フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄 ラジオマガジン」(文化放送)。11月5日(木)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、木曜前半レギュラーのロバート キャンベルの代打で、ラッパーのダースレイダーが、政治家やラッパーの「言葉」の使い方などについて解説した。
ダースレイダー「僕はラッパーなんですが、ラッパーっていうのは言葉を並べてね、それをリズムの上で言葉を演奏するのが仕事なので、『自分が扱っているものは何なんだろう?』っていうことは日々考えているんですけども、『言葉っていうのはただの箱だな』と。この箱っていうのにラベルが貼ってあるんですね」
武田砂鉄「うん」
ダース「その言葉の箱に、例えば『ダイアリー』っていうラベルが貼ってあったりとか。だけどその箱の中身が何かっていうことは、『ダイアリー』っていうラベルが貼ってあるからダイアリーが入ってるとみんな思って、そういうやり取りをするわけだけども、実は空っぽだったり違うものが入ってたりって、そういうケースがあるっていう風に僕は言葉を捉えていて。
それで思いついたのが、政治家の言葉ですよね。例えば『真摯に受け止める』っていう言葉があった時に、『真摯』が入ってるっていうことになってるわけじゃないですか?」
武田「それを言うことによってね」
ダース「言うことによって、もう『自分は真摯に受け止めてます』。『寄り添います』って言った時も『寄り添ってる』っていう態度が、その箱の中に入ってるってことで『じゃあ次に行きましょう』って話になるけども、やっぱり政治家の言葉を見てると『これ中身入ってねえな』と。『ただ言ってるだけだろう』と。ってなった時に、『中身が入ってないけど空の箱を置かれてるだけの時、どうすればいいんだろう?』とか。逆に言うと悪い言葉っていうのが、例えばね、トランプさんって非常に言葉が悪い。悪いっていうか汚い言葉をね、強い言葉をバンバン使うんですけども、例えばイランの戦争の時にね、『文明を消滅させる』っていう、強烈なことを言ったわけですよ。
あれ、文字通り受け取ったらとんでもないことを言っているんですけども、トランプさんの言葉の使い方って、その箱の中には感情が入ってるわけですよね?
トランプさんの場合は、そういったラベルに強烈な毒々しいものを貼ってある箱を置くっていうことにメッセージがあって、実際の中身に『文明を消滅させる』っていうことが具体的に入っている必要は、多分あの人の場合ないんですよ。
ただその強い、ギラギラした箱を『ボン』って置くってことが、トランプさんの場合はありまして、あとは非常に使う言葉が、表現が難しいんですけども、あんまり言葉数のバラエティを多くしないんですよね。
でも褒めるときは『アメージング!』って言っとくと、色んなものがそこに入ってるわけですよ。『ワンダフォー!』とかね(笑)。
で、去年の夏に『ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法(OBBBA)』っていう法案を出した時も、一つの美しい法案みたいなことを言って『中身は何なんだ?』って言ったら、別に中身は無いっちゃ無いんだけども、ただすごいキラキラ輝いてる箱を置くっていう言葉の使い方をしていて。
だから僕は、会話している時っていうのは、『お互いみんなこの言葉の箱を並べているな』と。だけどその中身が何であるのかって想像しながら、『この人がこの言葉を置いたってことは、『この人だったらここにこういうものが入っているだろう』と。逆にあんまり関係性がない時は、とりあえず置いてあるラベルで『まあこういうことを言いたいんだろうな』っていうことを想像すると。
だから人間のコミュニケーションって、実は関係性に寄っていて、『言葉で何々を言ったから』とかだけで反応してしまうと、コミュニケーションは成り立たなくなってしまうんですよね。
例えば、すごい仲がいい友達同士で肩を組みながら『お前は本当にバカな奴だな』と言った時にね、それを字面だけで『お前は本当にバカな奴だ』っていう箱だけ見たら悪口を言っているように取れる」
武田「そうですよね」
ダース「SNSとかでね、急に『お前は本当にバカな奴だ』って言われたら『なんだなんだ!そんなこと言って』ってなるけども、まあもう長年の友人同士で『お前はバカな奴だな』って言ってる時に、しかもニコニコ笑いながらの場合、その箱の中身っていうのは『友情』だったり『愛情』だったりするわけですよ。
そこが結構言葉の仕組みとしては大事で、だからラベルで何かを言ったことになっているのではダメで、中身が何なのかっていうことを考えなきゃいけなくて、ただし中身は空の場合もある、でも『ラベルは置きました。この箱は置いたんだからそういうことを言ってるんですよ』って言い訳にもなっちゃうんですよね。
本当は露ほどもそんなことを思っていない。でもこれって逆のパターンもあって、例えばそのヘイトの言葉だったり差別をしている時にね、『そんなつもりはなかった』っていうことをそういうラベルが思いっきり貼ってある箱をドーンと置いておきながら『あっ、そういうつもりはなかった』」
武田「『そんな気持ちはないんです』とかね、ありますね」
ダース「誤解を与えてしまったようで……『いや、だって箱にはそう書いてあるんだから』。これも実は今の構造と逆で、『あなたとの関係性がないから、箱で判断するしかないんですよ』と。だから二重の構造があって、どの箱を置くかっていうのも実際関係性によって変わってくるわけですよね」
この後も、ダースレイダーさんは「言葉」について思うことを、たっぷり語りました。