こどものSNS被害が10年前の約4倍に 土屋啓子さんが解説する「サイバー空間でもこどもを守ろう」

山梨県警察 土屋啓子さん

こどものSNSをきっかけとした犯罪被害が増えています。

FM-FUJI『Awesome!!』内の「STOP!特殊詐欺」では、山梨県警察本部サイバー犯罪対策課の土屋啓子さんが、こどもがサイバー犯罪に巻き込まれないための対策について解説しました。

今回のテーマは「サイバー空間でも こどもを守ろう」。SNSやスマートフォンが身近になった今、家庭で考えておきたいポイントが紹介されました。

こどものSNS被害が10年前の約4倍に

土屋さんがまず注意を呼びかけたのがSNSです。

大人がSNSを通じた詐欺被害に遭うのと同じように、こどももSNSで面識のない人物と知り合い、犯罪に巻き込まれるケースがあるといいます。

さらに問題となっているのが、被害に遭うこどもの「低年齢化」です。

原稿では、SNSをきっかけとした犯罪の18歳未満の被害児童が、昨年全国で1,566人に上ったと説明。そのうち小学生の被害は全体の約1割で、10年前と比べて約4倍に増加していると紹介されました。

また、こども自身のスマートフォン利用も広がっています。

こども家庭庁の『青少年のインターネット利用環境実態調査』として、原稿では自分専用のスマートフォンを持つ割合が小学生74.9%、中学生95.4%、高校生99.1%と紹介。1日3時間以上インターネットを利用する割合も、小学生61.7%、中学生78.1%、高校生86.0%となっています。

誹謗中傷や個人情報の流出にも注意

18歳未満のこどものトラブルとして多いものに、誹謗中傷やいじめ、個人情報の流出が挙げられました。

SNSに個人情報を載せてしまうだけでなく、直接載せたつもりがなくても情報を特定され、嫌がらせを受けるケースもあるといいます。

さらに、SNSで知り合った人物から誘い出され、性犯罪や殺人、略取誘拐などの被害につながるケースも紹介されました。

こどもを守るために家庭でできる3つの対策

土屋さんが紹介した対策は3つです。

1つ目は「ペアレンタルコントロール」。保護者がこどものスマートフォンの使用状況を確認したり、利用を制限したりする機能です。

2つ目は「フィルタリング」。アダルトサイトや暴力的な表現のあるサイトなどをこどもが閲覧できないようにするサービスです。原稿では、SNSをきっかけとした犯罪の被害児童の約9割がフィルタリングを利用していなかったことも紹介されています。

そして3つ目が、家庭での「ルール作り」。

保護者が一方的にルールを押しつけるのではなく、こどもと一緒に話し合って決めることがポイントだと土屋さんは説明しました。SNSなどを利用する際のルールやマナーを、こどものうちから身につけることが大切です。

便利なインターネットを安全に使うために、家庭で一緒に利用方法を考える――。番組では、もしトラブルに遭ってしまった場合には警察へ相談することも呼びかけました。

土屋さんが紹介した具体的な対策や、こどものインターネット利用をめぐる現状については、放送をタイムフリーで聴くことができます。

Awesome!
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週金曜 7時00分~11時37分
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