山梨県内で6640万円被害SNS型投資詐欺「必ず儲かる」に要注意
山梨県警察 渡邉佳彦さん
山梨県内で60代男性が6640万円の被害に遭ったSNS型投資詐欺。FM FUJI『Awesome!』の「STOP!特殊詐欺」では、山梨県警察本部 生活安全企画課の渡邉佳彦さんが、SNS型投資詐欺の手口と被害を防ぐためのポイントを改めて解説しました。
山梨県内で6640万円の被害
これまで「STOP!特殊詐欺」では、さまざまな特殊詐欺の手口を紹介してきました。
今回取り上げたのは、以前にも紹介した「SNS型投資詐欺」です。
渡邉さんによると、何度も注意が呼びかけられているものの、犯人側の手口が巧妙なため、現在も同じような手口による被害が発生しています。
実際に本年9月、山梨県内では60代男性がSNS型投資詐欺の被害に遭い、被害額は6640万円に上ったといいます。
「必ず儲かる」などの誘いに注意
SNS型投資詐欺では、SNSなどを見ていると、有名な人の写真や名前を使った広告が表示されることがあります。
そこには「この投資でもうかった」「初心者でも簡単に儲かる」「特別に投資を教えます」など、投資を勧める言葉が並んでいます。
また、SNSを通じて知り合った相手から「必ず儲かる」と投資を勧められ、LINEなどのSNSグループに招待されるケースも。
グループ内には「私も投資して儲かりました」「先生の言うとおりにしたら利益が出ました」などの書き込みが複数あるものの、渡邉さんは、こうした書き込みが犯人側によって用意された「サクラ」の場合があると説明しました。
その後、「投資するための資金」「利益を引き出すための手数料」「税金」など、さまざまな理由をつけてお金を振り込ませ、さらに「保証金が必要」などと要求されることで、被害が大きくなることもあるそうです。
被害に遭わないための3つのポイント
渡邉さんが挙げた、SNS型投資詐欺の被害に遭わないためのポイントは3つ。
1つ目は、「必ず儲かる」「絶対に損をしない」といったうまい話を信用せず、詐欺を疑うこと。
2つ目は、SNSで知り合った人から投資を勧められたり、投資用のグループに誘われたりしても、安易にお金を振り込まないことです。
犯人は「この機会を逃さず、急いで振り込んでください」などと焦らせてくる場合がありますが、決して振り込まないよう呼びかけました。
そして3つ目は、不審に思った場合は、すぐに警察へ相談すること。
SNS型投資詐欺は、突然犯人から電話がかかってくる手口とは限りません。SNSを見ているときやインターネットを使っているときに、何気なく見た広告から始まることもあれば、SNSで知り合った人から投資話を勧められることもあります。
やり取りの中で「投資」「儲かる」「送金」といった言葉が出てきたら要注意。今回の放送をきっかけに、家族ともSNS型投資詐欺について確認してみてはいかがでしょうか。
FM FUJI『Awesome!』の「STOP!特殊詐欺」では、今回のほかにも特殊詐欺の手口や対策を紹介しています。放送を聴き逃した方は、radikoのタイムフリーで放送内容をチェックできます。
山梨県警察 渡邉佳彦さんとDJ藤本えみり
※放送情報は変更となる場合があります。
「バスの運転士」の一言が、10年前の記憶を呼び覚ました―ラジオが結んだ、不思議な再会
先日、ニッポン放送では『上柳昌彦 あさぼらけ スペシャル ~あけの語りびと~』をお送りしました。実は8人の方を取材させていただいたのですが、皆さんのお話が、どれもドラマがあって、ご紹介しきれませんでした。
そこで、ご紹介できなかった4人の方を、4週にわたって、『あけの語りびと』でお届けしています。今週は3人目の方です。不思議なご縁で繋がるラジオネーム「すみちゃん」の物語です。
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」。その翌日は水曜日だったので、いつもの『あけの語りびと』は、急遽お休みして、熊本からメールを送ってくださったリスナーさんに電話をつなぎました。
実はその方、10年前にもお話を伺っていたんですが、いただいたメールでは、同じ方だと分からなかったんです。お話の中で、『10年前、バスの運転士だった…』と聞いた瞬間、「あっ、あの時の!」
私の脳裏に、10年前の記憶が、鮮明に蘇ってきたんです。不思議なものですね。「バスの運転士」という言葉が、10年の時を経て、私の記憶の引き出しを開いてくれたんです。
熊本市にお住まいのラジオネーム「すみちゃん」は、50歳です。ラジオを聞くようになったのは、中学三年生の冬。受験前にインフルエンザで寝込んだ時、枕元で聞いたラジオが、とても面白かった。それが、ラジオとの出会いでした。
当時、熊本ではニッポン放送が聞けなかったので、窓際にラジオを置いて、向きを傾けたりして、雑音の中、聞いていたそうです。
「そうそう、上柳さんの声を初めて聞いたのは私が高校二年の時でしたね。こちらのローカル番組が始まる前の、夜7時10分から20分だけ、熊本放送(RKKラジオ)で、『花の係長 ヨッ!お疲れさん』がネットされていたんです。東京のラジオ局は、めちゃくちゃ面白い!と思って聞いていましたよ」
高校へ通う電車の中でもポケットラジオで聞くほど、ラジオ好きになったすみちゃんは、大学を卒業すると教員免許を取り、中学校の「技術」の教師になりました。本棚を作る木材加工や、電子製品のはんだ付けなどを教えていたそうです。
しかし、教師の仕事は勤務時間が長く、生徒や保護者への対応など、さまざまなことが重なり、別の道を考えるようになります。
子どもの頃から乗り物が大好きだったすみちゃんは、36歳のとき、市内バスの運転士になりました。始発バスを担当する日は、朝5時過ぎには発車前の点検作業を始めます。
「朝早く起きるのは、やっぱりつらいんです。眠い目をこすってラジオをつけると、あれ?上柳さんの声が流れてきたんです。『あ、うえちゃんの番組が始まったんだ!』と、朝の楽しみが生まれましたね」
ところが、番組スタートから3週間後、2016年4月14日夜9時26分、熊本地震が発生しました。その夜、地震の様子をメールで知らせてくださったすみちゃんに、翌朝、スタジオから電話をつないだんですね。
あの電話から10年が経った今、バスの運転士さんをされていないと伺って、どうされたのか、ちょっと気になって、お話を伺うと、体調を崩されたとのこと…。検査を受けると腎臓の機能が低下していて、今は週に3回の透析を受けています。昼間の仕事は難しくなって、夜、ガソリンスタンドの事務をされています。そこでは、ラジオが聞けます。
オールナイトニッポンから「あさぼらけ」へ…「明け方、ラジオから、うえちゃんの声が流れてくると、ああ、そろそろ今日も仕事が終わりだなぁ、って思うんですよ。今は、ラジオから聞こえてくる、うえちゃんの声が、ホッとする一日の締めくくりになっています」
ラジオネーム「すみちゃん」、今朝もお仕事、お疲れ様です!