朝、頭をスッキリさせるにはコーヒーよりも緑茶がおすすめ! 東洋医学のエキスパートが解説

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J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。2月12日(火)のオンエアは、常に調子よく生活を送るために必要な、「体調管理の食事術」をテーマにお届け。東洋医学のエキスパート・鍼灸Meridian烏丸の中根 一院長が、緑茶や豚肉の効果を解説しました。


■健康的な朝を迎えるには、コーヒーより緑茶がおすすめ!

なかなか起きられず、朝が苦手という人も多いのでは? 中根さんによると、スッキリした目覚めを実現するために、コーヒーよりもおすすめの飲み物があるそうです。

中根:朝にコーヒーを飲む人が多いのではないでしょうか。100グラム中に含まれるコーヒーのカフェインは緑茶の3倍もあり、スッキリと目覚めるための覚醒効果があります。しかし、もともと緑茶は、熱冷まし、眠気覚まし、滋養強壮に使われる漢方薬として、鎌倉時代にもたらされました。健康的に朝を迎えたいなら、総合力で見て緑茶がおすすめです。
別所:そうなんですか。
中根:鎌倉時代に書かれた歴史書の『吾妻鏡』には、深酒をする癖があったという源頼朝をシャキッとさせるために、緑茶が献上されていたという記録も残っているほどです。これから重要なプレゼンが控えているビジネスパーソンは、朝は少し濃いめのお茶を飲んで、クリアな頭でパフォーマンスを発揮してください。

緑茶ポリフェノールには、インフルエンザ対策の殺菌効果があります。ほかにも、健康にうれしい、さまざまな作用があります。

中根:正月太りをリセットするための脂肪燃焼、仕事のストレスによる血圧変動の調整。そして、ある国立大学の研究によると、1日2杯の緑茶で、認知症の予防も期待できるという論文があります。
別所:いいこと尽くしですね。
中根:緑茶の鮮やかな緑色の成分となっているクロロフィルは、口臭予防の作用として有名です。胃の働きを活発化する胃薬のような働きもしてくれます。


■黒酢の酢豚が疲労回復におすすめ!

後半では、老化の原因となる「糖化」を防ぎ、疲労回復に効果のある豚肉について解説しました。

中根:2000年前に書かれた東洋医学のテキストには、「老化や疲労回復には、豚肉がいい」と書かれています。事実、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1だけでなく、疲労回復を助けるビタミンB群や亜鉛などが豊富に含まれていることがわかっています。豚肉を使った料理にもいろいろありますが、僕のおすすめは黒酢酢豚です。タンパク質を消化しやすくするパイナップルや、血管を若々しく保つ玉ねぎ、体の酸化を防ぐニンジンが添えられていて、アルカリ性食品の黒酢で味付けされているので、万能なアンチエイジングメニューと言えるでしょう。


■“しおからみ”とは?

最後に、体調を整えてパフォーマンスを上げるためには、食材だけでなく「味覚」にも気を使う必要があります。疲れた体にピッタリの“味”とは……?

中根:薬膳というと食材が気になるところですが、実は味覚も大切な要素になっています。特に体が疲れたときには、“しおからみ”がいいと言われています。塩味と苦味を合わせたもので、塩味は筋肉の働きや栄養吸収を受け持つナトリウムの味、苦味は血液循環や神経の働きを調整するマグネシウムの味です。実際に“しおからみ”をとるには、天日干しをした天然塩や岩塩がおすすめです。

常に万全の体調で過ごすためにも、日頃から食事に気をつけていきたいですね。中根さんの話を詳しく知りたい方は『世界基準のビジネスエリートが実践している 最強の体調管理』(KADOKAWA)を手に取ってみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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母・樹木希林に「捨てられたんだ…」とショックを受けた思い出とは? 内田也哉子が明かす

J-WAVEの新番組『DIALOGUE RADIO-in the Dark-』(ナビゲーター:志村季世恵/板井麻衣子)。この番組は、暗闇のソーシャルエンターテイメント『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を主催するバースセラピストの志村季世恵が、暗闇のバーに毎回ゲストを迎え、一切、光のない空間で語り合います。

2月10日(日)のゲストは、内田也哉子さん。故・樹木希林さんの娘としても知られる、文筆家、俳優、音楽家です。また、3児の母でもあります。


■多忙な母…アメリカへのホームステイに

母子家庭で育った内田さんは、母・樹木さんが多忙であったこともあり、「ストレートな愛情は受けていないかも」と、樹木さんとの思い出を振り返ります。樹木さんと親交があった志村が、「恥ずかしくてあまり愛情を伝えることができなかった」と樹木さんが話していたことを明かすと、内田さんは驚いていました。

さらに、樹木さんの愛情表現について、内田さんが小学校3年生のときにニューヨークの田舎町で1年間ホームステイをしたときのエピソードを交えて、こんな話を明かしてくれました。

内田:「留学」なんて、そんなすごいことをしてるとは自分で思ってなかったです。当時、母が女手ひとつで育てていて、なおかつ朝の「連続テレビ小説」とかやってたときかな? とにかく忙しそうだなっていうのは、はたから見てもわかっていた状態でした。通っていたインターナショナルスクールの校長先生がアメリカ人で、私が鍵っ子なのをかわいそうだと思ったのか、「私の弟家族がアメリカにいて、子どもが3人もいて大家族なんだけど、一緒に遊びたい? そこに行きたい?」みたいに言われて、真っ先に「行きたい!」と言って、次の週くらいに全部決まってました。
志村:早いね!
内田:もしかしたら母にはもう話していて、「本人が行きたかったらいいんじゃない?」って校長先生と話していたのかもしれない。その真相はまったくわからないままだったんだけど。


■樹木さんと音信不通に…なぜ?

そうしてはじまったホームステイ。ニューヨークへ向かう際は、飛行機を乗り継ぎ、内田さんを送ってくれた樹木さん。滞在先の家族に挨拶をし、「近所にいっぱい子どもたちがいるから紹介するね」と言われ、内田さんが外出している間に、もう樹木さんはいなかったと言います。

志村:けっこうショックじゃない?
内田:ショック(笑)。「捨てられたんだ……」って思ったもん。
志村:そう思っちゃうよね。
内田:でもそれよりも、周りに子どもたちが増えて、きょうだいが増えて、友だちもいっぱいいるような楽しい暮らしに飢えてたから。私は、小学校低学年のときにはもう学校から帰ってひとりで鍵を開けて、家でずっとひとりで絵を描いてた。おもちゃを買い与えられなかったから。何してたんだろうって今でも思う。そういうわりと孤独な子ども時代から、めくるめく「これがアメリカのハッピーファミリーだよね」みたいな幸せな家族に引き取られた。けっきょく母からは1年間まったく手紙も電話もなかった。
志村:すごいね。
内田: 1年間経って「帰るよ」って言われたときに泣いて泣いて、「絶対に日本に帰りたくない!」って言ったくらい。
志村:ファミリーの一員だったんだね。
内田:なんで音信不通にしてたのかって、母の友人が聞いてくれたときに「自分もつらかったから、1回声を聞いちゃうと、子どもにもその思いが伝わっちゃう。だったら1年間って決まってるんだから、向こうの家庭に預けて、一切連絡をとらない」って。ちょっと潔癖症的なところがあるかもね(笑)。
志村:樹木さんも決意してたんだね。だって、樹木さんは愛情いっぱいの、情が深い方だったじゃない。
内田:そうかもね。出し方は普通とちょっと違うけどね。
志村:そうね。でも愛情が溢れるくらいにあった方だから、それくらい覚悟しないと揺れちゃうもんね、きっとね。
内田:だからたぶん、遊びに行ってるときに「じゃあね」も言わずに帰っちゃったんだと思う。
志村:そうだよ、きっと。

母・樹木さんとの思い出をたくさん語ってくれた内田さんでした。

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【番組情報】
番組名:『DIALOGUE RADIO-in the Dark-』
放送日時:毎月第2日曜日25時−26時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/dialogue/

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