「早く帰りたい」のはサボりたいからじゃない! 若い世代と上司世代がわかりあうためには

長時間の残業をし、仕事漬けの毎日を送る――働き方改革が叫ばれる今、そうしたライフスタイルは時代遅れと言えます。若者世代は、どんな働き方を望んでいるのでしょうか? J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「AMERICAN EXPRESS PICK ONE」でトークしました。

同コーナーは、300万ユーザーが使用するソーシャル経済メディア『NewsPicks』とコラボレーションし話題の記事を取り上げています。この日に取り上げたのは、「イマドキの若者世代が嫌な働き方、3位地道にコツコツ派、2位頭脳派、1位は?」(@DIME)という記事。今時の若者世代が嫌う働き方をテーマに、プロピッカーで、ハピキラFACTORY代表取締役社長の正能茉優さんにお話を訊きました。

オンエアは2月18日(月)。この週は、ナビゲーターのサッシャがお休みということで、山中タイキが代演。アシスタントの寺岡歩美と共にお届けしました。


■「早く帰りたい」=「手を抜きたい」ではない

ジャパンネット銀行の調査によると、若者世代が嫌いな働き方1位はダントツで「体育会系派」(61%)。調査結果では、「楽をしたい手抜きワーカー」という表現があります。山中が「なぜこの記事を『NewsPicks』でピックしたのですか?」と問うと……。

正能:上の世代と、私たち若者世代の間で、働き方の解釈に差があるのではないかな、と思って。私たちの世代にとって「早く帰りたい」というのは、手を抜きたいのではなく「効率的に働きたい」という気持ちがあるから。それが「手抜きワーカー」という言葉になってしまうということは、働き方の実態は同じだとしても、解釈が異なり、乖離が生まれているのかなあと。そう思ってピックしました。
山中:上の世代に、「短い時間で終わるじゃないですか」ということは言っても伝わらないのですか?
正能:入り口が違うからこそ、言いづらいというのもあるでしょう。「早く帰りたい」と言った時点で「サボりたいんでしょ。楽したいんでしょ」と思われてしまうと、そこに対して何かを言うのは難しいので、解釈のズレを近づけていけないかと考えています。
 

『STEP ONE』

 

 


■仕事に打ち込むか、生活のバランスを保つか…ベストな働き方は人それぞれ

若者世代は仕事、友だち、家族など人生を構成する全ての要素をバランスよく楽しみたいという世代。5時に帰ると「仕事をサボっている」と思われることもありますが、逆に「家族を大切にすることをサボってない?」「自分の好きなことをサボってない?」と思う……「人生をサボりたくないという思いが強いのでは」と正能さんは話します。

寺岡:「人生をサボりたくない」って、いい表現ですね。
正能:若い世代は、大学時代や若いときに東日本大震災を経験して、「いつか自分の好きなことをしよう」とか「いつか家族を大事にしよう」という「いつか」が本当に来るかわからないことを体感している世代なので、デイリーに自分の大切にしていることを大事にしていこうという考えなのだと思います。
山中:どこからが仕事で、どこからが趣味の領域か境目がなくなってきてるから、正直なところ「オン・オフ」という言葉も当てはまらないなというのは感じますよね。
正能:働き方というより、生き方の一部として仕事があると思えば、早く帰りたい、そのぶん他のことを大事にしたいという人がいてもいいと思うし、好きなことを仕事にしているからずっと働きたいという人がいてもいい。個人の選択というのを大前提として、自分で判断ができないくらい働いてしまう状況に陥ったときに、そういう人を救うセーフティネット的な制度は必要だと思います。


■上司世代と若者世代がわかりあうために重要な「言葉選び」

なお、上司世代との理解を深めるために何が必要か聞くと、正能さんは「わかりあうための第一歩として、お互いを傷つけない言葉選びをすること」を挙げました。

正能:「手抜き」と呼ばずに「効率よく働きたい」と言うと、実態に対して意識のすり合わせができると思います。

上司世代と若い世代、双方のコミュニケーションが重要です。相手が何を大事にし、どんなふうに働きたいか。フラットに話し合い、ベストな環境を作り出すために、「言葉選び」を意識してみては。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

 

 

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シンプルながらやみつきになる味! 素材の旨味を最大限に活かしたフレンチランチ

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』。この週はお休み中のサッシャに代わり、山中タイキと寺岡歩美でお届けしています。2月19日(火)オンエアの「7-ELEVEN LUNCH HUNTER」では、山中おすすめの、祐天寺にあるフレンチのお店「branch」を紹介しました。

お店は祐天寺駅から徒歩3分ほど。隠れ家的で、フランスの田舎をイメージさせるアットホームな雰囲気です。オーナーの佐伯奈緒美さんは、フランス料理の世界で働いていました。佐伯さんの友人がお店を手放すことになり、佐伯さんが一人で切り盛りできるお店として、一般家庭の雰囲気が味わえる食堂にすることに。今では顔なじみのお客さんも増えています。
 

フレンチのお店「branch」

 

 

フレンチのお店「branch」

 


番組では2種類のセットメニューを紹介しました。

■本日のキッシュと野菜のサラダ(1200円)

 

 

 

 

本日のキッシュと野菜のサラダ

 


野菜は提携先から届く産地直送のものを使用。プレートには、ラタトゥイユ、キャロットラペなど約12種類が乗っています。

佐伯:キッシュにはレンズ豆と、今は季節のユリ根を入れています。私自身が、野菜は塩とオリーブオイルがあれば美味しくなると思っているので、味付けはそれを主に使っています。

キッシュが見えないくらい野菜がのっていて、色合いも鮮やか。キッシュはアッサリとした味わいです。

■本日のスープとパン(1000円)

 

 

 

 

本日のスープとパン

 


「野菜のスープ」には、なるべく水と塩と野菜しか使わないようにしていると佐伯さん。

佐伯:水分をなるべく入れずに作ってます。蓋をして弱火でゆっくりと炒めていくと、野菜そのものの水分が出てきて、旨味と甘味が出てきます。そこに少しだけ水分を足して、クリームなどを足します。飲むというよりも「食べる」という感じのスープです。

季節によって使われる素材は変わります。パンはトロトロのチーズが乗って焼かれたものをいただきます。スープとパンというシンプルなセットですが、これがやみつきに! また山中は、食後にレモネードを飲むことをおすすめしました。

山中:“食べるレモネード”と言われていて、レモンがたくさん入っています。非常においしいです!

皆さんもぜひ、試してみてください!

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