プロレーサーも通う! 初心者でもプロと同じレースを体感できるスポット

J-WAVEで放送中の番組『CHINTAI ACTIVE ON SUNDAYS』(ナビゲーター:森矢カンナ)。3月10日(日)のオンエアでは、プロレーシングドライバーの千代勝正さんをお迎え! モータースポーツの世界に注目しました。


■日本のトップドライバーも使用するシミュレーター

千代さんは、国内外のレースで活躍する日本を代表するトップドライバーです。今シーズンは、耐久レースの世界選手権「INTERCONTINENTAL GT Challenge」に参戦しています。

今回は、千代さんがアドバイザーを務める、秋葉原の「D.D.R」でお話を伺いました。ここは、プロも通う、レーシングシミュレーターが体験できるスポットです。D.D.Rについて、詳しくお話を訊きました。

千代:僕たちが実際にやっている、レーシングカーでサーキットを走るということを、一般の人が簡単に体験できる場所です。僕自身もレースで世界中のサーキットを走るので、行ったことのないサーキットは、ぶっつけ本番ということがあるのですが、映像の確認以外で一番練習できるのがレーシングシュミレーターなんです。D.D.Rは「誰でもレーサー」という意味で、誰でもレーサーになれるお店です。

およそ自動車1台分もの値段がするというレーシングシュミレーターですが、D.D.Rでは10分単位で気軽に体験できます。プロのレーサーも、この施設に練習に来ているとか。見た目はゲームセンターにあるレースゲームに似ていますが、違いはあるのでしょうか。

千代:レースゲームは、どんな人が乗ってもすぐに楽しめるように、少し簡単に作られています。小さいお子さんでも乗れるようになっていますが、レーシングシュミレーターは本当のレーシングカーを忠実に再現しているので、簡単にスピンしたり壁に当たるので全然優しくないです。リアルを体験してもらうのがレーシングシュミレーターなんです。


■ドライバーのレース中の心理は?

千代さんはレース中、前の車に対して「絶対に抜いてやる」と追いかけながら、どうやったらタイムが上がるか、何個もあるコーナーを1個ずつどのように走るかなどを、常に考えてレースをしています。

千代:1周前の記憶を次の周回に活かすんです。1周前に「このコーナーはオーバースピードだったな」と思ったら次の周はブレーキを早めにしてみたり。「まだ行ける」と思ったらスピードを上げたりと、微妙な修正を毎周しながらレースをします。けっこう頭を使っているんですけど、考えすぎても集中できないので感覚的にやっています。ただ、走る前にイメージトレーニングをしておかないと、コースに出てどうしたらいいか分からなくなるので、走ってない時間にも考えます。そういう意味では、シミュレーターでイメージを作るのはけっこう大事だと思います。

アスリートの要素も強いレーシングドライバーですが、「車が好きでレースをはじめたので、プロスポーツ選手になる感覚はなかった」と千代さん。実際は、長時間集中力を切らさずに走るのはフィジカル的にも辛く、心拍数は190〜200とフルマラソンと変わらない程になると言います。さらに、真夏のレースでは車内温度が50度近くになることもあり、過酷な条件でレースをすると「僕たちはアスリートだな」と実感すると語りました。

昨年は、日本を中心にSUPER FORMULAなどに参戦した千代さん。今年は、世界を転戦する「INTERCONTINENTAL GT Challenge」で世界の強豪ドライバーたちと戦います。「優勝してシーズンチャンピオン。日本に帰ってきたときは、ファンの前で優勝したい」と抱負も語りました。

オンエアで森矢は、実際にレーシングシュミレーターを体験! 「普段味わえないスピードやエンジン音もリアルに体験できるので、車好きの方は行ってみてください」とオススメしました。ぜひ足を運んでみてください!
 

 


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【番組情報】
番組名:『CHINTAI ACTIVE ON SUNDAYS』
放送日時:日曜 12時-12時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/activesundays/

 

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漫画家の睡眠事情! 『暗殺教室』松井優征が明かす「最長45時間、起きっぱなし」

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』のワンコーナー「RAIZIN SMART SWITCH」(ナビゲーター:佐藤オオキ)。3月11日(月)〜14日(木)の4日間は、漫画『暗殺教室』(集英社)の作者・松井優征さんを迎えて、「睡眠にこだわる人たち」をテーマにお送りしました。


■カーテンへのこだわり

まずは、「朝型か夜型か」という話題から。

佐藤:クリエイターによって、夜に調子があがってくるタイプと、朝早く起きて頑張ったほうがいい人がいますよね。
松井:僕は完全に夜ですね。朝焼けがくるとガッカリするというか、明るいこと自体が不快というか。
佐藤:暗いことが大事なんですね。
松井:一番こだわるのはカーテンですね。遮光一級のやつ。
佐藤:僕も完全にそう。日光を求めないですね。日当たりとか全く求めない。
松井:「とにかく遮光性の高い黒いやつを」って言ったら、「お客さま、本当に光がお嫌いなんですね」って言われました。
佐藤:むちゃくちゃ面白いですね、それ。
松井:睡眠のことに関して、すごく文句が言いたい相手がいて、それは「地球」です。「もっと遅く回れ」って。
佐藤:「朝よ、来るな」ということですか?
松井:24時間というのが向いてない。20時間くらいは起きていたいんですよ。でも残り4時間じゃ睡眠は足りない。
佐藤:ショートスリーパーってたまにいるじゃないですか。2?3時間でも全然動き続けるという。
松井:羨ましいですよね。
佐藤:人生を倍くらい生きているように思いますよね。
松井:忙しい世の中だともっと起きていたいじゃないですか。だけど24時間しかないので。地球の自転がちょっとずつ遅くなって、何億年後には30時間くらいになるらしいですけど、そのときが早くこないかなと思いますね。

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■少し硬いベッドがいい

続いて、寝具へのこだわりについてトークが展開しました。

佐藤:敷布団や掛け布団のこだわりはありますか?
松井:一番不満なのは、掛け布団カバーですね。だいたい、6カ所くらいに紐がついていて、1個ずつ蝶々結びにしなければならない。ワンタッチでできるものはないんですかね。
佐藤:僕、それが面倒くさくて、いくつかしか結ばないから、布団が寄ってしまって、起きたらカバーだけで寝てるんですよね。
松井:布団カバーの中で団子みたいになってるんですよね。
佐藤:一番ヘコむのは、自分がカバーで寝て、犬がちゃんとおいしいところで寝てるんですよね。やっぱり動物ってわかってるなと思うんですよね。あれは改善のしようがある気はしますね。
松井:オオキさんは、何かこだわりの寝具はありますか?
佐藤:安いビジネスホテルのカチカチのマットレスが好きです。横になるとスプリングを感じるくらいの。一巡して、あれがいい感じですね。たまに、クライアントの気遣いで高いホテルに泊まると、フカフカ過ぎて落ち着かないですよね。浮いているような感じがして。
松井:昔って、「高いイコール柔らかい」というイメージでしたけど、だんだん変わってきましたよね。今は、ほどよく硬くないといい睡眠が取れない。低反発布団とかが確立して、逆に高いホテルに泊まったときに硬い。いいんだけど、ちょっとガッカリする。
佐藤:海外の安いビジネスホテルに泊まると、マットレスがカチカチなだけじゃなくて、掛け布団もやたら重いのに寒いんですよ。それはすごく寝苦しいですね。

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■「寝たいときに寝たい」

松井さんは、週に1度は徹夜すると言います。

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松井:寝たいときに寝たいという意味では、漫画家という商売は天職で、締切りは週1回だけ守ればよくて、いつ寝ても、いつ起きてもいい。
佐藤:そうか。その辺のマネジメントは自分でできて、「寝る、起きる、食べる」が自由なんですね。
松井:30時間起きた翌日6時間しか起きてないとか、けっこうあるんです。バラバラなんですけど、今のところそれが自分にはあっています。
佐藤:アシスタントの方は、どうなっているんですか?
松井:自分の仕事場だと、だいたい2日目は徹夜なんですよね。1日目は家に泊まってもらって、2日目は徹夜。24時間以内には終わるんですけど。僕が行っていたアシスタント先だと、最長45時間起きっぱなしで、原稿用紙と向き合っていると、文字が立ち上がって踊りだすんです。音も聞こえてくる。
佐藤:音声ありで。
松井:若い頃に修羅場をくぐったほうが、あとあと「あれに比べれば」というのはあるかもしれないですね。今の若い作家さんは1日のリズムを正しくとっている方が多いです。大人ですよね。昔は漫画家というと徹夜のイメージでしたけど、今はそうでもないらしいですね。

■寝る直前に浮かぶグッドアイデア

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最終日は、寝る直前に浮かぶ「グッドアイデア」について話しました。

松井:寝る直前に浮かぶグッドアイデアって、スマホにだいたい打ち込むんですけど、朝起きたら理解が出来ず……「球体の角で回転する」って書いてあるんですよ。球体に角ってないよな……全然意味分かんないと思って。
佐藤:商売に活きた例もあるんですか?
松居:僕の場合はないです。そこにロジックがないので、自分の意図しないところで転がり込んできたアイデアは、そこから発展できない、応用できないって感覚があって。結局弱いアイデアなのかな。それを活かす技術もある気がするんですけど、自分の場合は理詰めと言うか、ロジックを持ってちゃんと煮詰めて作り上げていきたいって感覚があるので、寝る前のグッドアイデアを活かしたことがないですね。
佐藤:アイデアが出たとき、どれだけ脳に上手にしまい込めるかがポイントだと思います。ちゃんとしまい込んだアイデアは、必要なときに出てきますが、寝るときのアイデアって脳に染み込まないんですよね。
松居:わかります。アイデアって氷山の一角というか、「やったー」と掴んじゃうと、さきっぽだけをむしり取って家に帰る感覚で。丁寧にちゃんと探っていくともっとでかい塊があるような気がします。アイデアが浮かんだ瞬間こそ、冷静に、ロジカルに、ちゃんと周りにもおいしいものがないかと、丁寧な手つきでアイデアを探っていく必要があると思います。

人間のキャパには限界があると述べる松居さん。「アイデアをどんどん吐き出せば吐き出すほど、新しいアイデアが入ってきたり、新しいものに興味を持ったりする気がする」と明かしました。

最後に、『暗殺教室』の連載が終わって2〜3年ほど経つ松井さんに、次回作について訊きました。

松井:具体的にはないんですけど、漫画を描くときに大事にしていることがあります。「ベッドのなかに連れこんでもらえる漫画」を目指しているんです。ベッドで眠りにつく前に読む漫画って必ず1冊なので、それって最高の栄誉だと思うんですよね。「眠りのお供ができる」という。ひょっとしたら、漫画も寝具のひとつと捉えてもいいかもしれませんね。

睡眠へのこだわりのほか、漫画家の生活が垣間見える4日間のオンエアでした。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時―24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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