SCANDAL・HARUNAの前世は武士だった!? きのこ帝国・佐藤千亜妃が言い当てる

J-WAVEの番組『GYAO! CLUB INTIMATE』。アーティスト同士が本音で語り合うこの番組。4月5日(金)のオンエアでは、SCANDALのHARUNAさんと、きのこ帝国の佐藤千亜妃さんの対談をお届け。プライベートで親交がありながらも、はじめて仕事で顔をあわせたというふたりが本音トークで盛り上がりました。


■結成13年目のSCANDAL「できるだけ長く続けたい」

HARUNAさんと佐藤さんは、飲みに行ったり、たこ焼きパーティーをしたりするほどの仲良し。まずは、番組からのアンケート「平成の3大ニュース」の話題に。

HARUNAさんの3位は「安室奈美恵を知る」。カラオケでいつも完コピするほどのファンですが、それが音楽活動につながるきっかけだったそうです。

HARUNA:安室ちゃんがいたから音楽をやりたいと思った。
佐藤:珍しいと思うの。SPEEDとか安室ちゃんとか、歌って踊れるグループに憧れてバンドのほうに行くのが、すごい特殊な存在というか。
HARUNA:だから自分にとっても平成のビッグニュースなワケですよ。
佐藤:ここから入ってバンドを結成してね。
HARUNA:そう、だから第2位は「バンドを結成」で、第1位がそのバンドが「10年以上続く」という。
佐藤:10年続けるって大変だからね。しかも女の子だけのメンバーでって、相当すごいと思う。
HARUNA:自分のことだから「10年経った今はそんなに大変じゃなかったな」と思うけどね。
佐藤:女同士で殴り合いとかしなかった?(笑)
HARUNA:する?(笑)
佐藤:したら終わるよね(笑)。たしかに喧嘩はしたら終わるから、なるべくしないようにね。
HARUNA:女子同士はちょっとしたことで終わってしまう可能性が高いと思うんですよ。
佐藤:10年以上続いているギャルバンドはパッとは浮かばないもんな。
HARUNA:バンド結成13年目に入っているんだけど、ちゃんと続けてきたから、できるだけ長くやっていきたいなと思ってる。


■HARUNAは武士!?

佐藤さんはHARUNAさんと仲良くなってから、HARUNAさんをなぜか「武士」と呼ぶようになったそう。理由は「人情深くて義理堅く、男らしいから」だそうですが、そんな話を裏付けるような前世の話題も飛び出しました。

佐藤:占いで前世が判る知り合いに「HARUNAの前世ってどんな人ですか?」って聞いたら、「まず武士がいるよね」って(笑)。
HARUNA:千亜妃には見えるんじゃないかと(笑)。
佐藤:私「HARUNAの前世言い当ててたじゃん」と。相当、武士臭が漏れてるよ。
HARUNA:自分でも思うときあるもん。すごいいらないところで生真面目だなと。メンバーがみんなふざけているときに自分だけクールで、その輪に入れないときがあって。
佐藤:武士は守らないといけないからね。たぶん守ってるんじゃない? SCANDALを。メンバーを守っている武士(笑)。
HARUNA:(笑)。


■「佐藤千亜妃になって曲を作りたい」

「お互いが1日だけ入れ替われたら?」という質問では、HARUNAさんが「佐藤千亜妃になりたい」という願望を明かしました。

HARUNA:私は、佐藤千亜妃になって曲を作りたい。
佐藤:HARUNAでいいじゃない(笑)。私の脳みそじゃなくてもいいんじゃないの?
HARUNA:いや、佐藤千亜妃の脳みそが好きなんです(笑)。
佐藤:うれしいけど、それ告白じゃん(笑)。いつでも貸すわ、この脳みそ。
HARUNA:なかなか言わないけどさ。千亜妃と出会ってから、自分の音楽観というかアーティスト像を考えるようになって。
佐藤:こんな何も考えてない人と一緒にいて?(笑)
HARUNA:同い年だし、カラオケに行っても歌うアーティストがかぶるじゃん。ルーツは遠くないと思うんだけど、今自分たちがアーティストとしてやっていることって、割と逆という気がしていて。その同い年の女性アーティストとして憧れる部分がある。
佐藤:私はHARUNAの胃になりたい(笑)。細すぎて、痩せてるじゃんいつも。食べても食べても太らないじゃなん。なんか私だけ浅い内容でごめんね(笑)。

気心の知れた者同士、笑いもありつつ、ミュージシャンとしての本音トークを聞けたHARUNAさんと佐藤さんの対談。次回4月12日(金)は後半をお送りします。お聴き逃しなく!

GYAO!の特設サイトではトークの様子を動画で配信中です。こちらもぜひ、ご覧ください。

・『GYAO! CLUB INTIMATE』特設サイト
https://gyao.yahoo.co.jp/special/clubintimate/

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【番組情報】
番組名:『GYAO! CLUB INTIMATE』
放送日時:毎週金曜 23時−23時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/clubintimate/

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保育所なのに、幼児用トイレがない!? 「企業主導型保育所」ずさんな実態と改善策

待機児童の解消などを目的に、政府が導入を進めてきた「企業主導型保育所」に、トラブルが相次ぎ批判の声が上がっています。先月、内閣府の有識者委員会が改善策を公表しました。

企業主導型保育所はどんな施設で、どのようなトラブルが起きているのか? 子どもたちや親の安全と安心を守るために必要なことは何なのか? 企業主導型保育所の実態に詳しい、ジャーナリストの小林美希さんと考えました。

【4月3日(水)のオンエア:『JAM THE WORLD』の「UP CLOSE」(ナビゲーター:グローバー/水曜担当ニュースアドバイザー:安田菜津紀)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190403202018


■乱立する企業主導型保育所…利用率は6割

企業主導型保育所は、2016年に内閣府が所管となってはじまった施設です。保育所は大体が厚生労働省の所管ですが、企業主導型保育所は特別に内閣府が待機児童の目玉対策として作った認可外保育所です。

安田:企業主導型保育所の運営費はどうやって賄われているんですか?
小林:一般的な認可保育所は補助がありませんが、企業主導型保育所は企業が支払う厚生年金保険の保険料が上乗せされ、それが運営費として賄われています。

企業主導型保育所は、企業が従業員のために作る場合もありますが、その定員の半分までは地域枠として一般の子どもも受け入れ可能なため、待機児童の目玉政策になっています。

この施設は、認可保育所と違って自由な裁量を持つので、従業員の働き方に応じた施設運営ができます。たとえば、7時より前から子どもを預かる早朝保育や22時以降も預かる夜間保育、日曜・祝日も保育所を開けるなど柔軟な運営を行っています。

安田:いま、全国でどのくらい企業主導型保育所があるのですか?
小林:すでに6万人分の施設が整備され、2500カ所くらいの保育所があります。加えて、現在1500カ所の保育所が作られようとしています。合計するとかなりの数にはなるのですが、実際の利用率は低い状況で、全体の6割程度しか利用されていません。
安田:企業主導型保育所はニーズと合ってないということでしょうか?
小林:その通りです。そのために、さまざまな問題が起こっています。象徴的なものとして、昨年11月に世田谷区の企業主導型保育所が突然休園したというニュースがありました。需要のない場所に作ってしまったので、なかなか子どもが集まらず、経営が苦しくなり、突然撤退してしまうなどのケースが後を絶たず問題になっています。


■保育について理解していない、ずさんな運営

企業主導型保育所の質にも多くの問題があるようで、施設に監査が入るとその7割に問題があったといいます。

小林:必要な保育士の人数に達していない、食物アレルギーにきちんと対応していない、保育計画をつくっていない、幼児用のトイレがないなど、保育が全くわかっていないような施設がたくさん見受けられました。素人が参入してしまい、質どころではないような状況なので、いつどこで事故などが起こるかという心配の声が各地であがっています。

企業主導型保育所は、年間で運営費として平均3000万円ほど、最初の施設整備費に1億円ほどの補助が出るといわれています。そのため、子どもたちの安心や安全を守るよりも、利益を目当てに参入する企業が多く生まれたのでは、と小林さんは分析しました。

では、企業主導型保育所を作る場合には、どのようなプロセスが必要なのでしょうか。

小林:内閣府から委託を受けた児童育成協会が、申請を受け付けて審査をします。しかし、その申請はパソコンで送れる電子申請で、本来あるような面談の審査もなく、実際に施設を訪れて建物をチェックするようなことも行われず審査が進んでしまう。実際に運営する人の姿が見えない状態で申請を受け、かなりゆるい基準で通してしまう状況があります。

また、通常の認可保育所であれば、市区町村が窓口となり、その地域のニーズを把握した上で設置しますが、企業主導型保育所は税金を財源にしておらず、市区町村の関与なく設置を進められるため、結果的に地域のニーズとのミスマッチが起こっています。

小林:企業主導型保育所の見直しとして、市区町村の関与を強めるべきだという声が非常に大きく、私もそれに同意です。しかし、あくまで企業に任せるということになってしまい、市区町村の関与の強度は弱まっています。


■改善策として「市区町村の関与を強めるべき」

先月、内閣府の有識者委員会が公表した企業主導型保育所の改善策はどんな内容だったのでしょうか。

小林:企業主導型保育所の監査や審査を自治体と連携することや、空き施設とのマッチングをするという内容もありました。大きなところでは、保育を専門としている企業が新設する条件を「実績5年以上」に限定すること。また、定員20人以上の保育事業者が運営する企業主導型保育所は、子どもに対しての保育士の割合が50パーセントでもいいとされていましたが、75パーセントに引き上げました。ただ、75パーセントでもどうかなと思います。その改善案の前に設置されたものはすでに稼働しているので、骨抜きの対応になってしまったと感じています。
安田:50パーセントでよかった、という基準があったこと自体が驚きです。
小林:かなり危険な状態だと各方面から声があがったのですが、今回の改善案は保育事業者に限られてしまいました。

では、企業主導型保育所で子どもたちの安心・安全を保つために、これから何が必要なのでしょうか。

小林:先ほども言いましたが、やはり地域の保育を理解する市区町村の関与を強めるべきだと思います。また、認可するにも厳しいハードルを設けることも必要です。待機児童を解消したいという官邸の手柄のために、急ピッチで進められたという見方ができるものになっています。親は認可保育所に子どもを預けたいという声が非常に大きいので、企業主導型保育所を作ったとしても認可保育所に移行していけるような道筋をつくることが必要。認可保育所を最低ラインとするような基準で安心して子どもを預けられる仕組みを整備することがいちばんではないかと思います。

安田は「官邸の都合が主眼ではなく、子どもの安心・安全が全ての中心であり、それを踏まえてどう整備すべきかを考える必要がある」と考えを述べました。

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【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時−21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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