水谷豊、役者も脚本も監督も「全部向いてない」!? これにLiLiCoは…

J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo・稲葉 友)。5月10日(金)のオンエアでは、水谷 豊さんがゲストに登場。水谷さんが監督、脚本、出演をつとめた映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』について伺いました。


■「嫉妬」がキーに

【『轢き逃げ 最高の最悪な日』あらすじ】

宗方秀一(中山麻聖さん)が運転する車の助手席には親友・森田 輝(石田法嗣さん)が乗っていた。宗方は3日後に控えた結婚式の打ち合わせに向かうために急いでおり、女性を轢いてしまう。とっさに逃げてしまった宗方と森田は、結託して轢き逃げを隠し通そうとしたが結婚式後に逮捕される。平穏な日常から事件に巻き込まれ、悲しみにくれる被害者の両親と宗方の妻。それぞれの人生が複雑に絡み合い、抱える心情が浮き彫りになっていく。そして迎える意外な結末とは……。

本作は、『TAP -THE LAST SHOW-』に次ぐ水谷さんの監督2作目です。「人間の嫉妬」がテーマになっているとのこと。

水谷:プロデューサーから「水谷さんがどういうサスペンスを考えるのか観てみたい」と言われたので、サスペンスタッチで人間ドラマになるでしょうから、2日くらい考えて嫉妬をテーマしようと思い、このストーリーとキャラクターたちが出てきたんです。嫉妬というものはおもしろいもので、しようと思ってするものじゃなくて、気がついたら嫉妬しちゃっている。そこから世界が大きくふたつに分かれていく、そこがとても面白いなと思いました。

水谷さんは、被害女性の父・時山光央として本作に出演しています。

水谷:1本目もそうなんですけど、「出なきゃだめですか」と訊いたら「そりゃ出なきゃだめですよ」という話になりました。2本目もまた訊いたら「出てください」と。「監督だけはやらせませんよ」という目でプロデューサーが見ている気がしたんです。
LiLiCo:みんな水谷さんを観たいんです。今回の役が切ないんですよね〜。監督をやりながら役者をやる難しさはなんですか?
水谷:大変さは何もないんですよ。今回は脚本も書かせていただいて、それと監督と役者をやるときで、壁がなくて不思議だなと思いました。現場に行くときに役者の自分のことはなんにも考えませんでしたね。他の人たちの人生は考えて、責任を持たなければならないけど、自分のことは何も考えずにただ現場にいれば。


■役者に会わずにオーディション

キャスティングのためのオーディションは独特な方法でした。

LiLiCo:主演の中山さんと石田さんは名バイプレイヤーで、主演ではあまりお見かけしませんよね。
水谷:有名無名問わずとなったときに、今回のテーマを考えてるとドキュメンタリータッチで若者の生々しい感じが必要になると思いました。先を想像されない人というのを思ったんです。できれば役者だけどそれほど色がついていない人たちでやれたらいいなと、オーディションをやらせてもらったんです。
LiLiCo:オーディションには、ずっといたんですか?
水谷:会ってないんですよ。かなりの方が応募してくれて、最初は会うつもりでいたんですけど、会うと雑談になるじゃないですか。そのときに「実は過去にこんなことがありまして」と、情を動かされる話をされて「いま頑張ってるんだな」と、それで決めちゃいそうで(笑)。だから、ある程度、絞れてからビデオをみせてもらって判断しました。

最後に、リスナーから届いた「役者と監督と脚本を務められたそうですが、どれが一番自分に向いているなと思いますか?」という質問に水谷さんは以下のように答えました。

水谷:「全部向いてない」と思うときがあるんですよ。こんなことをやってる自分って何なんだろうと。脚本も書いて演出もして芝居もしますけど、終わってみるとあんなことはもうできない感じになるんですよ。「向いてないんじゃないかな」って。
LiLiCo:別のことでやりたいことってあります?
水谷:この仕事をこんなに長くやる予定はなかったんですよね。「僕の住む世界じゃない」と。子どものときからはじめて1回辞めたんです。何かと出会うということを信じていたんです。だけど、「この世界じゃない」と思いながらも出会わないんですよね。
LiLiCo:それは役者が向いているから出会わないんですよ。水谷さんがやらなければならないことは、感動とか笑いとか、監督2作品をやらなければならないから、出会わないんです。

『轢き逃げ 最高の最悪な日』は、ハイクオリティな映像体験ができる「ドルビーシネマ」を初めて採用した邦画としても話題です。日本では今年、専用シネマが計4館(福岡、埼玉、大阪、東京)にできます。

映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』は現在、公開中です。ぜひ劇場に足を運んでみてください!

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【番組情報】
番組名:『ALL GOOD FRIDAY』
放送日時:毎週金曜 11時30分−16時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goodfriday/

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SHISHAMOが好きな東京の街 「遊びに来たぜ!」と気分が上がるのは?

J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「NITTOCHI LUNCHTIME AVENUE」。5月11日(土)のオンエアでは、SHISHAMOの宮崎朝子さん(Gt/Vo)、松岡 彩さん(Ba)、吉川美冴貴さん(Dr)の3人が登場。6月にリリースされるベストアルバムや東京の好きな街について訊きました。


■ベストアルバムへの想い

SHISHAMOは6月19日(水)に、ベストアルバム『SHISHAMO BEST』をリリースします。1曲目には、4月にリリースされた新曲『OH!』が収録されています。宮崎さんは、「ベストアルバムを出すにあたって、今の新しいSHISHAMOの曲を入れられるのは嬉しいです」とコメント。

宮崎:ベストアルバムを出せるということが、まずありがたいことだと思います。5周年という記念で出させていただくんですけど、ちゃんと5年間しっかりと音楽を作ってきたんだなということが伝わればいいなと思います。
渡辺:ベストに関して、3人で揉めたりしなかったですか?
宮崎:ないです!
山田:チームワークは完璧ですか?
宮崎:普通ですね。普段から仲がよくも悪くもないので、ずっとこの距離感です。
渡辺:ベスト盤が出るっていうのは、バンドをやるうえでひとつのポイントですよね。
宮崎:今までSHISHAMOを聴いたことがない人に聴いてもらって、好きになってもらいたいと思います。


■東京の好きな街は?

SHISHAMOの3人に東京の好きなところを訊いたところ、吉川さんは浅草がとにかく好きで、ひとりで遊びに行くこともあるのだとか。

吉川:浅草に詳しいとかではないんですけど、あの街並みを歩いているだけでウキウキするし、「遊びに来たぜ!」ってなるんです。
山田:具体的に何をするんですか?
吉川:「浅草花やしき」とかに行って……。
宮崎:ひとりで?
吉川:さすがにひとりではない(笑)。ひとりのときは仲見世とかで終わるんだけど、友だちと行くと「浅草花やしき」に行って、日本で一番古いコースターに乗って、おいしいものを食べる。

宮崎さんが挙げたのは、二子玉川。

渡辺:下町の浅草とはちょっと違う感じですね。
宮崎:そうですね。ゆとりのある感じですね。
山田:何でもありますもんね。
宮崎:川崎から近いので、映画を観たりショッピングしたり、全部、二子玉川に行っちゃいます。
渡辺:浅草、二子玉川と来ましたが、松岡さんは?
松岡:東京テレポート駅付近がすごく好きです。遊び場がたくさんあるじゃないですか。「東京ジョイポリス」とか「マダム・タッソー東京」とか。あのあたりに友だちと行って遊ぶことが多いです。
渡辺:みんなバラバラですね。

SHISHAMOは、7月13日(土)から開催される「J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION」の最終日、7月15日(月・祝)に出演します。ぜひチェックしてみてください!

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