吉岡里帆、銀杏BOYZ・峯田和伸からの「励まされた言葉」を明かす

J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。7月14日(日)のオンエアでは、銀杏BOYZ・峯田和伸さんがゲストに登場。映画『いちごの唄』や銀杏BOYZの楽曲について話しました。

【radikoで聴く!峯田和伸からの励まされた言葉】(2019年7月21日28時59分まで)


■「報われない自分の思いを吐き出しようがなくて曲にする」

久しぶりの再会となった吉岡と峯田さん。吉岡が峯田さんに「最近、楽しかったことはなんですか?」と訊くと……。

峯田:弟夫婦に子どもがふたりいるんですけど、下の子が1歳の誕生日で、山形に住んでいるので、写真や動画を送ってもらったりするのが……。いいですよね、赤ちゃん。かわいいよね。

峯田さんは、映画『いちごの唄』に出演しています。脚本家・岡田惠和さんが、銀杏BOYZの楽曲にインスパイアされて制作した作品です。自身の歌をもとに映画が作られたことについて、峯田さんはこう話します。

峯田:(楽曲が生まれるのは)楽しいだけじゃなくて、プライベートで悲しいことがあったり、付き合ってる人とうまくいってないときとかに作りやすいんですよね。付き合っててラブラブなときってサムい曲が生まれそうで(笑)。別れたり「ちょっと距離を置こう」みたいなときに、報われない自分の思いを吐き出しようがなくて曲にするみたいなところがあって。今はちょっと違いますけど。歌詞を見ても、それが反映されてるわけではないんですけど、かわいらしい曲とか楽しそうな曲でも、実は作ってるときは自分の境遇がよろしくないときっていうのがあって。そういうことを物語として紡いでくれて、こうやって映画化までされてるって考えると、あのときの自分の思いが報われてる気がするんですよね。こうやってひとつの話になるなんて(曲を作っていた)当時は思ってもいないし。だから本当に感謝しかないんですよね。嬉しかったなあって。


■吉岡と峯田の共演エピソード

銀杏BOYZの楽曲について、吉岡は「峯田さんの楽曲の中に出てくる少年たちはみんなとてもピュアで愛おしいですよね」と感想を述べます。

峯田:自分の中で「自分はこういう大人になってしまった」っていうのがあって。音楽を好きになった10代の頃の自分はまだ残ってるんですけど、今の自分が40歳を越えてこういう大人になってしまって、いろいろと擦り切れて「あーあ」みたいに思っていて。だからそういう(ピュアな)自分を出せるのが楽曲しかないんですよ。よく「歌まんまの人ですね」って言われるんですけど、ちょっと違う気がする。もうちょっと……汚い感じのおじさんですよ(笑)。

峯田さんの話を聞き、吉岡は峯田さんとのあるエピソードを思い出します。

吉岡:『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)で(峯田さんと)共演したとき、ちょうど自分の転換期だったんですよね。「自分が変わっていくことが怖い」と思っていて、それで峯田さんに相談したんですよ。「変わっていくことって悪いことなんですかね?」って。そうしたら「変わるのって全然いいよ!」ってめっちゃ肯定してくださったことを、私はすごく覚えてるんです。だから、変わっていくことって悪いことじゃないなと思います。ずっと同じ10代の心のままでいることも素敵かもしれないけど「俺、汚ねえおっさんだよ」って言える峯田さんは、すごく素敵な気がするんです。
峯田:……まあね!
吉岡:めっちゃ流すじゃないですか(笑)。
峯田:あのとき、本当に「頑張ってるな」って感じがしました。気が張ってた。「いろいろあるんだろうな」と思って。
吉岡:話を聞いてくださってありがとうございました。嬉しかったです。

ドラマ制作の裏側が垣間見えるオンエアとなりました。

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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時:毎週日曜18時−18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/

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パラレルワールドを行き来する主人公の旅は、私たちの心の旅にもつながる 『異人たち』

ニッポン放送「ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町」(日曜朝5時~)で、おススメの最新映画をご紹介しているコーナー『サンデー早起キネマ』。4月14日は、家族の絆と愛を描いた3本をご紹介しました。

その1本は、イギリスから届いた愛と喪失の物語『異人たち』。

『異人たち』  (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. 

原作は、去年亡くなった名脚本家・山田太一さんの小説「異人たちとの夏」。このユニークな幻想の世界に魅了され、自らのプライベートな要素を織り交ぜ映画化したのは、『さざなみ』『荒野にて』のアンドリュー・ヘイ監督です。1980年代の日本から現代のロンドンに舞台を移し、同性愛者というセクシュアリティの主題も加え、愛と孤独、喪失と再生、家族の絆など根源的なテーマを探求しています。

『異人たち』  (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. 

主人公のアダムは、ロンドンのタワーマンションの上層階で暮らす40代の脚本家。12歳の時、両親が交通事故で亡くなり、寂しさを抱えずっとひとりぼっちで生きてきました。両親との思い出をベースにした脚本を書こうとしているアダムは、久しぶりに幼少期を過ごした郊外の家を訪れますが、そこには驚きの光景が広がっていました。まるでタイムスリップしたかのように、30年前にこの世を去ったはずの父と母が当時のままの姿で住んでいたのです。でも、彼らと同じ世代になっていたアダムを自分たちの子どもとして自然と受け入れてくれた両親。2人と心満たされるひと時を過ごしたアダムは、その後も実家に足繁く通うようになります。

『異人たち』  (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. 

一方、同じマンションの6階に住む謎めいた青年ハリーに自分と同じように孤独の影を感じたアダムは、彼と情熱的な恋に落ちて行きます。しかし、夢のような愛おしい日々は永遠には続きませんでした……。

『異人たち』  (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. 

30年も前に亡くなった両親に30年後の自分が出逢う……とっても不思議な物語です。

そして、一緒に暮らしていた子供の頃のことを楽しそうに話してくれる両親。ちょっと照れくさいけれど、大切に育てられた日々が蘇ります。日々の生活の中の小さな違和感も分かり合えなかったことも、今なら話せるかもしれません。

もし、自分が今、子供の頃の両親に会えたら、どう思うだろう、どんな会話をするのだろう……アダムと両親のことなのに、同じ状況を自分に置き換えていることに気づきます。パラレルワールドを行き来するアダムの旅は、私たちの心の旅にもつながるのです。

『異人たち』  (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. 

アダムとハリーと両親……主な登場人物は4人だけ。役者の演技も光ります。

80年代を思わせる35mmフィルムの美しい映像と音楽、そして実力派キャストのアンサンブルが私たちを郷愁と幻想の世界に誘います。一歩、踏み出してみませんか?

『異人たち』(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.   ~ぴあ株式会社(2024年4月3日)【月イチ!“ぴあテン”ランキング】 プレスリリース より

『異人たち』
4月19日(金)より全国公開

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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