文豪・永井荷風が描いた戦争と人間!永井荷風の4つの小説と日記を通して、戦争が市井の人々の心に残した爪痕をたどる。羽佐間道夫の戦争体験談も必聴!
今年は終戦から80年の節目の年。どんな人の、どんな人生にも、大きな影響を及ぼした戦争。そのさまざまな悲劇を、歯を食いしばって耐えながら、ときにはかなく、ときにたくましく生きた市井の人々の姿を、文豪・永井荷風はどう描いたか?
短篇小説の「にぎり飯」「噂ばなし」「買出し」「羊羹」。そして、荷風が、いかなることも「寸毫(すんごう)も憚(はばか)り恐るることなく、これを筆にして、後世、史家の資料に供すべし」という思いで書き続けた日記「断腸亭日乗」を紹介する。
朗読は、声優・羽佐間道夫と日本テレビ・アナウンサーの井田由美。
8月7日の放送では、終戦当時、11歳だった羽佐間が自身の体験を語る。東京に空襲が始まってから、兄たちと一緒に屋根の上でB29が焼夷弾を落としていくのを見ていたことは、今も鮮明に覚えているという。まもなく92歳になる羽佐間が、すぐ隣で人が命を落とす戦争の悲惨さを語る。
【紹介する作品】
8月7日(木)&8月14日(木)「にぎり飯」 (朗読:羽佐間道夫+井田由美)
東京大空襲を背景に、ある男女の出会いを描いた作品
罹災した晩、炊き出しで食べたにぎり飯が2人を結びつけるが…
8月14日(木) 「噂ばなし」 (朗読:井田由美)
戦死したと思っていた夫が還って来た!
だが、妻はすでに夫の弟と再婚していた。そのとき妻は…
8月21日(木) 「買出し」 (朗読:井田由美)
戦後の過酷な食糧難。人々は農村への買い出しに頼る日々。
その一場面に垣間見えるハッとするような人間性をえぐり出す…
8月21日(木) 日記「断腸亭日乗」より (朗読:井田由美)
空襲で焼け出されても、荷風が肌身離さず持ち歩いた日記から
3月10日未明の東京大空襲の模様を読む…
8月28日(木) 「羊羹」 (朗読:羽佐間道夫+井田由美)
戦後、うまく立ち回り、羽振りがよくなった男が主人公。
今の自分を自慢したい。そんな心理の落とし穴を見事に衝いた作品
- わたしの図書室
- 放送局:ラジオ日本
- 放送日時:毎週木曜 23時30分~24時00分
- 出演者:羽佐間道夫、井田由美(日本テレビアナウンサー)
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