King Gnu・井口理、「最終回」で涙腺崩壊 メンバーからの手紙に「エモくなって……」

3月26日(木)深夜、ロックバンドKing Gnuの井口理がパーソナリティを務める、ラジオ番組「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週木曜27時~28時30分)が最終回を迎えた。2019年4月から番組がスタートし、約1年にわたって、プライベートや音楽活動、メンバーや自身の生い立ちなどを一人語りのスタイルで放送を届けてきた井口が、この1年間や、メンバーの支えを思い返し、涙を見せた。

番組前半には、リスナーからのサプライズが紹介。有志のリスナーで『白日』を合唱したという音源が流れると、少し聞いたところで井口が「止めてくれ!」と強制終了を命令。笑いながら「ありがたいんだけどね、ひどいねぇ。変なリバーブもかかっていたし」と感想を言い、「この世で『白日』を歌えるのは俺だけなのよ! 申し訳ないね。一人だけなんだよね」と自分の楽曲であると強調。

しかし、リスナーの合唱音源に合わせて井口も口ずさんで歌ったことから、「でも一緒に歌えましたから。これはもう、リスナーと一緒に歌ったってことになるんじゃないでしょうか?」と呼びかけ、「データをもらって、あとで一人で聞きます。ありがとう」と、感謝を述べた。

番組の各所では、これまでの放送模様をダイジェストでオンエア。ポルノグラフィティ・岡野昭仁のゲスト回、King Gnuのメンバー全員が集合した回、aikoや、ナインティナインの岡村隆史、綾野剛らと共演した放送回、井口が体調不良のため、メンバーの勢喜游(せき・ゆう)が代演したときの放送に「懐かしいですねえ」、「すごい支えられていましたね」と懐かしんだ。

プライベートでは、この放送前日に引っ越しをしたという井口。井口はメンバーの新井和輝と長らく同じ家で暮らしていたが、これまでの思い出や離れてしまう寂しさ、彼への感謝を語った。

「心機一転というか、引っ越しをしたんですよ。ずっとベースの新井和輝と、ボロアパートに3年と3~4か月くらい一緒に住んでいたから。そろそろ独り立ちをしようかと。自立した大人にならないといけないと思って、一人暮らしを決めたんです。引っ越しの準備をしていたら思い起こすことが多くて。初めてあいつと出会ったときのことから思い出しちゃって。

5年前、常田大希のおばあちゃんの家で初めて4人が会って。だけどまさか、そこから一緒に住むとは思っていなかった。King Gnuの前はSrv.Vinci(サーバ・ヴィンチ)って名前で活動していたんだけど、“コーポ・ヴィンチ”っていうライングループを作って、『みんなでルームシェアをしない?』って言っていて。そのグループに、何故か常田大希は除外されていたんだけどね(笑)。

その流れで新井と僕が二人で住むことになったんだけど、そこから3年。最初、King Gnuはぜんぜん暇だったんですよ。引っ越して3か月ぐらいは何もすることがなくて、2人でバイオハザードをずっとやって、2作ぐらいクリアしちゃってね。スマブラとか桃鉄もやったり。最初はそんな暮らしだったんですよ。

冬は鍋をやったり、花見もしました。お昼ご飯を作って近くの公園でピクニックをして、ちょっとコンビニでビールを買ったりしてさ。新井がキャッチャーミットを買ってきて、2人でキャッチボールをしたりとか、楽しかったね。本当に。

桜を見ながらシャボン玉なんかもしたなー(笑)。きれいだったなぁ。シャボン玉に反射する桜の花びらが……、パチっとはじけたときなんか、あれは良かったねぇ。僕ら、桜を3回も見ているのよ。川沿いに桜があって、そこを2人で走りながら近くのラーメン屋に行ったりしてね。

和輝が洗濯とかも全部やってくれていた。家事、掃除を全部任せちゃって。非常に面倒見がいいんですよ。新井和輝という男は。家の内見も3回ぐらい行ったんだけど、『お前だけだと心配だから』って全部付いて来てくれたの。レンタカーの車を出してくれてね。

ありがとう本当に。なかなか3年も一緒に住んでいるから、ありがとうもなかなか言えなかったんだけど。ちゃんと『ありがとう』って、もっと言えば良かったな。

引っ越して初日には、連絡もくれたんですよ。夜中かな。引っ越した初日に、『大丈夫か?』、『何か困っていることはないか?』、『手伝うぞ』って。あいつ、俺が寂しいのを分かっていて連絡してくる! 何あいつ、本当に! メンヘラになっちゃうよ、もう。何だよもう……好きだ」

新井との共同生活はとにかく楽しく、たくさんの思い出があったと吐露。この3年間は喧嘩もなかったそうで、「ありがとう本当に。生まれ変わったらまた一緒に住みたいです」と告げて、山崎まさよしの楽曲『One more time,One more chance』をオンエアした。

番組後半には「ペンネーム:常田大希」、「ペンネーム:勢喜遊」、「ペンネーム:新井和輝」として、メンバー本人達が井口に宛てた手紙が読み上げられた。常田からは「ラジオ、やめるらしいな。さっき知ってな、俺びっくりしたな。本当に本当に頑張ったよな、理パネぇよな」というメッセージを、過去に4人で鑑賞した思い出があるという「Takeda’feat. ニセレキシ」風にアレンジしたものが届き、井口は「これ本物(本人)からなの? 嘘だろ?(笑)レキシさんをパクりじゃないの」と笑いながらツッコミ。

勢喜からは「ドライマンゴーを、でっかいヨーグルトの中に沈めたまま1日寝かして食べると、美味しい」という攻めたメッセージだったが「これはもう“勢喜遊節”ですねえ……。でもなんかちょっとエモくなってきちゃいましたね」と、彼らの等身大だったという内容にしみじみ。

最後は新井からの手紙で、1年間のラジオパーソナリティ業を労い、井口の良さや、一緒に生活した思い出を綴った内容に、涙を流して、何度も言葉を詰まらせながら読み上げた。

エンディングでは、リスナーやスタッフ、友人に向けて「みんなありがとう、マジで。1年間よく続けられたなって感じです」と感謝し、最後のあいさつをした。

「今振り返ると楽しかったです。会いたい人にも会えたし、思い残すことが何もないという感じです。悔いがないです。振り返れば振り返るほど、思い返せないほど思い出がいっぱいあります。

また戻ってくるんで。何かしらの形でね。その時はぜひよろしくお願いします。ここまでのお相手はKing Gnuの井口理でした。お世話になりました! ありがとうございました!みなさんお元気で!」

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松村沙友理、卒業控えた白石麻衣との絶妙な関係性を語る「私ができない時はまいやんが」

3月25日(水)深夜、乃木坂46の新内眞衣がパーソナリティを務めるラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週水曜25時~27時)に、メンバーの松村沙友理がゲストで生出演。同日発売された25thシングル『しあわせの保護色』の裏話や、今作で卒業することを発表している白石麻衣について語った。

松村と白石は同じ1期生で、仲がいいことで知られている2人。白石の卒業前ラストシングルに感じたことや、MV撮影の様子、彼女との関係性について、松村は同期で親友という視点から、新内は2期生という視点から語った。

新内:3月25日は『しあわせの保護色』がリリースとなりましたけど、今回の新曲はどんな印象ですか?

松村:白石麻衣ちゃんの卒業シングルになっているんですけど、何と言うか、まいやん(白石)の性格とか人柄が前面に出た曲だな、って私は凄く思っていて。切なさもあるんだけど、それよりもみんなにハッピーさとか、前向きなパワーをどんどんくれる人だからこそ、こういう前向きな、みんなで『楽しいね』って言えるような曲ができたんだろうな、って思いました。

新内:ね。初めて曲を聞いたとき、『卒業シングルっぽくないな』って思ったんだけど、でも送り出すのに、『まいやんらしくていいな』って凄く思った。

松村:うんうん。

新内:MV撮影で最初に撮ったシーンがカラフルな衣装で、まいやんが登場した瞬間、歓声が上がったよね。『きれい!』、『かわいい!』って。

松村:『女神様みたい!』ってね。

新内:このシングルで、1期生全員が選抜メンバー入りしたけど、発表したときはどう思った?

松村:『すごい素敵なことをしてくださるな』って思いました。

新内:粋だよね。私は2期生だからまいやんのことを知らない部分もあるけど、1期生はずっと一緒にいて、歴史も1番知っているというか。だから、まいやんの卒業を1番近い所から送り出せるってすごいよね。

松村:MVを見て、まいやんの接し方がそれぞれの期に対して、なんか違うな、と思った。それがすごく面白いな、と思って。

新内:うん、確かに。3期生と4期生でも違うし……。白石麻衣ってすごいよね!

松村:新内眞衣もすごいですよ(笑)

新内:ありがとう(笑)。まちゅ(松村)にとって、まいやんはどんな人?

松村:んー、難しいなあ。でも、私ができない時はまいやんがやってくれるし、まいやんができないという時には私ができるの。だから本当に、私達は似ているなと思うけど、性格はそれぞれ違うからこそ、助け合えたと思うし、自分でも思うくらい、バランスがちょうど良かった。

新内:うん、それは見ていて思う。私の中で“御三家の3人”(松村沙友理、白石麻衣、橋本奈々未)ってすごいなって思う。

松村:あら!

新内:一緒にいると実感がないんだけど(笑)。でも、過去の映像を見ると『すごいな』って思う。引っ張っていた感がすごい。私は『ガールズルール』(6thシングル)で入ったんだけど、『乃木坂46って、こんなにキラキラしているんだな~』って思った。

松村:うれしい! ありがとう。

新内:『ガールズルール』の選抜発表ってどうだった? やっぱりいろいろ大変だった?

松村:そうだねー。3期生4期生は今、凄くドキドキしているとすると思うし、私達もドキドキするけど、今は誰が選ばれても『お互いみんなで支え合おう』って感じじゃん? でもあのときは自分のことで精一杯っていう時期で、でも『ガールズルール』でフォーメーションがガラッと変わって、今までは自分達のことで精一杯だったけど、『これじゃダメだ』ってなった瞬間だったと思う。1人1人が頑張るとかじゃなくて、お互いのことをちゃんと支えないといけない時期なんだな、っていうのを私は凄く感じた。

白石について、気も合い、ここぞという場面では助け合える、バランスのいい関係性だったと語った松村。そんな2人と、1期生の背中を見てきた新内は「キラキラしていた」と、憧れを抱いていたと振り返った。

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