『半沢直樹』スタイルの“歌舞伎”だった!? 辛坊治郎が自身の伝説的ニュース番組を振り返る

キャスターの辛坊治郎氏が9月28日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。この前日27日(日)に最終回を迎えた人気ドラマ『半沢直樹』(TBSテレビ系)について、自身が過去に出演した番組と重ね合わせながら言及した。

ドラマ「半沢直樹」の出演者。堺雅人さん、香川照之さん=2013年7月1日、東京都千代田区 ©共同通信社 (注:前作2013年版の際の写真です)

辛坊)最近、ドラマにはまっていますか。

増山さやかアナウンサー)私は辛坊さんが見ていない『愛の不時着』とか、あの辺りは見ていますよ。

辛坊)あの、パラグライダーが乱気流に巻き込まれてどこかに飛んで行っちゃうやつ?

増山)それなりにはまりましたよ。

辛坊)そうですか。私が最後にはまったドラマは、“冬彦さん”(『ずっとあなたが好きだった』<1992年 TBS系>)というのがあったんですけれども。

ずっとあなたが好きだった【TBSオンデマンド】~Amazoneより

増山)すごく古い。

辛坊)だいぶ昔ですか。

増山)辛坊さんも最近のドラマ見た方がいいですよ。

辛坊)そうですか。“冬彦さん”のころに比べて、ドラマは進化しているんですか。

増山)進化していると思いますよ。

辛坊)“冬彦さん”見てた?

増山)見ていました。

辛坊)佐野史郎さんを一躍スターへ押し上げました。

増山)ああいう演技が好きだとしたら、たぶん『半沢直樹』みたいな大きなリアクションのドラマは好きですよ。

辛坊)ああ。大きいんですか、リアクションが。なんか、ほぼ歌舞伎らしいですね。

増山)そうですね。顔芸。

辛坊)「ほぼ歌舞伎」と言うと、歌舞伎のファンの人に怒られるんだよね(笑)。いろいろなところに気を使わないと喋るのが大変で……。(『半沢直樹』は)所作が大袈裟なんですか。

増山)そうです。セリフも大袈裟ですし。

辛坊)なるほどね。

辛坊治郎

辛坊)私、1990年から夕方のニュースをやっていたんです。関西ローカルで。いわゆる1つのニュースキャスターです。『ニューススクランブル』(読売テレビ)という番組だったのですが、これが私が始めたときはひどい番組で、私が初代のキャスターなんですけれど、とにかく視聴率がないんです。何%という話ではなく、視聴率があるかないかという話で、視聴率がないという番組を、私が初めて体験したのが、この夕方のローカルニュースだったのです。ここで最終的に7年経ったときに、裏番組の『MBSナウ』(毎日放送)という、当時関西ではダントツトップの番組を撃破して、私の番組がスタッフの頑張りでトップに立ちました。そのときの(『MBSナウ』の)キャスターは途中で降板されて、後に大阪市長になられて、その後橋下徹に追い落とされて、いま大阪で続く大阪都構想の流れにつながっていくわけです。

私が夕方のニュースをやっているときに、スタッフ、一部視聴者の方から「歌舞伎」と言われていました。決め台詞みたいなものを、ニュースコメントのあとや、節目で決めるわけです。「また、辛坊さんかぶいてる」と言われるなど、私の夕方のローカルニューススタイルは一時期、「歌舞伎」と言われたことがあります。

増山)『半沢直樹』スタイルですね。

辛坊)たぶんそうなんだと思う。その手の、ある種の誇張表現みたいなことに対して、この日本社会において、一定のファン層がいらっしゃるんだな、と。

増山)引っかかるんですよ、そのインパクトに。

辛坊)そうなんですよ。私も1990年代に、ありがたいことにスタッフの頑張りで成功した夕方のニュース番組を思い出して、この番組でもときどき歌舞伎で決めてみようじゃないかと。

増山)いいと思いますよ。冷めた目で見ていますから。

辛坊)もういいです……

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藤井 風×Yaffle、10/4(日)J-WAVE特番をお届け。自身の作品や未来を語る

音楽シーンに突如現れ、聴衆の心をつかんで離さない藤井 風。自身の作品について、そして新たな挑戦、この先見つめている未来について語るプログラム。さらに番組には、藤井 風のサウンドプロデュースを手掛け、その感度の高いプロデュースワークで幅広く活躍するYaffleも登場。

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今まで深く掘り下げることのなかった、藤井 風の1st ALBUM『HELP EVER HURT NEVER』を、2人の語り合いで紐解いていきます。一夜限りのスペシャルプログラムにご期待ください。

また番組では、みなさまからメッセージを募集しています!藤井風とYaffleの二人に聞いてみたい質問を事前にお送りください。

■メッセージ募集方法
Twitter⇒ #jwave #藤井風 をつけてツイート
メール⇒https://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/message/

【番組概要】
放送局:J-WAVE(81.3FM)
番組名:J-WAVE SELECTION BEHIND THE MUSIC~藤井風×Yaffle~
放送日時:2020年10月4日(日) 22:00~22:54
ナビゲーター:藤井 風、Yaffle
番組HP: https://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/

■藤井 風 プロフィール
1997年6月14日、4人兄弟の末っ子として岡山県の南西部に位置する人口1万人ほどの小さな町「里庄町」に生まれる。幼少期よりジャズやクラシックだけでなく、ポップス、歌謡曲、演歌など、年代・ジャンルを問わずありとあらゆる音楽を聴いて育ったことから、『国内外を問わず活動するミュージシャンになる』という思いが自然と芽生える。そこから確かな技術と聴き手を選ばない秀逸なピアノアレンジが各方面で話題となり、2020年5月20日に1st Albumをリリース。Billboard JAPAN 総合アルバムチャート”HOT ALBUMS 1位(6/1付)、レコチョク上半期 新人アーティストランキング 1位 などを獲得。10月には自身初の日本武道館ワンマンライブを開催する。

■Yaffle プロフィール
東京都出身。小袋成彬氏と共にTokyo Recordingsを設立したメンバーの一人。その感度の高いプロデュースワークで、小袋成彬、藤井 風、iri、SIRUP、SANABAGUN.の高岩遼、Capeson、柴咲コウ、adieuらのアレンジや楽曲提供から、CM、映画『響』、『ナラタージュ』などの音楽制作等、幅広く活躍する気鋭のソングライター/プロデューサーである小島裕規。自身のアーティスト・プロジェクトでは海外アーティストとのライティング・セッションで生まれた楽曲を2018年からリリースを始め、2020年9月18日にアルバム『Lost,Never Gone』をリリース。国内外で注目を集める。

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