「なるようにしかならん」と桂小文枝師匠、元気をもらえるポジティブトーク『#ラジぐぅ月曜日』

#ラジぐぅ月曜担当の西川かの子さん、桂三語さん

OBCグッドアフタヌーン!#ラジぐぅ』火曜日のコーナー「桂三語のちょっとぐぅな話」は、噺家緊急事態宣言特別企画「こんな時だから噺家に話を聞こう」を3回にわたってお送りしています。

最終回のこの日、お電話を繋いだのは、桂小文枝師匠。大御所の登場に緊張気味の三語さんです。

 

「外出自粛の今、小文枝師匠はお家で何を(なさっていますか)?」とお伺いすると、料理がお得意だという師匠は奥様と2人の子どもさんの為に食事を作っておられるそうです。ご飯をたくさん炊いて、ラップに包んで冷凍しておくというマメさ。これは大御所あるあるで、八方師匠も同じようになさるそうです。マメでなんすね...。

海外の学校へ行く予定だったという高校生の息子さんは、コロナの影響で行くことができず、その代わりに入った学校の授業や宿題で、お家で8時間ほどパソコンに向かって勉強する日々だそうです。でもなるべくそれを見ないようにしているという小文枝師匠。

「高校になったらわからへん。聞かれてもわからへんし、見んようにしてる」

「小学5年生の下の子でもギリギリ。やり方も違うし、もう忘れてる」


と、同世代の子を持つかの子さんと盛り上がりました。

2019年3月12日に「四代 桂小文枝」を襲名された師匠。同日、なんばグランド花月から始まり、1年間をかけて全国で20以上の開催を予定していた襲名披露公演でしたが、その終盤を襲ったこのコロナ禍。リスナーからは、「襲名披露公演で1番楽しかった場所はどこですか? コロナの影響で公演はどうですか?」というメッセージが寄せられました。現在、3公演が中止になり、千穐楽も延期になっているということです。

「楽しかったというか、ほとんど行くだけ」という襲名披露公演について、「口上があって、ゲストの落語、最後に僕の落語なのに、出演者が全員私を残して先に帰る。」という驚きのエピソードをお話しくださいました。「みんな、1本でも早く帰りたいからね、同じ電車を予約していても、時間を早めて変更して先に帰る。」んだそうです。なんと「マネージャーも先帰ってしまうこともある。」とか。


延期中の千穐楽は2020年6月5日(金)を予定されているそうです。

今回のコロナ禍を受けて、「我々の商売というのは、世の中が平和で安全で、そういうところでないと生きていけないんだなと今回思った。」と語る師匠。

「早く落語会で、皆さんの前で落語がしたい」「再開する時のために稽古をつまないといけませんね」という三語さんに、「とは言ってもね、お客さんの前で次いつ(落語を)できるかわからん時に稽古もなかなかね、できないし。」と話し、三語さんを笑わせます。

「モチベーションを上げなアカン時にわれわれ若手はどうすればいいですか?」という問いには、「なるようにしかならんからな~」とあくまで力を抜いたマイペースの回答。

「焦らんと、なんとかなる。」

「なるようにしかならん。」

あっけらかんとして失敗を楽しもうという姿勢の師匠の言葉に、元気をいただいた一同でした。

OBCグッドアフタヌーン! #ラジぐぅ
放送局:OBCラジオ大阪
放送日時:毎週月曜 11時30分~14時00分
出演者:桂小文枝、西川かの子、桂三語
番組ホームページ
公式Twitter

※該当回の聴取期間は終了しました。