矢井田瞳、コロナに立ち向かう人々を応援する楽曲に込めた想いを語る『週末ワイド“ラジオ産経”』

「あなたのSTORY」のレコーディングに臨む矢井田さん

『週末ワイド“ラジオ産経”』は、産経新聞やサンケイスポーツの記者をはじめ様々な分野のスペシャリストを迎えて、産経新聞編集委員の安本寿久さんと、ナビゲーターの松本雅子さんが、金曜の夜に幅広いジャンルの話題をお届けしています。

ラジオ大阪と産経新聞社の共同キャンペーン“#コロナの先で”の第2弾は、新型コロナウイルスに立ち向かう人達へ感謝を込めて、歌の力で応援しようと、シンガーソングライターの矢井田瞳さんに楽曲制作を依頼しました。リスナーの皆さん、産経新聞の読者の皆さんから届いたメッセージを矢井田さんに託し、歌詞作りに生かしていただき、完成した楽曲「あなたのSTORY」。

5月29日(金)の放送では、矢井田瞳さんに電話出演して頂き、今回の曲への思いや、自粛が続く今の状況などをお伺いしました。

矢井田さん直筆の「あなたのSTORY」の歌詞が掲載された紙面

再認識した音楽の力

今年は矢井田さんデビュー20周年というアニバーサリーイヤー。記念ツアーは新型コロナウイルスの影響で残念ながら途中でのストップを余儀なくされました。矢井田さんはSTAY HOME期間中も、自宅で曲を書いたり、歌ったり、ギターを弾いたり、歌詞を書いたりしていたと話します。生配信を行った無観客ライブは「無観客とはいえ、ステージ上から音楽をお届けできたのはすごく嬉しくもありましたね」と声を弾ませました。

 

矢井田さんにとって音楽の力ってどのようなものだと思いますか?

矢井田さん「私自身大好きな曲からパワーをもらったり、私のことを歌っているのかな?と共感するような曲に出会うと嬉しかったり前向きな気持ちになれたり、直接的なものでなくても第六感みないなものを刺激してくれる力がきっと音楽にはあるんじゃないかなと信じています」

番組を担当する産経新聞編集委員の安本寿久さんとナビゲーター松本雅子さん

「あなたのSTORY」に込められた想い

今回のプロジェクトで、"リスナーの皆さんや読者の方達のメッセージを歌詞に生かしての曲作り"という難しい依頼を受けた時はどんなお気持ちでしたか?

矢井田さん「確かに重みというかプレッシャーもありました。私にできるかな~ってドキドキもしたんですけど、ちょうど私も前向きな曲を書きたいなと思っていた時期だったので、是非チャレンジしてみたいと思いました」

 

皆さんから寄せられたメッセージはどんなものが多かったですか?

矢井田さん「皆さん先の見えない不安の中で大変な時期だったと思うんですけど、不思議とメッセージには前向きな言葉が多くて、コロナの先こんなことをしてみたいとか、身近な人を大切に思う気持ちに改めて気づけたとか、これまで当たり前と思っていたことがそうじゃないんだと気づけたから、コロナが明けた先にはもっと大切にしていきたいとか。あとは医療従事者の方へのありがとうという気持ちだったりとか、私も共感できるメッセージが多かったですね」

 

そのメッセージを歌詞にまとめていく作業は苦労などありましたか?

矢井田さん「医療従事者の方だったり、生活を支える為に働いてくださってる方へのありがとうというメッセージと、STAY HOMEを頑張っている人たち。ちょっと視線は違うかなと思いつつ、それでも同じ1曲にまとめることが出来ればいいなと、そこが難しかったところではあります。でもサウンドも歌詞も"抜け感"のあるものにしたいって自分の中で決まっていて、皆さん閉塞感を感じていた人が多いと思うので、どこかの誰かが少しでも前向きに元気になれるような、そんなものを詰めれたらいいなと考えながら作りました」

 

そんな想いが込められた楽曲「あなたのSTORY」を聴いたナビゲーターの松本さんは「軽やかな曲調で、気持ちいい風が吹いてくるようなそういう曲だと思いました」と感想を伝えました。

レコーディングに臨む矢井田さん

今できることを

今後、どのような活動をしていこうとお考えですか?

矢井田さん「しばらくは無観客だったり配信ライブが主になるのかなと思います。でも音楽自体が持っているパワーは変わらないはずなので、いつかライブ会場で一体となって盛り上がれる日を願いながら、今はぐっと頑張るしかないかなと思っています。曲作りなど、できることはたくさんあると思うので。」

 

リスナーの皆さんへメッセージをお願いします。

矢井田さん「まだまだ大変な状況が続いている方もたくさんいらっしゃると思いますけど、でもきっと心の中に希望をもつことや前向きでいることが大事だと思うので、みんなで一緒に乗り越えましょう!」

番組を担当する産経新聞編集委員の安本寿久さんとナビゲーター松本雅子さん

矢井田さんのインタビュー、そして「あなたのSTORY」。タイムフリーでぜひお聴きください!

週末ワイド "ラジオ産経"
放送局:OBCラジオ大阪
放送日時:毎週金曜 21時00分~23時00分
出演者:松本雅子、安本寿久
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

野島裕史も大注目!進化した国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン2024」 魅力を組織委員会委員長・栗村修が解説

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。5月5日(日・祝)の放送は、一般財団法人「日本自転車普及協会」の理事であり、UCI公認・日本最大の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長・栗村修さんを迎え、お届けしました。


(左から)栗村修さん、パーソナリティの野島裕史



◆自転車界の重鎮・栗村修、約5ヵ月ぶり出演

野島:本日のスペシャルゲストをご紹介しましょう。この方です!

栗村:自転車大好き、自転車は左側通行、信号を守ろう! 栗村修でございます。よろしくお願いします。

野島:ありがとうございます。なんか「笑点」の雰囲気を感じました(笑)。

栗村:自転車の安全は今、社会的に問われていますからね。10年、20年前に比べれば、“自転車は車道を走る”ということがだいぶ共有されてきましたが、車の事故が減っているのに対し、自転車事故、自転車マナーが悪目立ちしているんですよね。もちろんそれは一部の方ですが、だからこそ自転車関係者として、今後はより一層自転車のマナー向上を広めたいと思っています。

野島:栗村さんは昨年の12月以来、約5ヵ月間ぶりの出演となりますが、前回は「2024年の自転車業界の注目トピックス」を伺いました。そして今回、この時期にお越しいただいたということは、当番組でもお馴染みのアレですね。

5月19日(日)からスタートする国内最大級のUCI公認ステージレース「ツアー・オブ・ジャパン2024」。現在は絶賛準備中ということで、かなりお忙しいのでは?

栗村:そうですね。このラジオ番組の名前と同じ名称の国際レース「ツアー・オブ・ジャパン」は、大阪から東京に向かう全8日間8ステージという、年に1回の大きなレースになります。準備などいろいろなことを含めて僕たちは1年中稼働しているので、ようやくやってきたなという感じですね。

野島:毎年この時期にお越しいただいていますが、今年はちょっと余裕を感じますね。

栗村:僕はもともと選手・監督として1996年の第1回大会から出場してきましたが、2014年からは主催側に周り、今年でちょうど10年なんですよ。ちょうどその頃からこの番組にも呼んでいただくようになったのかな?

野島:当時はものすごく緊張感を持って、番組にお越しになっていましたよね。

栗村:「野島さんに会えるなんて!」と思っていましたし、あとは主催側となると選手・監督とは立場、勝手が全然違いますからね。恥ずかしながら、当時は緊張して瞳孔が開いて目が泳いでいました。

野島:頭のなかが白くなりかけていたとおっしゃっていた記憶があります(笑)。

栗村:でも10年という歳月のなかで、僕の立場も大会副ディレクターから大会ディレクターになり、組織委員会委員長になって、若いスタッフも入ってきました。実務的なことは引き継ぎながらで、責任の重さなどは全く変わっていないんですけど、やはり大会の成熟度が心の余裕につながっているのかなと思います。

野島:チームとしてできあがってきている感じがしますね。でも、3月28日(木)におこなわれたオンライン公式記者発表はさすがに緊張なさっていたという話を伺いました。

栗村:意識的に、少し硬めに挑んだところはありました。前回出演させていただいたときにもお話したんですけど、今回「ツアー・オブ・ジャパン」は大きな変化としてUCIのクラスを1つダウングレードしたんですよ。なぜかといえば、参加できるチームをより若手、学生などにもチャンスを与えたいといった思いがあって。英断というか前向きなダウングレードです。

ただ、やはり(世間では)ダウングレードというところだけ切り取られている部分もあります。なので、今年の大会について真摯にみなさんにお伝えしようと、あくまで「ツアー・オブ・ジャパン」は「ツアー・オブ・ジャパン」なりの進化をしているというメッセージを送るために、(記者発表が)硬く見えたところもあったのかなと思います。

野島:僕は“てんげるまん”さんのXをフォローしていまして……。

栗村:僕の裏垢と言われているアカウントですね。

野島:そうなんですか(笑)。その“てんげるまん”さんが、2024年4月10日に「#これがこうなる選手権」というハッシュタグをつけて、写真とともに「日本国内の自転車レースツアー・オブ・ジャパンに金髪頭のやんちゃな選手として出場から、現在はツアー・オブ・ジャパン組織委員会委員長へ転身。」とポストしているんですよ。

栗村:それは誰のことですかね!?

野島:栗村さんのことですよ! この写真を見て僕はもう声を出して笑ってしまいました(笑)。スーツを着ている偉い方々の中、若かりし頃の金髪姿の栗村さんが金屏風の前で1人だけ革ジャンを着てイスの背にもたれているんですよね。なんとも不機嫌そうに。もはやヒール役のプロレスラーのような風貌なんですけど(笑)。

栗村:26歳の頃ですね。状況を簡単に説明しますと、先ほども話したように僕は「ツアー・オブ・ジャパン」に選手・監督としても関わり、当時はヨーロッパでプロだったときなんですよ。しかも、「ツアー・オブ・ジャパン」が凱旋レースで、これはもう何かやらないといけないなと。

僕の理想の男像は無口でダンディーな男、そこに唯一自分が近づける瞬間がヨーロッパでプロだったときなんですよ。だから、これが人生のなかで一番理想の自分に近づいた瞬間でした(笑)。そのときは大会に向けて自信を聞かれても「自信がなければここにいない」って答えていましたからね(笑)。

野島:すごいキャラ作りをしていたんですね

栗村:していましたね~。ただ、そのときは(会場に)来ている人がだいたい知り合いで「アイツは何をやっているんだ?」っていう感じでした(笑)。でも、今となってはこうして野島さんに笑っていただけたことが嬉しいです。

◆改めて「ツアー・オブ・ジャパン」とは? 栗村修が解説

野島:栗村さんが組織委員会の委員長をつとめている世界最大級のUCI公認ステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」。今年は5月19日(日)からスタートしますが、初めてその存在を知ったというリスナーさんのために、改めてどんなレースなのか教えていただけますか?

栗村:「ツアー・オブ・ジャパン」は、国内最大規模の自転車のステージレースです。“ステージレース”というのは2日間以上、何日間にも渡ってレースをおこない、1日1日のレースも独立しているんですけど、最終的には全日の合計タイムを競うレースです。有名なところだと、フランスでおこなわれている「ツール・ド・フランス」がそうですね。

今回は5月19日(日)に大阪・堺をスタートしまして、その後1週間レースをしていきます。堺の翌日、第2ステージは京都(20日(月))。京田辺市と精華町で開催されます。その後は三重県・いなべ市(21日(火))、岐阜県・美濃市(22日(水))、さらには長野県の飯田市で開催される信州飯田ステージ(23日(木))と続き、24日(金)は静岡県・小山町で開催される富士山ステージ。

25日(土)は神奈川県・相模原市で開催される相模原ステージ。そして、最終日(26日(日))は東京ステージ。全8ステージ、日本を旅するようなレースとなっております。


参考:UCI公認ステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」公式サイト


野島:昨年、4年ぶりに従来の8日間8ステージに復活し、今年も無事フル開催ということでホッとしました。

栗村:2020年は新型コロナウイルス感染症で開催中止を経験し、その後2年間の縮小開催を挟み、昨年ようやくフルスペック開催に漕ぎ着けたのですが、今年は「ツアー・オブ・ジャパン」本来の魅力のひとつでもある“地域貢献”として、子どもたちに楽しんでもらう「TOJ キッズ」というコンテンツが5年ぶり、2019年以来の復活になります。これでようやく、本当の意味での正常開催という感じがしますね。

◆今年は将来有望な若手選手が世界中から集結!

野島:今回の参加チームで注目しているチームはありますか?

栗村:「ツアー・オブ・ジャパン」のコンセプトは2つあって、ひとつは“地域貢献”。もうひとつは新たに“TOJ NEW GENERATION”というキャッチフレーズをつけました。これは何かというと、世界中の将来有望な若手が集まって、未来を掴むための本気の戦いを「ツアー・オブ・ジャパン」でおこなってほしいと。

海外から完成されたプロ選手が来て、お祭り的なレースをするのではなく、「ツアー・オブ・ジャパン」は本来、若手の登竜門的なレースなんですよ。なので、今回出場するチームは将来有望な若手が所属しているチーム。そして、本場ヨーロッパでも活動している競技力の高いチームを呼んで、日本の若手が挑むというような図式があります。

野島:もちろん海外の有名選手が来るのも楽しいんですが、観戦するファンとしてはそうした若手の熱い戦いも見所になりますよね。

栗村:「ツアー・オブ・ジャパン」の強みというか、独自性という意味でも他にはないものとして、例えば、全然対象が違いますが“甲子園”とか“箱根駅伝”とか、日本はそうした若いスポーツマンの戦いが好きなイメージがあります。

実際、昨年の大会でステージを3勝したルーク・ランパーティ選手は、今年はもうヨーロッパのトップチームに昇格して活躍しています。そういった意味では、これまでとは違う形でレベルの高いレースを作り出すための参加チームラインナップにしています。

野島:今年の大会で活躍した若手が将来ヨーロッパで活躍なんかしたら、応援のしがいもありますよね。

栗村:そういう楽しみをぜひ会場に来て味わってほしいですね。

野島:ぜひ生で見ていただきたいと思いますが、協賛にはどんなスポンサーさんが?

栗村:我々は競輪界と非常に近い関係でして、今回は「SPEEDチャンネル」という競輪専門のBS放送と、アスリート支援を専門としている「Tキャリ」(日本トーター)さんの2社が特別協賛社として大会を支えてくださっています。

実は今、競輪選手でありながらロードレースも走っている選手がいるんですね。昨年、東京ステージで勝った窪⽊一茂選手もロードの選手なんですが、実は現役競輪選手でもあるんです。

競輪選手の状態でロードレースにも出るし、パリ五輪にもトラック競技で出場する可能性があります。つまり、全体の流れとして“競輪とロードレースのシナジー”、“トラックとロードレースのシナジー”と言ったほうがいいかもしれませんが、そうした流れがあるので、「ツアー・オブ・ジャパン」としても新しい世界を作っていきたいと思っています。

野島:しかも競輪、トラック競技は日本人選手が結構強いですからね。

栗村:オーストラリアやイギリスなどオリンピックを開催した国はトラック競技、まずは競技場でやる種目から選手を鍛え、その後優秀なロード選手を輩出するという流れを作ったんです。そこに今、日本も踏み出し始めているところがありますね。

野島:それはいい相乗効果が期待できますね! さて、お話の途中ですが、(おしゃべりな)栗村さん対策で今回も当然のように2週に渡ってお送りする構成になっております。

栗村:ありがとうございます!

野島:なので、この続きは来週。引き続き、お付き合いよろしくお願いします

栗村:よろしくお願いします!

5月12日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、引き続き、栗村修さんをゲストに迎えてお届けします。お楽しみに。

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国24局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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