人力車を引くラジオスター! 関森ありさ「ラジオも人力車も数じゃない」

5月5日の「おとなりさん」(文化放送)、午前9時台『教えて!全国☆ラジオスター』のコーナーに、東京都江東区で人力車の仕事をしながら、レインボータウンFMでラジオパーソナリティも務める関森ありささんが登場した。

山根良顕「本当、かわいらしい。人力車、引けるんですか?」

関森ありさ「もうバリバリ! もう6年ぐらい引いています」

坂口愛美「きょうも法被を着てきてくださって」

関森「気合を入れてこようかなと思って! 普段からこの格好で(人力車の)仕事しています」

関森さんは普段、浅草で人力車の仕事をしながら、江東区のレインボータウンFMでパーソナリティやディレクターを務めている。金曜は普段、朝から午後6時まで人力車の仕事をしてから、ラジオ局に向かっているという。

関森「お休みはほとんどないですね。半日休み、みたいなことはあるんですけど『常に動いていたい』という感じで、手か足を動かしています。たまに休みたくなっても、浅草か江東区には行きたいな、って」

坂口「金曜は忙しい日とのことですけど、きょうのスケジュールは?」

関森「『おとなりさん』に出るので、出番が終わったら、人力車の仕事ではなく、浅草リトルシアターへ行くとか……」

山根「浅草リトルシアター?」

関森「あとでお話ししようと思うんですけど、浅草に小さなお笑い劇場があるので観に行ったり、浅草の新しいお店でご飯食べたり」

坂口「情報収集も兼ねて、ということですかね。お客さんに『どこがオススメですか?』って聞かれますもんね」

関森「そうですね! 聞かれることも多いので、ちゃんと答えられるようにしよう、って」

人力車とラジオ局員の二刀流をこなす関森さんは、もともとアナウンサーを目指していた。ほかの志望者と違う個性を探していたころ、アナウンサースクールの先生から「人力車でもやってみれば?」と勧められたことが、人力車の仕事を始めるきっかけだったという。名を挙げた浅草リトルシアターについても、さらに詳しく聞かせてくれた。

関森「浅草といえば東洋館、と思う方も多いんですけど、リトルシアターは『世界でいちばん小さなお笑い劇場』と呼ばれるほどで、20人ぐらいの規模なんです」

山根「へえ~!」

関森「私もラジオと人力車を始めてから、ラジオはリスナーいない、人力車はお客さんいない、と、けっこう落ち込んだ時期があるんです。そのころ芸人さんが配っていたチラシをもらって、行ったんですよ。そうしたらお客さんが、私ひとりだけで」

山根「あるある」

関森「何気なく観ていたんですけど、2時間ぐらいで、10組ぐらいの芸人さんが全力で笑わせようとしてくださって、心打たれました。『人数じゃない』『ラジオも人力車も数じゃないな』って」

山根「お客さんがひとりでも感動させてくれようとする、その必死さみたいなのが響いたんだ」

関森「そうです。ラジオを聴いている人がひとりでも、人力車のお客さんがひとりでも、その人を感動させたら満足だ、と思ったら、ご縁をたくさんいただけるようになりました。リトルシアターの芸人さんは応援したくなります」

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Mrs. GREEN APPLE大森元貴「この曲は終わりがないというか、地続きにつながっていくやるせなさを歌っているから…」新曲『天国』の歌詞を語る

3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLE(大森元貴(Vo/Gt)、藤澤涼架(Key)、若井滉斗(Gt))がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」(毎週月曜 23:08頃〜)。
5月12日(月)の放送では、「天国 感想チェック」と題して、生徒(リスナー)から寄せられた新曲「天国」の感想メッセージを紹介していきました。


Mrs. GREEN APPLE大森元貴



<リスナーからのメッセージ>
ミセス先生こんばんは! 「天国」リリース日に何回も何回も聴きました。いつも以上に、生きること死ぬこと、笑うこと悲しむこと、さまざまな感情がわいてきて、ついついずっと聴いてしまいます。この曲は「僕」「わたし」「あなた」など登場人物がいっぱいいて、それぞれについて映画と照らし合わせながら考えるのは楽しいです!

ここでミセス先生に質問です。「天国」のなかで一番印象的な歌詞や、こだわりの歌詞はありますか?(15歳)

<ミセスからのメッセージ>


(写真左から)Mrs. GREEN APPLE藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗



若井:どこだろう……。

藤澤:個人的にずっとぐるぐるするのは……「どうすればいい? を どうすればいい?」が、なんかすごくずっと残る! でもこれって、ハチャメチャな言葉に聞こえるんだけど、めちゃくちゃわかるっていうか。「もうどうしたらいいんだ!」って、自分のなかで回収しきれないことすらに対して「もうこの感情もどうしたらいいんだよ!」みたいな、収拾つかない気持ちをよく表したなと思って。その1フレーズで、感情の爆発みたいなものをめちゃくちゃ物語っているなっていう。藤澤はそう思います。

大森:ありがとうございます。

藤澤:作家としてのこだわりの歌詞はあります?

若井:全部こだわりだと思うけども!

大森:例えば「この期に及んで尚 朝日に心動いている」とか、「そうだ 家に帰ってキスしよう」とか。けっこう同じ属性というか、作用を持つ言葉かな、と思って。見苦しいし、許せないし、やるせないし、捨てきれないんだけども、そんな落胆してる、諦めてしまってる世の中だけども、朝日が登ることに対して綺麗だと思う自分の心があるとか、そういうのって非常に馬鹿馬鹿しいというか。

若井:「この期に及んで」ってね。

大森:「なら、どうすればいい? いっそ忘れちゃえばいい? そうだ 家に帰ってキスしよう」とか。舞台挨拶でもこのコメントに触れたんだけど。いい言葉っていうか、僕はこれは皮肉の歌詞(として書いたわけ)で。いろんな人の状況とか、環境とか、世界のことに対する憤りとか、自分に対する憤りとか、いろいろあるけど「もういいや」みたいな。「もう自分の幸せだけ考えてればいいや」みたいな、もうそんなんで自分のわだかまりとか、世界のぐつぐつしたものっていうのが、さらっと気まぐれに流れていくっていうことの皮肉というか、風刺歌詞なんだよね、ここは。だから歌番組とかでも、ここだけ僕は楽しそうに歌いたいな、と思って。

藤澤:そっか。そういう部分が、なんか人間味があって。

大森:怖いんだろうね。

藤澤:おお、ってなるポイントだよね。

大森:この曲って終わりがないというか、ずっと地続きにつながっていくやるせなさを歌ってるから、「だから生きよう」とか「だから頑張れ」とかまで全然歌ってないっていうか。でもそれがすごく多くの人に聴いてもらって、なぜか心地いいと思う人もいて。その気持ちはすごくわかるんだけど。不思議な曲を作ったな、と我ながら思いますね。


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5月12日(月)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 5月20日(火)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/

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