ホークス・又吉投手、グローブへのこだわりが強すぎる!

福岡ソフトバンクホークス・又吉克樹選手(左)ととらんじっとあらた ©RKBラジオ

シーズン中にもホークス選手に話を聞きたい!その強い思いから始まった、RKBラジオホークス応援団長のよしもと芸人・とらんじっとあらたがお送りする「ホークス、週刊実は…」。月ごとにホークス選手といろんな話をRKBラジオ「ホークスイニング0」で毎週木曜日に放送している。7月は、沖縄県出身で背番号14、又吉克樹投手に迫る。11日の放送では、又吉投手の道具へのこだわりを聞いた。

紐の硬さまで…こだわりがすぎるグローブへの愛

又吉克樹投手が語る「ホークスの強さ」 ©RKBラジオ

又吉克樹投手(以下、又吉):ソフトバンクホークスの又吉克樹です、よろしくお願いします!

とらんじっと・あらた(以下、あらた)よろしくお願いいたします。今日は道具についてのこだわりを聞いていきます。

又吉:グローブはメーカーの人に一番注文が多いって言われました。まず、形、グローブの硬さ、紐の硬さ、ウェーブの形、ウェーブの周りの紐の締め具合…

あらた:紐の硬さって変わりますか?

又吉:色を入れちゃうと柔らかくなっちゃうんですよね、革製品って。なので、一番硬いやつがいいですよ。左手が柔らかすぎると、握っちゃうじゃないですか。左手だけ握って右手だけ力抜くの難しいんですよ。ちなみに皮が硬すぎて、杉山に2個グローブ破られましたね(笑)

あらた:破られたっていうのは…!?

又吉:皮がパンパンに張っているんで、衝撃が強すぎて…キャッチボールで避けちゃうんですよね。基本的にその皮をフルでグローブ作ってるのはもう多分僕ぐらいしかないですね。

あらた:そこをローリングスさんとの会話の中で作っていってると!

又吉:シーズン中もちょこちょこ会います。ウェーブちょっとこうしてくれとか。グローブの部分のぐるぐる巻かれてるじゃないですか、あそこに切り込み入れるか入れないかどうかとか。皮に切り込み入れて巻くと動きやすくなるんですよ。

あらた:ちょっと待ってそんなにグローブにこだわっている人は本当にいないんじゃないですか?ピッチャーで…

又吉:細かいと言われますね(笑)ここで折り曲げたいから、ウェーブの形をこういうふうに作ってくれとか…

あらた:いつ頃からそのこだわりに芽生えたんですか?

又吉:(プロに)入る前から、グローブはとにかくこだわりが強くて、皮の硬さとか形とか…

あらた:遠目で又吉さんのグローブ見て、ちょっとちっちゃいのかなと思うんですけどいかがですか?

又吉:ちっちゃいと思います。周りの人たちに比べたら…12インチなんでサードで使っている選手より、ちょっと大きいかなぐらいですね。フィールディングまず早くなるじゃないですか。

9人目の野手として…夢はゴールデングラブ賞!?

ポーカーフェイスの裏側では…? ©RKBラジオ

あらた:なるほど。やっぱり9人目の野手として試合にいるという感覚ですか?

又吉:この間、スライディングキャッチしましたけど大きすぎると、アバウトで取れるのが、ピンポイントで取れた方がエラーは減るかなと思うんですよね。

あらた:こちらはから見るとやっぱりああいうプレーでヒヤッとする訳ですよ。

又吉:でもあれば行けますよ。中日時代に、アメリカンノックめっちゃ受けたんですよね。

あらた:素人の意見なんですけど、又吉さんはスタイルもいいし、シュッとしているから、9人目の野手としてはあんまり見ないタイプの風貌というか、フォルムなんですけど、どうですか?自分のビールディングについては…?

又吉:一番欲しいタイトルは「ゴールデングラブ賞」ですね…

あらた:聞いたことない!ピッチャーがゴールデングラブ欲しいって!!

又吉:中継ぎでゴールデングラブ賞取った人、多分1人しかないです。

あらた:何そのクイズ!!

又吉:絶対知っていますよ、MVP取った(中日)浅尾さん。めちゃくちゃうまかったです。これすごいなと思いましたね。ボールを取ってからまず速い、打球反応早い、そして意味がわからないぐらい正確で…

ピッチャーによってマウンドの土の高さが違う!?

マウンドの高さの違いについて驚く、とらんじっと・あらた ©RKBラジオ

あらた:球場のことについて話聞きたくて…一番プレイしやすい球場はどこですか?

又吉:データで言えば、地方球場ですね。

あらた:嘘でしょ!?

又吉:こないだ取材された時、ここ10年ぐらいで地方球場で投げているピッチャーで一番、防御率がいいって言われたんです。防御率が0.いくつだったかな?

あらた:20何試合投げて防御率0点台!?ご自身でなんでか分ったりするんですか?

又吉:言い方悪いですけど、そこまでいい球場じゃないって割り切っているので、日によって違うだろうというも割り切りができるのでね…でもプロのマウンドはもうそんなことあることはないと思ってるんですよね。それで、たまに変わっていると、あれ?みたいな…

あらた:体が敏感に感じ取る訳ですね?

又吉:そうですね。ロッテも多分、佐々木朗希くんが投げている試合とそうじゃないピッチャーでマウンドの形違いますもんね。

あらた:はい、初耳です。これはすごい情報…!そんなことあるんですか?

又吉:結構あると思います球団は。この選手のときは固め、この選手とき荒めみたいな調整は…

あらた:だから専属の方々が付いてるんですよね。

又吉:すごいですね、再現性が。

あらた:これちょっと、また年末に話し聞かせてもらっていいですか…?

又吉:4年後でいいですか(笑)

ということで、又吉選手との本音トークで盛り上がった。今週のウィークリープレゼントは、BOSS E・ZO FUKUOKAで行われている「カブト・クワガタの森」招待券を3名様に、マンスリープレゼントは又吉選手のサイン付き、今年のピンクフルデーユニフォームを1名様に!

番組の感想や出演してほしい選手のリクエストなども含め、メールball@rkbr.jpで応募を!

#さえのわっふる
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 13時00分~17時48分
出演者:とらんじっとあらた
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※放送情報は変更となる場合があります。

「ワールドシリーズ連覇」に貢献!ドジャース・大谷翔平&佐々木朗希のピッチングを五十嵐亮太が解説

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。11月8日(土)の放送は、プロ野球解説者の五十嵐亮太(いがらし・りょうた)さんが登場! ここでは、アメリカ・大リーグ(MLB)でワールドシリーズ連覇に貢献したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手、佐々木朗希投手について振り返りました。


五十嵐亮太さん



◆佐々木朗希の“魂の3イニング”

藤木:ワールドシリーズも盛り上がりましたが、メジャーリーグ30球団あるなかでワールドシリーズを連覇することが、どれだけ難しいことなのかを実感しましたね。

五十嵐:MLBでの連覇は、(ニューヨーク)ヤンキースが1998~2000年に3連覇して以来ですから。

ブルペンでは、佐々木朗希投手が見事にハマりました。もともと先発ピッチャーなのですが、シーズンの後半にケガから戻ってきた後、中継ぎで2試合だけ投げました。そのピッチャーが、ポストシーズンに入ってから抑えに抜擢されたんですよね。1年目のルーキーが、シーズン終わりから中継ぎをやって、いきなり大事な場面でクローザーを任されるってすごくないですか!?

藤木:そうですよね。しかも、強敵といわれていた(フィラデルフィア)フィリーズ相手に3イニングを完璧に抑えた。あの魂の3イニングがなかったら、もうフィリーズに負けていたんじゃないかと。

五十嵐:おっしゃる通りです。ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)でフィリーズと対戦して勝ったこともすごいけれど、勝ち切るためには、抑えがしっかりしていないといけないなかで、そこに佐々木投手が見事にハマりましたよね。ワールドシリーズを連覇した凄さもあるけれども、その前もしっかり勝たないといけないわけで。だから、佐々木投手がいなかったら行けなかったのかなと僕は思います。

◆大谷翔平、最終戦のピッチングを分析

藤木:ワールドシリーズの最終戦、大谷翔平選手が中3日で先発しました。しかも、ヒットやフォアボールで塁に出て、走塁もして、(バッティングでも)頑張っていたじゃないですか。その影響もあってか、制球が定まらずなかなか苦しい展開でしたよね。

五十嵐:中3日ですから、もちろん疲れがあるなかでの登板だったということと、あのときの大谷選手が、今までの登板と何が違うかというと、あの試合は先発ピッチャーをブルペンに入れていたので、長いイニングを投げる必要がなかったんです。つまり、序盤から飛ばしていくピッチングスタイルで良かった。でも、疲れもあって“飛ばしていこう”という気持ちと、うまくかみ合っていなかった。そこで、ちょっと“力み”が生まれてしまい、ストライクとボールがはっきりしてしまったんです。

“ストライクが取れない”となると、スライダーやスイーパーもそうでしたが、変化球が甘めに入ってしまうんですよ。それを捉えられてホームランにされるというところがあったので、試合の流れやチーム状況によってピッチングスタイルは変わりますが、そういったところで“うまくいかなかったのかな”と見ていて感じました。

――ほかにも、ワールドシリーズMVPを獲得した山本由伸投手の活躍を振り返る場面もありました。

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<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/
番組公式X:@SPORTSBEAT_TFM

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