【創業110年超】伝統と革新が融合する宮田織物…世界を魅了する半纏

福岡県筑後市にある宮田織物は、1912(大正2)年創業の老舗織物会社です。日本の伝統が息づく半纏は、その温かさと美しさで多くの人々を魅了しています。RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーが宮田織物を訪れ、『Toi toi toi』でその魅力をリポートしました。(報告・スナッピー長谷恵)
熟練の技が光る、唯一無二の半纏
宮田織物では、生地のデザインから織り、縫製、綿入れまで、全ての工程を自社で一貫して行っています。熟練の職人たちが丁寧に手作業で綿を入れることで、ふっくらと温かい半纏が生まれます。
3000種類を超えるデザイン

半纏のタグには、一つ一つデザインの名前が記されています。これまでに手がけたデザインは、なんと3000種類以上。長年培ってきた技術と経験が、多彩なデザインを生み出しています。
海外展開も視野に
日本の半纏を世界に広めるため、宮田織物は海外展開にも力を入れています。クラウドファンディングで資金を調達し、海外のアーティストが足袋を愛用していることから、洋服の上から着ることができるポンチョ型の半纏を「日本製ジャケット」として販売しています。

宮田織物は、伝統を守りながらも、常に新しいことに挑戦しています。
九州大学との共同開発

九州大学芸術工学部の学生たちと共同で、手首足首ウォーマー「POKKA(ぽっか)」を開発しました。肌触りが良く、軽くて温かいのが特徴です。ハンドメイドキットとして販売されており、宮田織物の素材の良さを体感できます。半纏の製造過程で出る綿や布を再利用し、環境にも配慮した商品です。
現在も、新しい生地作りに取り組んでおり、常に進化を続けています。宮田織物の半纏は、日本の伝統技術と職人の技、そして新しい発想が融合した、まさに唯一無二の逸品です。

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