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TULIP・財津和夫が、時には睡眠のための工夫を明かすRKBラジオ『財津和夫　虹の向こう側』。4月6日の放送では、ホテルに布団を持ち込む逸話や、大学生時代の学食でのある振る舞いについても告白します。

干涸びたカレーサンプル

2月11日に西南学院大学で行われた財津のトークショーに参加した、という福岡市東区の63歳の男性からのお便りの紹介です。
下田「『その時は地下鉄の西新駅で降りて大学に向かったんですが、1本道を間違えて大学の裏口から入ったら、何とそこに財津さん本人がいて、話をして写真も撮ってもらった』との事です」
財津「あの日はとっても天気が良くて、気持ち良すぎて、ウロウロしてたんです。いろんな人に会いました。なんか楽しかったな。やっぱり福岡の空気じゃないですか、本当に気持ち良かった」
下田「そして母校ですもんね」
財津「卒業はできてないんですけどね」

下田「大学時代の事を思い出したりしませんか」
財津「思い出したくないですね。私とっても生意気だったんで、あの頃嫌われてただろうなって思うような、そんな気もするし、ほんとにむちゃくちゃな思い出しかないですよ」
下田「そうてすか」
財津「お金が無かったんで学食のサンプルをこっそり取って。でももう干乾びてるんですよね、カレーとかドライカレーみたいなってるんだけど、それを食べてました。それで一度捕まったことがあります」
下田「しかし錦を飾ったという事で」
財津「錦を飾るほどの話じゃないですよ」
捕まった、と言っても食堂のスタッフに見つかって諭されたと、いう事のようです。

眼球睡眠法と持ち込み布団

最近眠れないのですが、財津・下田は眠れなくなることはあるのか？という質問形式のお便りが届きました。
下田「財津さんは、これまで眠れないような経験はありますか」
財津「ありますよ。コンサートの前日とか、何か気になってることがいっぱいあると、考えてもないのに頭の中にあれこれ勝手に浮かんでくるんです。眠れなかったら明日声が出なくなるんじゃないか、みたいな事を考え始めると…僕は小心者なんです。下田さんは何か怖いものないですか」
下田「そりゃ、将来に対する不安とかありますよ」
財津「それで眠れなくなったりはしないんだ」
下田「今のところは」
財津「じゃあ、自信があるのかな」
下田「ないですよ、もう一日一日必死なので」
財津「ホントですか？」
やや疑っているような感じの声です。

ここで、財津のオリジナル睡眠法を紹介します。
財津「テレビを見る事が多いんで、目が疲れているんです。目から肩から首あたりがこっていると寝つきが悪い。なので、眼球を動かします。まず、ずーっと北斗七星の方まで。目を閉じたままですよ」
下田「開けたままでやってました」
財津「上下左右やるんです。方角にもよるんですけど、右側は津屋崎（福岡県福津市、福岡市から北東の方角）の方を見て、左は唐津（佐賀県唐津市、福岡市から西南西の方角）の方を見て。海岸線をイメージしながらずーっと遠くの方まで眼球をやるんです。イメージだけじゃなく、眼球をしっかり動かす。そしてもちろん下もやって、ぐるっと一周眼球を回して。結構気持ちいいんです。そうすると、すっと眠れます、最近」
下田「いいですね、『眼球睡眠法』。枕は大丈夫ですか」

財津「枕？別に何でもいいか。あ、硬いのは嫌だ。柔らかい方が良いですね。手がダルいんで、枕の下に手を突っ込んで、圧迫されて気持ちいいじゃない。そうすると、そのまま寝て手が痺れてることが多いです」
下田「そうですか。ところで、コンサートツアーでいろんな都市に行って（ホテルで）ベッドの硬さとか枕の高さとかは大丈夫ですか」
財津「よくぞお聞きいただきました、ありがとうございます。枕は持って歩くわけにはいかないのでしょうがないんですけど、布団は持って歩いてますよ」
え、ひょったしたら寝袋でしょうか?!
財津「布団の方が枕より大きいじゃないかっていう声も聞こえてきましたけど、そんなことないんですよ。柔らかい布団なんで、ギュッと詰めて。持ち歩けないときは先にホテルへ送っておいて、（客室で）開いて、ベッドの上に乗せて。それが面倒くさいんです。チェックアウトで畳まなきゃいけないんで、それを考えるともう憂鬱だなと思うんですけど、暖かい方がやっぱりいいじゃないですか」
下田「それってマットレスですか」
財津「いいえ、掛け蒲団、『持ち込み布団』。Youtubeにあげようかな」

今日の一曲は、TULIP『一人がいいさ』。1975年（昭和50年）にリリースされたアルバム『無限軌道』に収録されています。少しデカダンスの匂いがする失恋の曲です。

次回4月13日の放送は、通常通り18時15分（午後6時15分）からの予定です。
「SNSで知り合ったTULIPファン」についてお話します。

※放送情報は変更となる場合があります。