78歳でロードバイク北海道一周!福岡市の男性にRKBラジオ・スナッピーが取材
9月15日は敬老の日。それにちなんで、RKBラジオ『Toi toi toi』で、元気な高齢者を特集しました。私が取材したのは、今年、ロードバイクで北海道を一周した78才の広瀬淳一さん。スマホを駆使して日々トレーニングに励む“スーパーシニア”でした。(報告・スナッピー川原彩音)
まさかのイケメン!すらりとしたシルエットの秘密
この日、広瀬さんと待ち合わせしたのは福岡市中央区の大濠公園。遠くからロードバイクに乗ってやってくる広瀬さんを見て、正直「この人かな?」とすぐに確信が持てませんでした。なぜなら、私たちが想像する70代の男性とはまるで違っていたからです。
スラリとしたシルエット、日焼けした肌、そしてまっすぐ伸びた背中…まるでスポーツ選手のような引き締まった体で、颯爽と現れたんです。かけていたサングラスを外すと、優しい笑顔の広瀬さんが現れ、そのギャップにますます驚きました!
ロードバイクとの出会い、そして挑戦の日々
広瀬さんがロードバイクと出会ったのは12年前、66歳の時。30代までは野球をしていたそうですが、それ以降は特に運動はしていなかったんだとか。だから、乗り始めた頃は足がつったり、お尻が痛くなったりしたそうです。
それでも、自転車でしか味わえないゆっくり流れる風景や、旅先で出会う人たちとの温かい交流に惹かれて、トレーニングを続けてきました。そして、2016年には九州一周を達成。さらに念願だった北海道一周を、今年5月に見事達成したのです。
25日間の大冒険!忘れられない北海道の旅
北海道一周にかけた日数はなんと25日間。1日平均100kmも走り、疲れた体を宿で癒すのが楽しみだったそうです。食事も好きなものを好きなだけ楽しんだと、笑顔で振り返っていました。
特に印象に残っている景色は、札幌YOSAKOIソーラン祭りと留萌の日本海、常呂アドヴィックスカーリングホールだそうです。また、怖い思い出として挙げたのは「えりも黄金トンネル」。約5kmもある長いトンネルで、車が高速で走ってくるので、身の危険を感じたのだとか。
驚愕!70代とは思えないストイックなトレーニング
広瀬さんは、新たにフルマラソン完走を目標に立てて挑戦を続けています。健康を支えているのは、日々のストイックなトレーニング。週に2〜3回、1〜2時間も体を動かしているそうです。
早朝に5kmのランニング、その後は体育館で床ストレッチや腹筋、ヒップアップ。驚きなのが、ダンベルを使ったマシントレーニングです。なんと腹筋は58kg、ヒップアップは100kgもの重さを持ち上げているんです!
さらに、広瀬さんは70代とは思えないほど、スマートフォンも使いこなしています。アップルウォッチとスマートフォンを連携させて、ランニングの記録や心拍数を管理し、トレーニング動画をチェックしているそうです。
最近ハマっているのは、TikTokで見つけた「消防士体操」。私も教えてもらいながらチャレンジしてみましたが、これがとんでもなくハード! 私はお尻が上がってしまうのに、広瀬さんは微動だにせず、完璧にこなしていました。
このトレーニングのおかげで広瀬さん、体重は6kg、ウエストは5〜6cmも細くなったそうです。この原動力はどこから来るのか伺うと、「体育館の受付の方が笑顔で迎えてくれて、応援してくれるから」と、照れくさそうに答えてくれました。
「このまま健康に寿命を迎えたい」と語る広瀬さん。私もそんな素敵なセカンドライフを送りたいと強く憧れました。まずはランニングから、私も頑張ります!
※放送情報は変更となる場合があります。
