声優の天﨑滉平、メタルギアオンライン2のサービス終了時の切ない話を語る

TBSラジオ「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」毎週木曜よる9時から放送中!

■オンラインサービス終了の切ないカウントダウン

「マイゲーム・マイライフ」のゲストに声優の天﨑滉平さんがやってきました。『ハイスコアガール』の主人公・矢口春雄役(ゲーム好き)や、『ヒプノシスマイク』の山田三郎役などで知られています。
メタルギアオンライン2をサービス開始からサービス終了まで四年間やりきったという天崎さん。そのサービス終了直前の話があまりに切ないものでした……。

天崎「最後の瞬間までみんなでやって、カウントダウンしました」

宇多丸「ああ~~!!!」

天崎「あと30分で終わるね、みたいにみんなで言って」

宇多丸「悲しい……」

天崎「最後の10秒もみんなで、チャットで10、9、8、7って打って、みんなにありがとうって言葉を事前に打たなきゃいけないから、終わるちょっと前に打っておいて、みんなまたね、どこかでいつかまた機会があったら会いましょうって」

宇多丸「ええ~! 悲しい~~~!!!」

天崎「そうやってお別れしました。そのオンラインで繋がっていた方々は、リアルの繋がりはなかったので、それっきりっていう形でしたね」

宇多丸「今、何やってるんだろうねー!」

天崎「何やってるんですかねー?」

宇多丸「でもなんかのオンラインはやってるでしょうからね」

天崎「そうですよね」

宇多丸「へええええ~~~、切ないな。だって四年間遊び尽くした遊び場がまるごとなくなるんですよね」

天崎「そうなんですよ! これがオンラインゲームのこう、寂しいところというか。だからこそ尊いんだろうなと思うんですけど。(中略)もうこの、全部のマップ覚えてます!」

宇多丸「そうでしょうね。そういうものでしょうね。その頃暮らしてたみたいな、その頃住んでた場所みたいな感じですもんね」

天崎「懐かしいなー!」

宇多丸「オンラインサービスのそういうのって、絶対いつかはサービス止まるんだから、あるうちに記念撮影しときなっていう話はしたことあったんですけど、終わり際のカウントダウンとかそんな切ない話を聞いたのは初めてだ……世界が終わるみたいなことじゃない?」

天崎「そうですね、もう二度と会えないだろうなって思って、また会おうねって言ってましたもん」

これは切ないです。オンラインゲームはいつかは終わる、という話は、過去の加藤夏希さんゲスト回でもありましたね。ドラクエ10に思い出がたくさんあるという加藤さん。今はまだサービス継続していますが、「いつかは終わると思うと悲しい」と言っていたのが印象深く、今でも覚えています。
個人的な話になりますが、私かつてはオンラインに抵抗があった身ながら、今ではすっかり毎日ドラクエ10にログインする生活に。そして、ゲーム内で色々やり尽くした人が行き着く、いわゆる「ハイエンドバトル」というのにも最近は手を出しているのですが、毎日のように知らない人とパーティーを組んで強敵とのバトルにいそしんでいると、「前にもこの人と一緒にやったことあるな」とだんだん覚えてくるのです。そして、そこからフレンド登録をするに至る人も。この人たちとは、サービス終了したらスッパリと縁が切れてしまうのだよな……とときどきふと切なく思うわけです。もちろん、その気になれば今の時代、SNSのアカウントを聞くなりなんなりはできるわけですが、そういうのではないんですよね。ドラクエ10で一緒にバトルをしているからこその間柄、という面があるわけで。オンラインゲームって、ゲームのストーリーだけでなく、その世界で一緒に遊ぶアバターも含めてゲームを形作っているのだな、と思う日々なのです。

■今回のピックアップ・フレーズ

(母が厳しくてゲーム禁止だった天崎さんが中学生のときの話)

天崎「あまりに僕が(ゲームを)ほしがるものだから、父が見かねてある日、会社の忘年会のビンゴで当たったって言って、ドリームキャストを買ってきてくれて。でもたぶん、それは嘘で」

宇多丸「嘘で、買ってきてくれたんだ」

天崎「たぶん、そう言ったら母も許してくれるだろうって」

宇多丸「ええ~! 優しい~!」

天崎「たぶん、僕はそうだったんじゃないかな、と推察しているんですけど」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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