TBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」毎週水曜日よる9時30分から放送中！
8月17日（水）放送後記
イモトが、ここ数ヶ月間追い続けた「ヘソのゴマ問題」の真相がついに解明される！出演者・スタッフ間で始まった小さな話題にリスナーを巻き込んで大きな問題へと発展させたイモトの「ヘソのゴマ問題」。果たして、イモトが立てた仮説は医学会に大きな風穴を開けることになるのか！？
イモトが真相究明！？「ヘソのごま問題」解決編
イモト：さぁ今回、「ヘソの謎」が解明されます！嬉しい！もともとの出発点は、「すっぴんしゃん」の女性陣3人（私、ディレクターのカリヤ＆ハセガワ）は「ヘソのゴマが黒い」、男性陣2人（作家のイヤス、クラオカマネ）は「ヘソのゴマが白い」と分かれていたことがあって。これは男女で違うのでは！？と。その後、リスナーの皆さんからもヘソのサンプルをたくさん送ってもらいました！たくさんのメールありがとうございました！
イモト：そのサンプルの中に、うちの夫の石崎さんのも入れておくと・・・石崎さんも「白かった」です！白いというか、何も無かったです。白いも黒いもゴマがまず無い！ほんとにきれいでしたね！ウソでしょ！？というくらい。私より全然きれいでした。ビックリしました。
イモトの仮説【ヘソのゴマには“男女差”があるのでは！？】
イモト：番組で集めた統計データから・・・【ヘソには「黒ゴマ」「白ゴマ」が存在する】特に女性は黒ゴマ率が高い、と。【ヘソのゴマが「臭い人」「臭くない人」がいる】中には“ヘソ臭オンナ”の称号を手にした人がいるように女性のヘソが臭うという報告が多かったです（笑）ヤだねぇ、こんな報告（笑）【女性の場合、出産経験の有無がヘソに影響するのか】以上のことが今のところ、わかってきました。
イモト：で、私が【ヘソのゴマには“男女差”があるのでは！？】という仮説を立てて、これがもしそうだとしたらすごい発見ですよ！なんていって（笑）これは仮説ですから、ちゃんとした専門家の先生にお話を聞いた方が良いのでは、ということで、お話を伺えました！TBSラジオでは「生活は踊る」でもお馴染みの、医療ジャーナリストで医師の「森田豊 先生」です！本当にありがとうございます！よく協力してもらえましたね（笑）今まで「ヘソのゴマ」がどうとか質問があったのかね（笑）いやでも、これは本当に大発見かもしれないんでね。ここから森田先生のコメント部分は作家のイヤスさんが紹介します。
イモト仮説を裏付けるか！？医療ジャーナリスト・森田豊先生のコメント紹介
イヤス：よろしくお願いします。まずですね、今回のヘソのゴマについて依頼したところ、森田先生から「おへそのごま、正しく楽しいテーマを見つけましたね!」と褒められました！（笑）
イモト：イヤイヤイヤイヤ、森田先生どういうこと（笑）褒められた！？ついに来たか、と。それそれそれ！そういうこと！ってことですか。逆に嬉しい！褒められたんだ、我々は。ありがとうございます！
イヤス：そして「実は、おへそのごまは、問題は奥深く、とるかどうかには、諸説あるんです！」とのことです。
イモト：おお！取らない方が良いという説もあるのね。へえ、じゃあプロというか先生がおっしゃるってことは、ヘソのゴマは奥が深いんですね。そういうところに我々は切り込んだんだ！凄いな。うちら、やっちゃったんじゃないか。嬉しい。
ヘソのゴマが黒い・白いについて
イモト：で、問題の核心＝「ヘソのゴマが黒い、白い」について、森田先生は、なんておっしゃってました？
イヤス：森田先生は・・・「へそのごまは、一般的には『黒いもの』が多いです。黒いからごま、と呼ばれています。ただし『白いごま』もあり、白いごまができる理由には諸説ありますが、＜1＞白っぽい衣類の線維が混入している説、＜2＞ へそのごまが作られる過程として、水分や汗などを含まず固形化しているときは白い説があります。
イモト：へえ！基本的には水分や汗などを吸い込んじゃうんだね。そうすると、黒くなっちゃうんだ。
イヤス：そして、空気に触れることで徐々に黒くなっていくという説があるそうです。
ヘソのゴマと女性の出産の関係について
イモト：なるほど～。でもこれ、今のところ、森田先生がおっしゃるには、一般的にという言い方だから、“男女”という分け方ではないわけですね。じゃあ、女性の場合、「女性の場合、出産の経験がヘソに影響するのか？」これについては、なんておっしゃってますか？
イヤス：森田先生がおっしゃるには、へその緒は、胎児（赤ちゃん）とお母さんの胎盤をつないでいるものです。
なので、成人女性のへそのごまと出産経験とは関係は無いです！
イモト：ええ！！関係ない！？胎盤を繋いでいるもの。じゃあ、ヘソとヘソってことではないんだ・・・。
イヤス：そうですね。森田先生がおっしゃるには、“帝王切開”であろうが、“普通分娩”であろうが、お母さんのおへそは、ご自身が生まれてくる時以降は、一切使用していないはずです。
イモト：ええ！！！これ、私は勘違いしてた！たとえば、私だと、息子のQ太郎のヘソの緒が伸びて、それと私のヘソが繋がっていると思ってた！そうじゃないんだね。私が作っている胎盤とQ太郎のヘソの緒が繋がっていたんだ。なるほど！だから私自身は、自分が生まれてくるまでのお腹にいる時で、そこはもう終わっているんだね。はあ、なるほど！勘違いしてた！
イヤス：森田先生もおっしゃっていて、かなりの人がへその緒は赤ちゃんのおへそとお母さんのおへそをつないでいるものだとイモトさんのように勘違いしている人が多くいるんだそうです！
イモト：いや～、これはすでに面白いですね！これは知らなかったという人も多いんじゃないですか！？私も単純にヘソとヘソが繋がっているんだと思ってたわー。そういうことか、生まれてきた時点ですでに終わっているというか、十分に役割を果たしているんですね。そしたら、ヘソには出産の有無は関係ないか。
女性の方がヘソの臭いがキツい！？について
イモト：じゃあ、「ヘソの臭い」というのは先生は何かおっしゃってましたか？一応、女性の方が臭いがキツいという報告が多いんですけど。
イヤス：森田先生は・・・おへそのごま、ニオイを嗅ぐと臭い！って思う人が多いですよね。なぜ臭いかというと、これは細菌が繁殖しているからだそうです。
イモト：なるほど。じゃあ、ゴマが臭いわけではなくて、ということですよね（笑）あれ、ディレクターのカリヤさんは臭かったんでしたっけ？（カリヤ：臭かったです）ハハハハ！なんかヤだね。じゃあ、ゴマがあっても臭くない人もいるってことですよね？
イヤス：森田先生曰く、おへそのごまの正体というのは、垢や皮脂（皮膚に分泌されるあぶら）が混ざってできたものです。おへそは立体的な構造をしているので、他の皮膚に比べて内部を掃除しにくく、汚れがたまりやすいです。時には細菌が入り込み、増殖することでニオイの原因となったり、まれですが、感染が酷くなり、へそが赤く腫れることもあるそうです。
イモト：はあ～深いですね。
医者間で見解が二分！ヘソ「洗う」「洗わない」
イヤス：そうなんですよ。冒頭でも森田先生が「ヘソ問題は奥が深い！」とおっしゃっていましたよね。その一つが「ヘソは洗った方がいい！」「ヘソは洗わなくていい！」。実はお医者さんの間でも見解が二分するそうです！
イモト：ええー！？医者の間でも！？森田先生はどうなんですか？
イヤス：森田先生は「洗った方がいい派」の立場ですね！「洗わなくていい派」のお医者さんの主張なんですけど、そのままにしていても感染する危険性は高くはない。へその直下に筋肉や脂肪がなく、腹膜、お腹の中の臓器があるから、へそを触るとお腹が痛くなる原因になる。以上の理由から、おへそ掃除をやめた方がいい、洗わなくてもいい、と。
イモト：よく言うじゃん、ヘソのゴマを取ると、お腹が痛くなるみたいな。それは・・・
イヤス：森田先生曰く、「全くの迷信」だとおっしゃっています！
イモト：ええ！？いくらおへその掃除をしても、森田先生がおっしゃるには痛くはならないよ、ということなんですね。それ、信じている人、めちゃめちゃ多いと思いますよ！
イヤス：「洗った方がいい派」の森田先生は、やさしく丁寧に、皮膚を傷つけないようにして行えば、問題ないと思います。おヘソの臭いの原因となる細菌の繁殖させないために綺麗にすることをお勧めしてます、とのことです。
イモト：なるほど。私はお風呂で体を洗うついでにお腹を洗うときにささって思ってたけど、もうちょっと丁寧に洗った方がいいのかな？
イヤス：森田先生は二週に一回は掃除をする派だそうです。オリーブオイル（医療用）やベビーオイルをおへそに入れてから、綿棒でそっと掃除してあげる。オイルを入れて、20分ほどおいておくと、汚れが柔らかくなって浮いてきますので、その状態でそっと綿棒でふき取るのが良いと思います、とのことです。
イモト：なるほど。ヘソの掃除というのは体を洗うじゃないんだね！やっぱ、ヘソはヘソで単品で洗わないとヘソを洗ったことにはならないんだね。私はクシュっとしたタオルで体を洗って、おへその周りをゴシゴシしたらヘソも洗っているだろうと思ってたけど、それじゃないんだね。ヘソを洗うということはちゃんとオイルを垂らして綿棒で取るというのがヘソを洗うということなんだね。でも、このやり方というのは「すっぴんしゃん」のリスナーさんが紹介してくれたのと同じですよね！それは凄いですよね！やっぱ、すげえな、リスナーさん！
イモトの仮説「ヘソのゴマの男女差」の結果・・・「個人差だった！」
イモト：これじゃあ、いちばん気になっていたのが「ヘソのゴマは、男の人と女の人で差があるのか」というのは、森田先生としては・・・？
イヤス：森田先生がおっしゃるのは、イモトさんが立てた仮説「ヘソのゴマに“男女差”はあるのか？」、これは男女差は無く、“個人差”だ！と。
イモト：なるほど～！個人差！じゃあ、たまたま「すっぴんしゃん」周りは男女で違ったけど、これをもっと広くTBSラジオ全体でアンケートを取ったら、男女ではなく、個人差ってことか。
イヤス：そうです。この「すっぴんしゃん」がたまたまヘソ黒でヘソ臭が多かった、ということですね。
イモト：いやいやいや！言い方よ！やめてよ！「ヘソ黒・ヘソ臭」は最悪よ！（笑）若い女性を捕まえてヘソ黒・ヘソ臭はやだよ！じゃあ、女性だからじゃないんだね。たまたまそういう意見が多かったけど、あくまでもヘソのごまは「個人差」だということですね。まあ、森田先生がそういうのなら、それは強いエビデンスですね！じゃあ私の仮説は崩れたということですね！
イヤス：残念ながら学会には持っていけないですね。
イモト：いやでも、こんなにハッキリ分かれるかなー。いやちょっと私はまだ・・・。でもそうかあ。森田先生がわざわざおっしゃってくれているならね。この「ヘソのゴマ問題」のきっかけって、なんだっけ！？（カリヤ：木村佳乃さん！）そうだ！佳乃さんが、出産後の私のヘソの周りが黒い！黒い！って指摘してきて。私も不安になって擦ってみたら落ちて、汚れだったんだってわかって。そこからヘソの汚れがすごく気になっちゃって。それがここまで来たわけですから、佳乃さんには感謝ですね！ありがとうございます！そして、こんな件に付き合っていただき、森田豊先生、本当にありがとうございました！また、番組で人体の謎みたいなものが出てきたら、ご相談させてください！「ヘソのゴマ」、我ながら良いテーマでしたね！
