カンニング竹山「反省なんかしちゃダメよ」

TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!

7月24日(月)はカンニング竹山さんがふらっと遊びに来てくれました。

竹山さんとラジオの関係や新刊『カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門』についてなどいろいろなお話を月曜パートナーの滝沢カレンさんと伺いました。

『たまむすび』終了からの『木梨の会』の話

向井:10年『たまむすび』をやって、今は『木梨の会』。木梨憲武さんがやってる番組の準レギュラー。

竹山:行きたいときに行くだけ。行きたいときで良いよ、って言われて。別に俺、レギュラーじゃないから。「憲武さん今週行きますわ」とかそんな感じ。

滝沢:そんな感じでやってるんだ。

竹山:あのラジオはね、公園なんですよ。憲武さんとも話すんだけど大人の公園。だから朝、暇な芸能人とか、来たい芸能人とかが勝手に来て良いラジオなの。

滝沢:楽しそう。

竹山:だから毎週所さん来てたりとか。すごいよ。毎週さ、所さんとさ、憲武さんが朝6時に集まってんのよ。そこにヒロミさんがいたりさ。

向井:普通にテレビ番組とかで考えたら、その3人をツモって、番組するって正直お金もかかるし。かなり規模がでかい特番になるはずだけど。

竹山:みんなノーギャラでくるからね。

仕事をやっていて楽しいのか悩む40代の頃の話

向井:今回、竹山さんが出された本『カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門』という本なんですが、これはどういったきっかけで出すことになったんですか?

竹山:これは何年もね、連載物の取材を毎月受けてて。今やってる趣味とかやってる遊びとか、それに対してどう考えてるかとか、ずっとインタビュー受けたものをまとめた本ですよね。

向井:これは竹山さんがいろんなものを趣味にしながら、人生を楽しむっていう本で、僕も読ませていただきましたけど。まずきっかけがすごいわかるなというか、一番最初に竹山さんもそういうことを思ってらっしゃったんだ、っていうことなんですけど。40代のときに仕事のやり方とかについて悩んだ時期があったっていうところから始まるんです。

竹山:そうそう。俺30歳からテレビ出だしたから、30ぐらいから、コンビだったり、ピンだったり、いろいろあったんだけど、めっちゃくちゃ忙しかったんです。

向井:そうですよね。

竹山:めちゃくちゃ働いてたわけよ。で、40過ぎになってもめちゃくちゃ働いてて、そのときにこれどうなっちゃうんだろう?と思って。芸能なんてさ、生ものじゃない?歳も取っちゃうし、新しい子も出てきてるし、これどうやって生きていくんだろう?とか。ものすごい贅沢な悩みで、カレンちゃんとか向井くんはわかると思うけど。タレントっていうか、こういう表に出る人じゃないとわかんないと思うんだけど、めちゃくちゃお仕事もらって、めちゃくちゃ働いてんだけど、「本当に俺楽しいのか?」っていう。

滝沢:あー。

向井:これはもう・・・すごく。

竹山:ありがたいよ。仕事ない時代が長かったから。ありがたいけど、ふと思うときがある、スタジオ行ってさ、お客さんがいて、カメラがバーってあって芸能人がいて、そこでフラれて、「ワー!」って言ったりしてるけど、どっかで「俺何やってんだろ、これ?」っていうか。「これ楽しいと思ってやってんのかな?」とか。

向井:側から見たら、竹山さんを見てても、もう安泰で、芸能界っていうもの、テレビの中にしっかり需要もあって、って思うけど、本人は「あれ?このままでいけんのかな?大丈夫かな?」っていう瞬間。俺はすごくわかるんです。

竹山:タレントさんをやってると結構あるかもしれない、みんな。だから今、向井が「安泰で」って言ってくれたけど、俺の中では全然安泰じゃない。

向井:っていう事ですよね。

竹山:「ヤベーぞ、ヤベーぞ」っていうさ。

滝沢:不安が毎日あるんですか?

竹山:不安がある。もちろん楽しいし、キャリアもあるから、慣れてるってのもあるが。この場合こうすれば大丈夫だってのもわかる。けどそれと同時に不安もあって、「あれ?このままだと俺も仕事なくなっちゃうな」とか、何かいろんなこと考えるわけじゃない。「あ、世代かわってきたな」とか。

滝沢:それ収録中に考えてるんですか?

竹山:収録中はあんまり(笑)

向井:集中してますよね(笑)

滝沢:そうか。終わってからとか?

竹山:終わってからとか、仕事行く前とか。本当は行きたくない仕事とかめっちゃあるわけじゃない?

向井:ん~。言い方難しいですけど。

竹山:難しいけどね。でも仕事もらってるのは嬉しいの。行かなきゃいけないのはわかってるの。それ行った方が自分のためにもなるし、自分のことも求められてるし、けど本当はあんまり行きたくない。

滝沢:寝ていたいときも。

向井:(笑)

竹山:寝ていたい時もある。でもそれってさ、皆さん意外とわかってくれない。芸能をやってるとさ。

向井:「テレビ出るって楽そうだな」ってもちろん思ってもらった方がいいですし、ぱっと言ってみんなでワイワイやってお金がもらえるっていう。そこの側面も本当だけど実際、「どうしようかな・・・」とか、いろいろ大変なことも?

竹山:あったりとか。だいぶ考え出したのが40代前半から半ばぐらい。

竹山さんから向井さんへの提言「反省なんかしちゃダメ」

向井:憲武さんもヒロミさんも所さんも、皆さん、大人が憧れる大人というか、軽やかに自分の好きなことをもう全力でやりつつ、仕事ももちろんしっかりやりつつっていう、そういう大人に憧れますもんね。

竹山:そうだね。で、じっと見てるとね共通点があるんですよね。反省してないのよ。

向井:出た。「反省」。私はもう今反省の真っ只中にいますけど。

竹山:いや向井、俺もネガティブな方なんだけど、反省なんかしちゃだめよ。

向井:やっぱそこに行き着くんですかね。

竹山:よくさ、テレビとかタモリさんが反省しないとかいろいろ言うけど、ちょっとわかんないじゃん。「何?反省しない、って?」って思うけど。だんだんそうなってくる。反省しても一個も良いことないから。

向井:やっぱそうですか。

竹山:終わった事は終わった事でしょうがないじゃん。で。その方が楽しいじゃん。

向井:反省することによって、やっぱ次同じような場面が来たときに、うまく立ち回れるかな?というか。ここで反省しとけば、次うまくできるかな、とかって思っちゃいますけど。

竹山:それは反省みたいなことしなくても体が覚えるから。失敗したことは自分の中でちょっと傷になっちゃうから。だから傷を反省という形に置き換えたいだけだね。一旦そこで吐き出したいだけだね。けど、心の中ではその失敗は自分で経験して嫌だ、ってなってるから、別に改めて形にしなくても、次に同じ場面が来たとき、とっさに自分でぱっとできるようになるから。

向井:そうか。体が覚えてるんですね。その瞬間の。

竹山:結局それ考えると反省なんかしてもしょうがないの。失敗したら失敗したで、次々!っていう。で、いくと楽しく生きられるし、もう余計なこと考えないで済むじゃない。

タグ

日中韓の首脳会談が今月末、4年半ぶりに開催。中国の海洋進出に歯止めも。

5月8日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、今月末にソウルで日中韓の首脳会談が開催されるというニュースについて意見を交わした。

日本・中国・韓国の3カ国は5月26・27日にソウルで首脳会談を開く最終調整に入った。2019年12月に中国で開催して以来4年半ぶりとなる。経済協力や安全保障などを議題とし、成果文書のとりまとめを目指す。
岸田総理と中国の李強(リー・チャン)首相、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が出席。日本の外務省によると日中、日韓の首脳会談もそれぞれ調整を進めている。
日中韓首脳会談は年1回の持ち回り開催が原則だったが、日中関係の悪化や、新型コロナウイルスの感染拡大で途絶えていた。岸田総理と尹韓国大統領の間で関係改善に道筋をつけたのに加えて、地域の安定に3カ国の協力が欠かせないという理由で再開する。

寺島尚正アナ「4年半ぶりの日中韓の首脳会談ですが、森永さん、これはどうご覧になりますか?」

森永康平「場を持てるということ自体はいいと思うんですけども、ただ怖いのは、どれぐらい対等に話を進めていけるのかということで、場が持てないっていうのは最悪なケースかも知れないんですが、ただ一方で怖いのは場を持つことによって、対話が起こりますよね。その中で例えば中国が、海洋進出であったりとか色んなことを主張してきて、結果的にそこでちょっと引き下がってしまったりすると、それが対話を持ったが故に既成事実化してしまうっていう怖さも実はあるんですよね。だからそれをやらないためにはむしろ喋んない方が良かったぐらいのことが結論としては出て来てしまう可能性もあるので、それを日韓がどこまでちゃんと押し返して、むしろ日韓側にとって都合のいい既成事実を作ることが出来るかどうかというところが大事だと思いますね」

寺島「まあこれ、具体的には中国は中国で、同じ発言でも取り方が違って、中国国内に優位な報道の仕方をするなんてことは当たり前ですもんね」

森永「よくやってますからね」

寺島「開催できなかった4年半の間に、中国は南・東シナ海での海洋進出を進め、軍事力も増強しました。日韓両国は日中韓サミットの機会に、中国側に問題提起する見通しです。中国側は、日本韓国とアメリカの安全保障面での連携強化を、対中国包囲網とみなして警戒をしています。また北朝鮮の核ミサイル開発を巡っては、中国と懸念を共有するとしています。
安全保障を巡っては、中国との間にはかなり溝がありますからねえ」

森永「こりゃもう、実は日韓とかそういう話じゃなくて、今記事にもあった通り、中国から出て来ている海洋進出ってのはもう、東南アジアの方にも行ってるわけですから、中国の進出に対する脅威という話であれば、いずれは日中韓だけじゃなくてASEAN諸国も交えて話を大きくしていかないと、なかなか中国の横暴な海洋進出に歯止めをかけることは出来ないと思いますね」

Facebook

ページトップへ