元ドラゴンズ山﨑武司氏「オープン戦とシーズン中とはピッチャーのここが違う」

TOKAI RADIO『Live Dragons!』(月18:00~19:00 火~金17:15~19:00 DJ平松伴康)水・木の『HOMERUN GARAGE』(ホームラン ガレージ)のコーナーでは、プロ野球通算403本のホームランを記録し、ドラゴンズなどで活躍したプロ野球解説者・山﨑武司氏が、野球人生での思い出ばなしなどを語っている。時には、趣味(クルマなど)の話も交えて、自身の大きな「GARAGE」に詰まった話を披露している。

3月中盤はどんな時期?

「ベテラン選手、レギュラーと言われている選手は、ここから全開の力で行くぞという気持ちが出てくる。相撲で言うと、はじめに若い力士が出てきて、そのあと大関、横綱が出てきて、役者が登場したなという感じ」

「若手はそうはいかないが、ベテラン・主力になれば、コーチと相談しながら、オープン戦で何回打席に立つか、どのぐらい試合に出るかということも決められる。要望を出せるようになる」

山﨑さんはどうだった?

「3月中盤までは2軍戦に出て、1軍に上がれる時期をコーチと相談していた。2軍戦で、しっかり動ける体を作ってから、1軍に行きたいと思っていた。2軍戦では、結果というより、真っすぐ・変化球に対応できてきたなという感触を確かめたりしていた」

「相手チームの、自分のように2軍で調整してくるベテラン投手と対戦するときは『ちょっと力を入れて振っていこうかな』とか、若手の球が速い投手だったら『振り負けないように、軽く本気モード出さなきゃ』とか、そういう強弱はつけていた」

1軍へ上がるのを確信するタイミングは?

「バットを振ってボールを捕まえる。自分の頭の中と打つときの反応とのラグが埋まったとき。キャンプ当初は、自分では打てると思っても、打ち損じてしまう。バットが出ていかない。ガーンと打ったら詰まったり。そのラグをどんどん埋めていく。埋まったときに『そろそろだな』となる」

打者と投手との駆け引きは?

「バッターとピッチャーとの駆け引きは、オープン戦ではあまりない。ベテラン同士だったら、あまりインコースには投げてこないということはある。まだコントロールの精度が上がっていないことと、そこまでガツガツやることもないということだろう」

「これがシーズンに入ったら、徹底的にインコースを攻められる。オープン戦とシーズンとでは、インコースのツッコみ方が全く違う。3月後半からは、だんだんシビアになってくる。そこで打てないと、まだまだ未熟ということになる。監督はそこを見ている」

Live Dragons!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 17時15分~19時00分
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