平成最後の深夜生放送!令和に伝える「くだらないこと」

4月7日(日)、東海ラジオ開局60周年深夜生放送『月イチでらブレイク』(月1回日曜26:55-29:00)第1回が行われた。「ラジオの枠を飛び出す」ことができる次代のパーソナリティ発掘を目指すもので、毎月第2日曜(4月のみ第1日曜)の放送休止枠に設定される。記念すべき第1回にして平成最後となる深夜生放送のパーソナリティは平成2年生まれの井田勝也アナウンサーが担当。井田アナに同番組のプロデューサーを託した深夜経験豊富な源石和輝アナウンサーが「サポーター」として出演した。

真夜中にサクラサク 名所鶴舞公園で起きた「奇跡」

日曜深夜26時55分。普段は放送休止時間だが、放送終了告知直後クイーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」に切り替わり、井田・源石両アナの声で『月イチでらブレイク』のタイトルコール。事前に番組の詳細を知らされていなかった源石アナは、井田アナの「指令」でコンビニへ夜食の買い物に行かされる。2001年の元日特番で同じ経験をした源石は「18年経っても同じことをさせられるのかよ!」と苦笑しながら局最寄りのコンビニへ。折からの雨で濡れた足をワックスがけ作業が進む店内で滑らせながらも「主食」と「おかず」の購入に成功。このもようは逐一携帯電話を通じて番組に報告された。28時台には2か所目の中継として桜の名所鶴舞公園(名古屋市中区)へ。「花見客をレポートせよ」との指令に「人なんかいるのかよ」といぶかる源石アナであったが、到着早々翌日に向け場所取り中の若者10人組を発見。「ラジオの生中継ですか?1人しかいませんけど本当ですか?」と詰め寄られつつも「誰かスマホ持ってるだろ?radiko立ち上げてみなよ」と応戦。30秒遅れでレポートのようすが再生されると一同からどよめきの声が上がった。その後公園内に建つ名古屋市公会堂の車寄せで雨宿りしながら始発電車を待つ「わけあり」男女に突撃したりとやりたい放題の源石アナに対し、スタジオの井田アナは「代わってほしいなあ」。「レポートは上手い下手じゃない。『引き』だよ!」源石アナ。

あのM-1ファイナリストも!パーソナリティを賭けた公開オーディション

番組は4月から9月までの「シーズン1」はアナウンサーによる月替わり放送。10月から翌年3月までの「シーズン2」は6組のお笑い芸人が担当するが、担当者を決めるためのオーディションも番組内で行われる。7日の放送ではさんぽ(太田プロ)、うみのいえ(浅井企画)、エル・カブキ(マセキ芸能社)、平井“ファラオ”光(サンミュージック)の4組がそれぞれ制作した5分間のデモ番組をオンエア。平井はM-1グランプリファイナリストでもあるコンビ「馬鹿よ貴方は」からソロで参戦した。このうち1組がリスナー投票を経て月間チャンピオンに選ばれ、9月に名古屋・栄のオアシス21で開催されるイベント「東海ラジオ大感謝祭2019」に出演してネタを披露、その後シーズン2でパーソナリティを務める。投票は東海ラジオ開局60周年特設サイトで5月7日24時まで受けつけるほか、音源を聴くこともできる。5月以降も4組の芸人によるデモ番組が放送され、同様に月間チャンピオンを決定する。

Twitterでトレンド入り!復活の第一歩に「この企画ができてよかった」

午前5時放送終了。番組中だけ降った雨も上がり、曇っているが白々と夜が明けてきた。「そうそうこの感覚!夜を走った後のこの明るさ!それこそが深夜ラジオの醍醐味なのよ。雨上がりのデイブレイク(夜明け)。それがでらブレイク。興奮が収まらない井田Pを見てこの企画ができてよかったと実感」と自身のTwitterに綴った源石アナ。地方局制作の深夜ラジオが激減する現状に危機感を抱きながら、ひとまず若い世代に醍醐味を伝えた形だ。真面目なことや役に立つことも大事だが、ラジオのベースは「くだらないこと」にある。くだらないことを大人が必死になって取り組むからこそ、リスナーはパーソナリティとの距離を縮め、味方になることができる。Twitterではハッシュタグ「#でらブレ」がトレンド入り。普段送らない人からもメッセージが寄せられるなど、くだらないことにつきあったリスナーが多かったことにスタッフ一同手ごたえを感じていた。平成から令和に向けて記された深夜ラジオ復活の第一歩である、東海ラジオ『月イチでらブレイク』次回は5月12日(日)26時55分から村上和宏アナウンサーが担当。

月イチでらブレイク
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:2019年4月7日 日曜日 26時55分~29時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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百獣の王・武井壮、『井上尚弥の倒し方』を明かす「イージーですよ!」

5月8日(水)、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之と土屋伸之がパーソナリティを務めるラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送・毎週月曜~木曜13時~15時30分)が放送。ゲストに百獣の王・武井壮が出演し、5月6日に世界スーパーバンタム級の4団体統一戦で、ルイス・ネリ(メキシコ)に勝利したプロボクサー・井上尚弥の「倒し方」を語った。

百獣の王・武井壮

この日は、様々なアスリートと“対決”をして倒したいと意気込む武井が、プロゴルフコーチ菅原大地への敵意をむき出しにするところからスタートしたが、これを聞いた塙が、2日前に防衛戦で勝利を収めたプロボクサー・井上尚弥の名前を出して、武井を煽った。

塙:井上尚弥なんか、倒せないですよね?

武井:井上尚弥、イージーですよ。

土屋:そんなわけない(笑)

安藤なつ(番組水曜パートナー):イージー?

塙:ネリだって、あんなに……

武井:ボクサー、イージーですよ、そんなもん。

塙:イージーですか?

武井壮の話に耳を傾ける一同

武井:拳(こぶし)しかないんで、武器。で、しかもグローブしちゃってるじゃないですか。試合前からグローブはめちゃってるんで、「最初はグー、じゃんけんポン」で俺、パー出したら、もう勝ちじゃないですか。で、「あっち向いてホイ!」って言って、横を向いた時にドーン!ですよ。

(一同 爆笑)

塙:「ドーン!」やるんだ(笑)

土屋:殴るの? 結局(笑)

武井:アゴ先狙っていきますよ。ガツーン!って。

塙:よけられるでしょ?(笑)

武井:「あっち向いてホイ!」ガーン! ですよ。

土屋:ジャンケンした後、殴るの? 結局。

武井:はい、すいません。

土屋:あんまりプロスポーツ選手で例えないです、そこは(笑) 「誰に勝てます?」の質問で、「百獣の王」だから、「ライオンは?」とか聞かれただろうけど……

武井:でも、いけます。だいたいのアスリート、いけます。

ナイツ・塙宣之、土屋伸之  メイプル超合金・安藤なつ  百獣の王・武井壮

このほかにも、バドミントン選手が構えてるときの中腰は「後ろから倒せる」、大人数アイドルは「だいたいサビで腕を上げるから、そこで1秒1人ずつ倒す」など、様々なジャンルの人々の「倒し方」を披露していった。

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