HANZOの名曲「人生の晩歌」、誕生のきっかけは、急に頭に浮かんだ映像

シンガーソングライターのHANZOが、東海ラジオ『井田・三丘の歌謡曲主義』にゲスト出演し、カラオケファンを中心に人気の自身の曲「人生の晩歌」について話した(2月8日14:35頃~)。HANZOは、曲づくりにおいて、ひらめきを大切にしており「人生の晩歌」も、まさにそんな一曲だということだ。

「ピンと来たときがすべて」というHANZOは、歌詞とメロディがほぼ同時に浮かんでくるという。口から出てきた音・言葉を逃すことなく、そのままスマホなどで録音し、あとで聴き直す。そして、再現できるものを採用する。そうして曲を作っていく「ひらめき主義」。

「人生の晩歌」は、一昨年の発売で、人気に後押しされ、去年、追撃版が発売された。この曲が生まれた経緯についてHANZOは「レコード会社から、晩歌というタイトルで曲を書かないかという話があった。しかし、その話はそこまでになっていた」そうだ。一旦保留にしておいて、ほかの仕事を手掛けていた。

それから1年ほど経ったある日、HANZOの頭に急に映像が浮かんできた。その映像とは「カラオケ大会・カラオケ喫茶でHANZOの歌を歌っている人たち、その絶唱している姿」だったという。その瞬間に「絶唱したくなればあの歌」という歌詞の冒頭のフレーズが生まれた。そこから一気に書き上げた。

HANZOは「カラオケが好きな人の中には高齢者もいる。(歌うのは)今日が最後かもしれないという気持ちで来ている人がいるかもしれない。そういう人は、曲に対する集中力が、我々、歌手よりもはるかに深いものがあり、重いものがあると思う。人生そのものを歌っている映像が浮かんできたので『これはいけるぞ』と確信した」ということだ。そして「これは僕の歌と言っても、(この歌を歌う)みなさんのものだ」と付け加えた。

HANZOは、新しい才能を発掘しようと「HANZO SONG CONTEST」を企画している。中部地区の予選会は、3月1日、名古屋・金山のJOY SOUND金山で行われる。5月の決勝大会で、HANZOプロデュース候補者が選ばれる可能性がある。また、ファン待望のKANAとのLIVE TOUR 名古屋は、2月29日、港区のJBホールで開催される。

井田・三丘の歌謡曲主義
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週土曜 14時00分~16時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

タグ