半崎美子「ショッピングモールの歌姫」の初心は、今も決して忘れず

シンガーソングライターの半崎美子が、東海ラジオ『タクマ・神野のどーゆーふー』にゲスト出演した(3月17日午前11時~)。半崎は、北海道の大学を中退して上京し、歌の道を目指した。番組パーソナリティのタクマは、大阪の高校を中退して上京し、芸能界入りを目指した。時期は違うが、同様の境遇のふたりは、意気投合し話がはずんだ。

上京した半崎は、パン屋の2階に住み込みで働きながら、活動を始めた。下積みは長く、メジャーデビューしたのは、3年ほど前のこと。地道な活動のひとつは、ショッピングモールで歌うこと。その歌声から「ショッピングモールの歌姫」と呼ばれた。

買い物客の前で歌うことは「最初の頃は、空席が多いことより、座っていたお客さんが席を立ってしまうことのほうがつらかった」と言うが、ある時から、全くそういうことが気にならなくなった」という。「気にならなくなった瞬間があった。何がきっかけかわからないが、そこから、歌が届くようになった。ひとりに届けるという感覚かなあ」と振り返った。

そして「上京したときは、音楽以外は捨ててもいいという気持ちだった。何もかも犠牲にしなければ叶わないぐらいの気持ちでやってきたが、実際に20年たって振り返ると、犠牲と呼べるようなものは何ひとつなくて、すべて肥やしになっている」と話した。ショッピングモールでのライブは、今も続けている。

半崎美子は、3月11日に新曲「布石」をリリースした。番組パーソナリティのタクマと神野三枝から「いい曲、きれいな曲。歌詞からは、芯のある強さも感じられる」と言われ「20年の重み、自分の意志のようなものも入っているかも」と答えていた。

上京20年を記念したコンサートは、全国6か所で開催される。ツアータイトルは「上京20年記念 半崎美子 集大成コンサートツアー2020~布石~」名古屋は、7月5日、名古屋市公会堂。東京では、毎年、その年の集大成コンサートを開催してきており、去年は、東京と大阪で開催した。順調にステップアップしている。

半崎は「一途に続けることでしか辿り着けない今日というものを歌っています。愛知は、個人で活動していたときから、素晴らしい出会いをたくさんいただいてきました。この曲、コンサートを楽しみにお待ちください。私も楽しみしています」と意気込みを話した。

タクマ・神野のどーゆーふー
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~12時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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