作詞家・吉岡治の名曲で綴る『原光隆の歌謡曲主義』

東海ラジオ『原光隆の歌謡曲主義』(日17:00~19:00)午後6時からは「昭和のうたびと」。「昭和の名曲が生まれた背景には、その歌を作った作家たちのドラマがある…」のフレーズで始まるレギュラーコーナー。3月27日は、作詞家・吉岡治を特集する。
吉岡治は1934年(昭和9年)山口県に生まれた。亡くなったのは、2010年5月、76歳だった。吉岡は、2歳の時に母親を亡くし、父親と全国の炭鉱町を渡り歩いた。その父親も吉岡が16歳の時に亡くなる。天涯孤独となった吉岡にとって、心の慰め、支えとなったのは歌だった。
19歳で、詩人のサトウハチローに弟子入りし、修業を重ねた。また、放送作家としての活動も並行して行い、ラジオ番組の構成や詩の書下ろしを担当した。童謡から映画音楽、流行歌、歌謡曲、アニメソングまで、ジャンル幅広く作品を生み出していった。
しかし、吉岡にとっての心の歌、吉岡が望んだ演歌のヒット曲は、なかなか生まれず、初めてのヒットは、1980年に都はるみが歌った「大阪しぐれ」。その後、80年代に、島倉千代子「鳳仙花」大川栄策「さざんかの宿」瀬川瑛子「命くれない」石川さゆり「天城越え」などが次々と生まれた。
番組では、演歌のヒット曲の中から、石川さゆりと小林幸子の曲を。ほか、映画「悦楽のブルース」「八月の濡れた砂」の主題歌、アニメソングは「キャプテン翼」の主題歌。カルトな常田富士夫のシングル。そして、美空ひばりのイメージを変えた、あのヒット曲などを紹介する。
- 原光隆の歌謡曲主義
- 放送局:TOKAI RADIO
- 放送日時:毎週日曜 17時00分~19時00分
※該当回の聴取期間は終了しました。