小松亮太「アコーディオンとバンドネオンの生の音色を、是非、聴き比べてほしい」

東海ラジオ『源石和輝!抽斗!』(月~金15:00~17:00)8月9日(火)の放送に、バンドネオン奏者の小松亮太がゲスト出演した。小松は1973年東京出身。高校時代から才能を発揮し、CDデビューは1998年。以来、アルバムは20枚以上、ニューヨークやブエノスアイレスで公演を行うなど、着実に実績を積み重ねてきた。現在は、洗足学園音楽大学客員教授も務めている。

バンドネオンという楽器について、小松は「ボタンが、低い音を出す左手側に33個。高い音を出す右手側に38個。合わせて71個ある。ボタンの並びに規則性は、あってないようなもので、ドレミファソラシドも弾きにくく、それが致命的」とのこと。

そして「この楽器は、ドイツの田舎の方で、音楽教育を受けていない人が、ボタンの形とかで、簡単な曲だったら覚えられるようにと作られたみたい。それがアルゼンチンに輸入されて、タンゴの世界で技術を磨いて、アルゼンチンの楽器みたいになっているが、もともとはドイツのもの」と説明した。

スタジオでは、ピアソラの曲などを生演奏した小松、名古屋でのコンサートは、8月28日、三井住友海上しらかわホールで午後3時から行われる。「小松亮太プレミアライブツアー2022~蛇腹楽器奏者の祭典~」出演は小松のほか、ボタン式アコーディオンの桑山哲也、鍵盤式アコーディオンの佐藤芳明、そして、ゲストはフラメンコギターの沖仁が予定されている。

小松は「形は、アコーディオンは縦長、バンドネオンは正方形。今回は、音色の違いをよくわかっていただける曲を用意している。形は似ているけれど、こんなに(音は)違うんだということがわかっていただけると思う」と話した。

先日の東京・浅草公演のときには「アコーディオンとバンドネオンとが響き合って、周波数がものすごいことになっちゃって、パイプオルガンみたいになっていた。是非(アコーディーンとバンドネオンの)生の音を聴き比べてほしい」とアピールしていた。

源石和輝!抽斗!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~17時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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