ドラゴンズOB藤井淳志がしみじみ振り返る「マッサージルームの空気」の変化

東海ラジオ『Live Dragons!』(月~金17:15~19:00)20日(金)のコメンテーターはドラゴンズOBの藤井敦志氏。藤井氏は外野手として2006年から2021年までドラゴンズで活躍した。スタジオでは、プロ2年目の外野手、鵜飼航丞(こうすけ)が話題に。

鵜飼は、ルーキーイヤーの昨シーズン59試合に出場し、195回打席に立ちホームランは4本。20日は昼過ぎに屋内練習場に姿を見せ打ち込みを行った。大澤広樹アナウンサーの取材によると「今年のオフは、母校・駒澤大学のジムでトレーニングを積んで、しっかりと体幹を鍛えてきた。特に瞬発系を十分にやって、シーズン中の2倍以上は自分の体をいじめることができた」そうだ。

また、去年1年間のプロ生活を終えて「パワーに関しては通用することを実感できた。ただ、球の待ち方とか考え方の部分は、もっとやらなきゃいけないかなと思った。シーズン途中からマイナス思考になって、初球からバットが出ない。振ってもファールになってしまう。悔いの残る打席が多かった。もっと単純にバッターボックスに入りたい」

そして、立浪和義監督からも「1軍のピッチャーは、ある程度、ヤマをはっていかないと打てないぞ」と言われているそうで、鵜飼は「大学までは来た球を打っていた。あまり狙い球を絞ることがなかった。プロに入って、狙っている球が来ると『来た!』と力んで打ち損じている。そのあたりを反省していかなくてはいけない」と話した。

これに対して藤井氏は「狙い球を絞る、そのあたりは実戦で身に着けていくもの。鵜飼選手は思い切り振るタイプ。このカウントだったら、この球を投げてくるということを先読みして、ヤマをはる、狙い球を絞るというより待つ球を決めるということ。そして、どんな球を待つかではなく、どのコースを待つか。レベルをひとつ上げなければいけない」とコメントした。

また、大澤アナの取材レポートでは、鵜飼は「練習は好きだが、去年(1年目)のキャンプは大変だった。きつくて毎日マッサージを受けていた。それが監督に知られて『お前、毎日マッサージを受けているらしいなあ』とイジられていた」そうだ。ここで大澤アナが「ルーキーが毎日マッサージを受けられる環境になった。時代が変わってよかったですねえ、藤井さん」と振った。

藤井氏は、しみじみと「時代ですねえ」と答え「自分たちが若手の頃は、キャンプ中に強制的に受けさせられるときは別だが、基本的にはトレーナールーム(マッサージルーム)に入れなかった。キャンプ中は、練習が終わってホテルに帰ると、必ずトレーナールームに顔を出すことになっていた」

「そのときに、ベテラン選手がマッサージを受けていたら『いやいや、僕らはマッサージをお願いしたわけじゃないんです。帰ってきた報告をしに来たんです』という空気をわざとらしく出して『あっ、すいません。今、帰ってきました。大丈夫です。失礼します』と言って出て行った」そうだ。

さらに「その逆で、若手がマッサージを受けているときに、ベテラン選手が入ってきたときの空気も…。そのとき、もし、若手がマッサージ中に寝ていたら、エラいこと」と振り返ったが、大澤アナは「今は、そんなことは全くありません」と、再び念を押していた。

Live Dragons!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 17時15分~19時00分
出演者:藤井淳志
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