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長い歴史と伝統を誇るGIレース「第169回天皇賞・春」（4歳上・芝3200m）が、4月28日（日）に京都競馬場で開催されます。古馬長距離戦の最高峰とも称されるこのレースで"春の頂上決戦"を制するのはどの馬なのか？　ぜひradiko（ラジコ）で競馬中継をお楽しみください。

長距離王者決定戦！「天皇賞・春」

GI競走の中でも長い歴史と伝統を誇る競走で、優勝賞品として皇室から楯が下賜される事から「春の盾」とも呼ばれます。大阪杯・宝塚記念と並んで"春古馬三冠"のレースとして位置付けられています。

前身は、1905年から開催されていた「エンペラーズカップ」及び「帝室御賞典」。1938年に春・秋による年2回の施行に改められ、春の競走を阪神競馬場（旧・鳴尾競馬場）で施行しました。その後、戦争による中断を挟んで、1947年春に「平和賞」の名前で復活、同年秋より現在の「天皇賞」へと改称し、春は京都競馬場、秋は東京競馬場で開催されるようになりました。

長年、春・秋ともに「5歳（現4歳）以上・芝3200m」の競争条件で行われていた天皇賞ですが、1984年に秋が距離を2000mに短縮、1987年に出走資格を「4歳（現3歳）以上」へと変更。以降、天皇賞・春は「4歳以上のステイヤー日本一決定戦」、天皇賞・秋は「3歳以上の中距離ナンバー1決定戦」と性格がそれぞれ明確に分けられています。

年に1度、天皇賞・春のために使われる外回り・3200mのコースは、向こう正面の2コーナー付近からのスタート。3コーナー付近の上り下りを丸々2回走ることになり、長距離戦だけにどこかでペースが緩むのが通例です。2周目の3コーナー過ぎでの下り坂からラストスパートが始まり、ゴールまでの約800mは各馬が全力を尽くしての攻防が続きます。直線は403.7m（Aコース使用時）で平坦のため上がりは速くなりやすく、スタミナだけでなく切れ味も求められるコースです。

「天皇賞・春」の注目馬

昨年の菊花賞を3馬身1/2差の完勝で制したドゥレッツァ（牡4歳、美浦・尾関知人厩舎）。前走の金鯱賞では2着に敗れましたが、休み明けだったこともあり、前哨戦としては十分のレースでした。17日の1週前追い切りではCWコースで6ハロン81秒6（ラスト1ハロン11秒2）の好タイムをマーク。4歳でもGIタイトルを掴み、長距離路線の中心的存在を目指します。

一昨年の天皇賞・春では、初のGI挑戦で3着と好走を見せたテーオーロイヤル（牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎）。前走の阪神大賞典では、2着馬に5馬身差をつける圧勝劇を披露。3番手からメンバー中最速の上がり3ハロン34秒8（推定）をマークしました。この2年で力を付け、実績も重ねた上での今回のレース。GI初制覇へ向け、準備は万端です。

昨年のクラシック三冠全てに参戦し、日本ダービーで世代の頂点に立ったタスティエーラ（牡4歳、美浦・堀宣行厩舎）。4歳初戦となった前走の大阪杯では1番人気に支持されたものの、11着とキャリアで初めての2桁着順に終わりました。伸び脚を披露できなかった一方、勝ち馬から0秒7差と着順ほどは負けてはおらず、今回はダービー馬の巻き返しが期待されます。

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競馬中継番組まとめ

※放送情報は変更となる場合があります。

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