聴き比べをしたくなる!『歌のない歌謡曲』全国37局パーソナリティ&放送時間【中編】

AMラジオで放送中の朝番組『歌のない歌謡曲』(通称“うたなし”)。全国37局で放送されており、“歌が入っていない曲“と楽しい話題を紹介しています。ラジオ局によっては放送時間もパーソナリティも異なります。

前回は北海道から福井県の『歌のない歌謡曲』をご紹介しましたが、今回は山梨県から山口県までのラジオ局で放送中の『歌のない歌謡曲』を、各パーソナリティーの特徴とともにまとめました!

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YBSラジオ パーソナリティ:依田智子さん


パーソナルヨガを始めて硬かった股関節が徐々に柔らかくなったという依田さん。

YBSラジオではいわゆる“偉い人”なのですが、以前『はみだし しゃべくりラジオ キックス』(月曜日〜金曜日 13時〜16時30分)でお休み中の加藤響子アナウンサーの代役として依田さんが登場した際は、年上女性のお相手が上手な髭男爵の山田ルイ53世さんから“ともちゃん”と呼ばれ、3時間半の間おもしろおかしくイジられ続けていました。

恐るべし、男爵……。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 7時〜7時15分

SBCラジオ パーソナリティ:生田明子さん

モーニングワイド ラジオ・J』(月曜日~金曜日 6時30分~8時50分)内で放送。

うたなしパーソナリティー・生田さんによると、朝一番に「眠い……」ではなく、「今日もさわやかぁーっ! いいことありそう!」と自分に暗示をかけると、毎日幸せな気持ちで過ごせるそうです。

生田さんの旦那様は、2002年ソルトレークシティー五輪代表・山田大起さん。生田さんよりも4歳年下で、放送を聞く限り完全に尻に敷かれているよう……。

生田さんは、お昼のワイド番組『情報わんさか GO!GO!ワイド らじ☆カン』(月曜日〜金曜日 14時5分〜18時15分)の月曜日から水曜日も担当しています。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時45分〜7時

CBCラジオ パーソナリティ:桐生順子さん(月曜日〜水曜日)、山内彩加さん(木曜日・金曜日)

多田しげおの気分爽快! 朝からP・O・N』(月曜日~水曜日 6時30分~9時)内で放送。

月曜日~水曜日担当の桐生さんは初めて買った車にサンルーフを付けたところ、春は花粉が入り、夏は暑く、冬は寒くてあけられなかったとのこと。唯一開けられたのは秋だったそうで「サンルーフを開けて見た、秋の星空はきれいでした」 と語っていました。

木曜日~金曜日を担当している山内さんが番組で披露するユニークな体験エピソードは、私の密かな楽しみです。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時45分〜7時

ぎふチャン パーソナリティ:中辻景子さん


とにかくアクティブな中辻さん!

9月16日(日)に開催された「ツール・ド・西美濃2018」では135キロを走りきりました! 100キロを過ぎたところにきつい坂があるものの、一度も歩かずにゴールしたそうです。太ももとおしりの筋肉が切れると思ったとか。

そのほか、会社帰りにフットサルに行ったり、豆まきがあると知れば豆をもらいにいったり……。声もハツラツです。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時45分〜7時

SBSラジオ パーソナリティ:柳澤亜弓さん

静岡県内の話題はもちろん、少しユニークな話題もお届けしています。

先日は“悪魔のトースト”なるものを紹介。ネットで話題になっているトーストで、食パンの上にスライスチーズと、たっぷりの上白糖をのせてトーストすると、やみつきになる美味しさなのだとか。ぜひ試してみてくださいね!

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時45分〜7時

MBSラジオ パーソナリティ:古川圭子さん(月曜日・火曜日)、大塚由美さん(水曜日・木曜日)、高井美紀さん(金曜日)

子守康範 朝からてんコモリ!』(月曜日~金曜日 5時~8時)内で放送。子守さんと一緒に進行しています。

月曜日~火曜日担当・古川さんは、伊丹空港でJALのグランド・スタッフとして勤務。国際花と緑の博覧会のコンパニオンなどを経て、毎日放送に入社しました。

大塚さんは水曜日~木曜日の担当で、2017年にフェアトレードのお店「Pamojah」をオープン。学生時代のモロッコでのワーキングボランティアをきっかけに、親切にしてくれた人たちに何か恩返しをしたいという思いで開業したそうです。

金曜日担当の高井さんは、“よく喋る”ことからラジオで共演していた清水国明さんから「しゃべる暴走族」と言われたことがあるのだとか。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 7時30分〜7時45分

ラジオ関西 パーソナリティ:木谷美帆さん(月曜日・火曜日)、上原伊代さん(水曜日・木曜日)、浅井ちかこさん(金曜日)

木谷さんの2歳の息子さんはアンパンマンが大好きで、いつも「アンパンマンの絵を描いて」とせがまれるのだとか。おかげで木谷さんのアンパンマンの絵は上達してきているようです。

上原さんは嵐の大ファンで、ストレス解消法は「1人でお酒を飲みながら嵐のDVDを観る」こと、タイプの男性は「相葉雅紀さんのような笑顔がカワイイ人」なのだそう。

浅井さんは印象力の向上のための講座やコミュニケーション研修、笑顔に特化した個人向けのセミナーを行っていて、DVDも発売しています。これまでに5,000人以上の笑顔を変えてきた“極上笑顔プロデューサー”として活躍中!

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時45分〜7時

KBS京都ラジオ パーソナリティ:遠藤奈美さん

アメリカ・ジョージア州に9年間住んでいたという遠藤さん。マッサージが得意で、周りからは「世界一うまい」と絶賛されるのだそうです。

また、カメラが趣味で特に猿の写真を撮ることが好きとのこと。

遠藤さんは、『妹尾和夫のパラダイスkyoto』(毎週金曜日 10時〜12時、12時30分〜13時55分)、『遠藤奈美の週刊シネマMAX』(毎週金曜日 21時〜21時20分)、『チキチキ・遠藤 nami乗りジョニー』(毎週水曜日 14時〜17時)などにも出演しています。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時15分〜6時30分

wbs和歌山放送 パーソナリティ:中川智美さん

中川さんといえば、大のラジオっ子としてもおなじみです。

太田さん(爆笑問題)のお気に入りの番組のひとつ『つながるワイド しそまるの全開! 金曜日』(毎週金曜日 13時〜16時29分)のほか、放送回数が400回を超えた『らしくあれ!』(毎週土曜日 22時30分〜23時)なども担当。

ちなみに、『らしくあれ!』の人気コーナー「裏・和歌山放送ニュース」は、局内で起きた、本当に小さな出来事をお届けしています。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 7時30分〜7時45分

BSSラジオ パーソナリティ:木野村尚子さん

今年20年ぶりに中国地方の最高峰・大山登山を行った木野村さん。

日頃の運動不足がたたって大変だったものの、山頂で食べたカップラーメンは最高の美味しさだったとか。しかし、下山する際に脚に湿布をたくさん貼ったところ、寒くなってしまいこれまた大変だったそうです……。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 7時25分〜7時40分

RSKラジオ パーソナリティ:中村恵美さん

アンガーマネジメントファシリテーターや着物着付け3級、心理カウンセラー、第1回ニュース検定3級、おかやま文化観光検定3級、けん玉6級、絵本カフェマイスターなど多彩な資格を持っている中村さん。

特技はたらこ唇で、手を使わずにペンをはさめるとのこと。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時45分〜7時

RCCラジオ パーソナリティ:伊藤文さん

伊藤さんは、広島の挨拶で「いってらっしゃい」と「帰りを待っているよ、元気で帰っておいでね」という気持ちが合わさった「いってかえりー!」という言葉が大好きで、リスナーに向けて「いってかえりー!」の気持ちで放送しているのだとか。(最近では「いってかえり」はあまり聞かなくなったそう)

伊藤さんの落ち着いた声で朝を迎えてみるなんていかがでしょうか?

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 6時40分〜6時55分

KRY山口放送  パーソナリティ:瀬川嘉(よしみ)さん

おはようKRY』(月曜日~金曜日 7時~10時)内で放送。

瀬川さんは、金子みすゞさんの世界観を歌うシンガーソングライター・ちひろさんと『ちひろ DE ブレイク』(毎週日曜日 14時〜14時30分)も担当しています。音楽はもちろんのこと、話の引き出しも多いちひろさんと瀬川さんとの笑いの絶えないコンビに注目です。

■『歌のない歌謡曲』の放送時間:月曜日~金曜日 7時45分〜8時

 

▼北海道~福井県の『歌のない歌謡曲』についてはこちら
https://news.radiko.jp/article/edit/19991/intro/

▼四国、九州、沖縄の『歌のない歌謡曲』についてはこちら
https://news.radiko.jp/article/edit/20977/intro/

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「 I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

Twitter:@yakisoba_kaoru

 

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勅使川原真衣が懸念を抱く!「大手商社の『自分史採用』は吉報なのか!?」

フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。11月12日(水)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、水曜前半レギュラーの組織開発コンサルタント・勅使川原真衣が大手商社の人事の採用基準についての記事に懸念を示した。

勅使川原真衣「今日はちょっと就活の話をしたいと思ってます。『志望動機はもう古い? 自分史採用は吉報なのか?』と題したいんですけども、これ元ネタがありまして、先月末に日経新聞を見ていましたらこんな記事が目に飛び込んできました。三井物産の渡辺徹(てつ)執行役員が語る『学生時代に好奇心深める経験を』と書かれた記事ですけども、三井物産、大丈夫ですか?」

武田砂鉄「全然大丈夫ですよ。把握してます」

勅使川原「知ってますね。一応言っといてもいいですか? 日本の五大商社のひとつと言われています。いきなり下世話な話をしますけども、平均年収は1996万円」

武田「え? もう一回言ってもらっていいですか?(笑)」

勅使川原「1996万円が平均年収ということで、『ザ・エリート街道』と言ってもいいのかな? と思いますが、この人事管掌役員である渡辺さんが取材に応じていて、記者にこう聞かれていました。『選考で重視するのは何ですか?』と。これに対してちょっと途中省略しながら読みますと、『コミュニケーション能力などの人柄と、それを支える意味で学生時代の経験です。エントリーシートでは志望動機は聞かず、自分史を書いてもらっています』」

武田「自分史?」

勅使川原「自分の歴史ですね。学生の時にしかできないことを色々経験して、好奇心をどんどん深めていってほしい』。ここちょっとポイントなんですけども『1年生の時から就活のことを考えてアルバイトなどを選ぶ人は嫌ですね』と。『嫌ですね』と言われちゃったんですけども、どうなんですかね、これ地味な記事だと思いますよ。就活業界研究の記事なので。ですが、結構話題になりました。
色々SNSでも反応がありまして、例えばあの西村ひろゆきさんもXでこの記事をリプライする形でこの取り組みをXで肯定していました。『従来型のテストマシーンみたいな人はもういらないですよね』と」

武田「テストマシーン……」

勅使川原「『テストだけが出来るような人はいらない、テストだけに強い人はいらないよね』みたいなコメントです。あと、あるベンチャー経営者の方はこう言ってました。『表面的な就活スキルではなく、本物の好奇心と粘り強さ。それが何十億円のディールを生み出す源泉だと彼らは知っているんです』と、豪語していたんですね」

武田「スケールでかいですね!」

勅使川原「なんかそんな感じしますけども『どうなのかな?』と私は思っています。やっぱり当たり前を一応疑う教育社会学っていうのをやってきて、さらに仕事としても『仕事ってこんなもんだよね』っていうのを疑う仕事をしてきているので、ちょっとこれも疑ってみようかなと思うわけですけども、これ多くの人が『なるほど、新しい潮流だ!』って思ってるかも知れないんですけども、『ほとんどの人にはあんまり吉報にはならないんじゃないかな、なりにくいんじゃないかな』と考えてます。
3つほど懸念があります。1つはですね、これ生まれの影響を多分に受ける選抜方法じゃないかなと思うんですよ。就活対策なんかしてね、『嫌ですね』と言われようがなんだろうが、人生のある時期につけ焼き刃をしてでも評価機関に合わせて自分の将来を切り開くって、普通のことじゃないですか。『そんな悪いことだったのかな?』と思うわけです。
なんか最近やたらと個人が事前に対策できることを『表面的』とか、もっと言うと『実力がこれじゃわからない』みたいな言い方をすることがあるんですけども、いやいや、実力って何なんですか? 何が問われるのかを事前にちゃんと把握した上で、問われたものに対して自分なりの答えを用意していくって、これ機会の平等に近いと思います」

武田「そうね」

勅使川原「なので、ある意味でフェアだったはずなんですけども、果たして自分史採用ってどうなのかな? 評価機関で言うとこれ人生全体ですよね? これまでの生き様みたいな」

武田「全部出さなきゃいけない」

勅使川原「全部出さなきゃいけなくなる。『これで本当に実力が見えるんですか?』っていう問題があると思います。自分史でわかるとされている実力と呼ばれているものも、これ案外『育ち』。『育ち』の話になっていくんじゃないかと懸念してます。ちなみに育ちを決めているのは能力ですか?」

西村志野「違いますよね?」

勅使川原「100万%偶然じゃないですか。どの家庭に生まれ落ちるか、自分じゃどうにもできないです。選んだことある人、いません。この偶然の生まれのことを起点にして、その後の人生っていうのは教育社会学で『水路づけられる』っていう言い方をするんですよ」

武田「水路づけられる?」

勅使川原「完全に決定はしないけども、この学校に行くとこれぐらいの職業について、こういう人と結婚して……みたいなのがある程度あるでしょ、というのは実証研究で示されているので、この選抜対策不能にしようっていう意図はあると思いますけども、そもそも偶然性を引きずってますので、初期値、最初の生まれの影響がかなり大きいんじゃないかなと思うんです。生まれの影響が大きいと何が困るかって、結局番狂わせみたいなのが起きにくいんじゃないかと思うんですよ」

武田「そうかそうか」

勅使川原「『階層再生産』って言うんですけども、言い方あれですけど、お金持ちの家に生まれると、子供も三井物産のようなところに入ったりとかお金持ちになっていく、みたいなのが起きないかなと。老婆心ながら心配しております」

この後も、勅使川原さんによる熱い問題提議が続きました。気になる方は、Radikoのタイムフリーでご確認ください。

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