鈴村健一が贈る平日朝のラジオ帯番組! TOKYO FM/JFN『ONE MORNING』インタビュー(後編)

みんなが主役になれるライブ感!

ーー「人と人をつなぐ役目」ということで、今朝の放送テーマは「カレー」でしたが、Twitterでリスナーの方がカレーへの思いをたくさんつぶやいていて、鈴村さんも放送でそれにコメントするのはもちろんカレーについてすごく語っていて。昨日私はカレーとハヤシライスとで迷ってハヤシライスを食べたので、聴きながら「あぁカレー食べれば良かったな」って思いました(笑)。

鈴村:思いますよね(笑)。だから聴く人が聴いて何を思うか、「あ〜私もカレー食べた!」とか共感性みたいなものが、よりリアルタイムに流れていくっていうのが、この朝の番組なのかなって思います。他のラジオ番組ももちろんインタラクティブ性ってあるんですけど、『ONE MORNING』はどっちかというとライブに近いというか。

歌を歌うライブって、その歌手を見に来るじゃないですか。それに対して声を上げたり、一緒にノッたりっていうのが、今までAMのラジオでやってきたものだとすると、今やっているものって、そこに「主役はいなくていい」というか、「全員がアーティスト」みたいな。だからクラブというか、誰が前に出て踊ってもいいし、時にはスターが現れて踊り始めてもいいし、DJがサウンド回してもいいし……みたいな(笑)。そういうものが、FMの番組や朝の番組なのかな。だから聴いている人たちも、間違いなく主役になれる。みんなが参加していく感覚が、1ヶ月半やってみてより強く感じたところです。

自由度が高く、それぞれの価値観を認め合える場所

ーー番組のコンセプトも「それぞれの朝に、それぞれの新しい価値観を」ですよね。生放送中もリスナーがTwitterでつぶやいたり、その意見を紹介したり、みんなが参加している感じがすごく伝わってきますが、鈴村さんが思う番組の魅力は?

「自由度が高いこと」だと思います。何を言ってもいい、思ったことを喋っていい、思ったことを大事にしていいところが魅力ですよね。「それぞれの朝」っていう言葉を使ってますけど、「私はこう思うんだ、これでいいんだ」ってちゃんと感じてもらえるし、逆の意見が出てきた時にも「なるほど」って思えることがいっぱいあって。それぞれの価値観を認め合える場所っていうのが魅力だと思います。

そしてミクロな視点から発した何かが、マクロなフィールドでものすごく共感に変わるというのがこの番組だと思っているので。そこは今まで僕がやってきた番組とは少し違うかもしれないなと思います。

それぞれの朝に“ながらで聴いてもらえる”!

僕のことを知ってる人が聴くというのももちろんあると思いますけど、「朝の番組だ」っていうだけで聴いてくれている人たちがいっぱいいるんですよね。「長距離ドライバーをやっています」とか、「朝いつも聴いています」とか、「今農作業中に聴いています」とか、そういう方たちがいっぱい聴いてくれて、メッセージをくれて……。まさに「それぞれの朝」だと思っているので。だから固定した価値観が無く、一つの柱っていうのがいい意味でないというか。

「ラジオはこう聴きましょう」っていうのが無いのが自由度の高さであり、好きに聴いてもらっていいし。聴いている時間によっては「私もう出勤だ!」ってなったらそこで出勤されると思いますし、時計代わりに使っているのも自由だということで。僕が今までやってたラジオって、「この時間にこうやってみんな聴く」っていう固定化されてた部分って確実にあったんですけど、ラジオの本質である“ながらで聴いてもらう”ことをちゃんと実感できて僕は嬉しいですし、意味があるなと思います。

電撃ネットワークのリーダー・南部虎弾急逝…ギュウゾウ「“なんか寂しいね”ってなる場面は必ず出てくると思うんです」

TOKYO FMの音声配信プラットフォームAuDee(オーディー)の番組「直撃!コアチョコ地獄電波」(隔週木曜・20時配信)。ホラーにプロレス、カンフーにカルト映画など、コアなデザインでアパレル界を席巻する「ハードコアチョコレート」代表・デザイナーのMUNEが、自身の経営する「BAR バレンタイン」にコアチョコユーザーである各界の著名人をお迎え。大人になりきれなかったあなたに送る教養プログラムです。

2月22日(木)の配信では、電撃ネットワークのギュウゾウさんがゲストに登場。パフォーマンス中に起こった忘れられないハプニングや、今後の電撃ネットワークの活動について語ってくれました。

▶▶「直撃!コアチョコ地獄電波」音声版


(左から)ギュウゾウさん、MUNE


1964年8月生まれのギュウゾウさん。1990年結成の人体実験パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」のメンバーとして現在も活躍中です。栃木県塩谷町ふるさと観光大使であり、2015年からは栃木県応援音楽イベント「ギュウ農フェス」を主宰。音楽と栃木県名物食のイベントを開催しています。

◆サソリ芸でまさかのハプニング!?

MUNE:電撃ネットワークで、「ムチャクチャだったな」と感じた思い出はありますか?

ギュウゾウ:どの方向で(笑)?

MUNE:たとえば、サソリ芸はギュウゾウさんの十八番じゃないですか。サソリに関する面白いエピソードはありますか?

ギュウゾウ:サソリに刺されたエピソードはあります。最初に、なぜ僕がサソリをやろうと思ったか。残念ながら(2015年に)亡くなっちゃった、(元メンバーの)三五十五さんが途中からMC専属になって。パフォーマンスはやらない立場だったんですけど、彼はアイデアマンだったんですよ。で、毒が比較的弱いサソリを見つけてきたぞと。でも、毒はあるんだよ?

MUNE:(笑)。

ギュウゾウ:「これさ、生放送で刺されたら面白くね?」ってところから始まったの(笑)。

MUNE:すごいなあ。

ギュウゾウ:AX(日本テレビ)だかCX(フジテレビ)だかのキー局ですよ。当時、僕はパフォーマンスの数が増えなくて悩んでいたんですね。それで、俺がやることになりました。ゴムで指をめっちゃ締め上げて、正月の年越し番組の生放送で「年明けに世界で一番早くサソリに刺される男」ということでブスっと(笑)。それがはじまり。

MUNE:え~! 指の血を止めていたらなんとかなるものなんですか?

ギュウゾウ:1回目は大したことはなかった。今まで3回強烈に刺されたんだけど、どんどん症状が悪くなんのよ。たしか、山口県でやった2ステージ回しのライブ1ステージ目でサソリに刺されたんですけど、メンバーたちのリアクションがみんな違って面白かったんですよ。

三五さんは「お前顔がすげぇぞ」と。口のなかを刺されて腫れがすごかったんですよ。「次は休んでもいいからな。無理するなよ」とも言ってくれた。

そうしたら南部さんが「ちょっと失礼」と写真をカシャっと撮ったんですよ。「なんだ?」と思っていたら、ガンガン俺の携帯に電話がかかってきて。南部さん、俺がサソリに刺された顔の写真をSNSにアップして、大騒ぎになったんですよ(笑)。

MUNE:(笑)。

ギュウゾウ:次にダンナ小柳君が、「ギュウちゃん。いくらケガをしていてもね、次のステージを休んだらギャラは減ることになるよ」と。「お前、金の話かよ!」みたいなね(笑)。

オチとしては、顔がパンパンになったしSNSで出まわっているから「嫁さんが心配しているだろうなあ」と思いながら家に帰ったんですよ。そうしたら、うちのカミさんが「父ちゃん大変! ほうれい線がなくなってる!」とか言って。いいカミさんをもらったなあと思いました(笑)。

MUNE:ポジティブな言葉ですね(笑)。

ギュウゾウ:そのあとは病院に行って、毒消しというかアレルギー止めを投与してもらったんです。「これを飲んで寝てください」って睡眠導入剤ももらったんですけども、それを飲んで寝るときに「このまま目が覚めないんじゃないか」と思って怖かった。

カミさんに「起きないかもしれないから写真を撮っておいて」と伝えましたが、起きました。大丈夫でした。俺、30年のあいだサソリを口に入れていて、ひどく刺されたのは3回なんですよ。コストパフォーマンスはいいほうだよ。

MUNE:(笑)。


ギュウゾウさん


◆今後の電撃ネットワークはどうなる?

MUNE:今後も電撃ネットワークの活動は続けて、大きくしていくみたいな展望ですか?

ギュウゾウ:電撃ネットワークは、南部(南部虎弾)さんが残念ながら急逝(2024年1月)して、新しく体制を整えないといけない部分はあるんですよね。だけど、エンターテインメントの演出に関しては自信があるつもりなんです。

あとは、いつまでもおじさんの脳みそのなかでやっちゃうと寒いところがあるので、今の若い人たちがどういうパフォーマンスを見たらワクワクするのか、どういうジョークで笑顔になるのかを、僕ら先輩組が(後輩メンバーに)押し付けずに、メンバーみんなで伸び伸びとやりたい。

残念ながら南部さんが亡くなって、三五さんが亡くなって。パワー不足になったり「なんか寂しいね」ってなる場面は必ず出てくると思うんです。そこをどうやって耐えて乗り越えていくかを考えていく。

MUNE:そうですね。

ギュウゾウ:「信義耐」と言ってね。いろんなことがあっても耐えて前に進むという、役者の安藤昇さんが言っていた言葉なんです。最初のうちはなかなかうまくいかない。だけど、そのほうが爆発力はあるじゃん? だから、心配はしていない。

MUNE:では、今後の電撃ネットワークのご予定は?

ギュウゾウ:電撃ネットワークのライブはあるけれど、まだ小さいところでの再開ですね。あとは、3月23日(土)に南部さんとエスパー伊東さんの合同お別れ会があります。

それと、僕は60歳になるんですけども、8月11日(日)に川崎のクラブチッタで還暦イベントをやります。今回は久しぶりにパンクバンド、パフォーマー、ヒップホップの連中とやろうかなと。あと、許される限り電撃も火を使ったりするパフォーマンスができたらいいなと思っています。



番組では他にも、ギュウゾウさんの俳優時代の振り返りや、今日元気さんを交えて電撃ネットワークのパフォーマンスに関するエピソードを披露しました。

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「直撃!コアチョコ地獄電波」音声版
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<番組情報>
番組名:直撃!コアチョコ地獄電波
配信日時:隔週木曜日・20時配信
パーソナリティ:MUNE

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