神回の絶えない人気ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』
有吉弘行さんがパーソナリティーを務めるJFN各局で放送中の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』、通称『サンドリ』。芸人リスナーも多い『サンドリ』の神回エピソードとは? 日曜日の夜を特別なものに変えるラジオ番組の魅力を解説します。
『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』を聴くにはこちら
『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』とは
『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』はどこで聴ける?
イカれすぎてる!『サンドリ』人気コーナー5選
神回続出!?過去の放送エピソード紹介
- 有吉、結婚発表!ゲスナーからは不安と焦りのメールが殺到!?(2021年4月4日放送)
- 「1回しかないチャンス!」紅白歌合戦の司会オファーについて語る(2023年10月8日放送)
- 鼻の手術についてリスナーに報告(2023年8月13日放送)
- あの有吉が無毒に!?もう中学生が見せた優し過ぎる破壊力(2020年8月2日放送)
過去の放送回はradikoで振り返ろう
『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』とは
有吉弘行さんがパーソナリティーを務める『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』、通称『サンドリ』は、2010年4月4日に放送開始。 JFN系列で毎週日曜20時から21時55分まで放送されています(※放送局により放送時間が異なります)。人気テレビ番組のMCを数多く担当している有吉さんの姿とはまた異なる、"THE 芸人"有吉さんの「毒」・「闇」を放出するトークバラエティで、太田プロダクション所属の芸人が月替わりでアシスタントを担当しています。
有吉さんの狂気に満ちた言動やイジり、ゲスナー(番組リスナー)たちのゲス極まりない暴言、アシスタント陣のド下ネタへの対応も聴きどころです。有吉さんから突如として投下される毒やイジリに対する、デンジャラス・安田和博さん、アルコ&ピースらの瞬発力と切り返しはまさに“アシ芸”。「街の賢者」、「キュンキュン」などのレギュラーコーナーもあり、有吉さんの琴線に触れると「パン」という音が鳴り、ポイントが加算されます。
有吉さんは、1974年生まれ。1994年に森脇和成さんとお笑いコンビ・猿岩石・を結成。1996年に日本テレビ系バラエティ番組「進め!電波少年」でのヒッチハイク企画が話題となり、デビューシングル「白い雲のように」が大ヒットし、劇的にブレイクするも、約1年間でほとんど仕事がなくなってしまいます。その後2004年に猿岩石を解散し、ピン芸人として活動をスタート。あだ名を付けるなど、毒舌や辛口コメントを得意とし、徐々に人気を取り戻し、現在は数々のテレビ番組のMCで務めています。
- 有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER
- 放送局:FM岩手 他19局ネット
- 放送日時:毎週日曜 20時00分~21時55分
※放送局によって日時が異なる場合があります。 - 出演者:有吉弘行
-
番組ホームページ
ハッシュタグ「#snd」
※放送情報は変更となる場合があります。
『サンドリ』専門用語紹介
◾️ゲスナー
番組のリスナーのこと。『サンドリ』のリスナーは、他のラジオ番組のリスナーと比べものにならないほどゲスいネタを送っていることから名付けられました。
◾️言葉狩り
有吉さんがアシスタントの発する言葉に制限をかける行為。アシスタントの中には、新宿カウボーイ・かねきよ勝則さんらしゃべり下手な芸人さんがいるため、有吉さんがそういった人たちの発する言葉を制限し、番組の進行を妨げないようにしています。
◾️パン
有吉さんの琴線に触れたメールに送られるポイントのこと。さらに特別気に入ったメールにはエンジェルが送られ、エンジェルが5つ貯まると有吉さん直筆のサイン色紙がもらえます。
『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』はどこで聴ける?
『サンドリ』は、JFN系列の放送局で基本的に毎週日曜20時から放送されています(※放送局により放送時間が異なります)。
『サンドリ』が聴ける放送局と放送時間一覧
・20時〜20時55分放送
エフエム青森
FM GUNMA
エフエム石川
FM徳島
FM長崎
エフエム大分
μFM
FM沖縄
・20時〜21時55分放送
エフエム岩手
エフエム秋田
ふくしまFM
RadioBerry
FMとやま
FM福井
FM長野
レディオキューブFM三重
エフエム山口
エフエム高知
エフエム宮崎
・20時〜20時55分、21時〜21時55分放送
Rhythm Station エフエム山形
FM NIIGATA
FMGIFU
e-radio FM滋賀
エフエム山陰
エフエム佐賀
有吉弘行のラジオ「サンドリ」を聴く方法『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』
イカれすぎてる!『サンドリ』人気コーナー5選
◾️すっきりしないニュース
有吉さんが話題になっている芸能・時事ニュースに対して感じたことをコメントしたり脱線したりするコーナー。和歌山県日高川町観光協会の主催で行われ、「お笑い部門」と「告白部門」の2部門があるイベント「ヤッホー全日本選手権」のニュースを紹介した際には、有吉さんらしい狂気に満ちた告白をエコーを効かせまくりながら大声で叫び、大笑いしていました。
◾️街の賢者
リスナーが街の賢者となって有名人にアドバイスを送るコーナー。ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)を卒業する反町隆史さんに、愛称の"ソリ"が多すぎるメッセージを送った水谷豊さんへのアドバイスに、有吉さんが「パン」を贈呈。ターゲットはアメリカのロックシンガー、ソフィア・ウリスタさんからゲッターズ飯田さんまで幅広く、リスナーたちの情報リサーチ力と的確で激しいツッコミ力に圧倒されるコーナーです。
◾️キュンキュン
タイトル通り、有吉さんがキュンキュンする妄想を投稿するコーナー。有村架純さんや吉岡里帆さん、橋本環奈さんら人気女優がリスナーの幼なじみやクラスメイトとして登場。小沢仁志さん、竹内力さん、織田裕二さん、亀田三兄弟ら個性派男性陣もさまざまな設定で登場し、妄想ワールドの中で大暴れ。有吉さんの心をキュンキュンとくすぐっています。
◾️今週の桑田
読売ジャイアンツ・桑田真澄一軍投手チーフコーチの日常を想像して送るコーナー。ヘッド兼オフェンスチーフコーチを務める元木大介さんや菅野智之投手らもしばしば登場します。銭湯や弁当屋、リサイクル店などを舞台に展開される、ちょっと物悲しい桑田さんの姿を描写し、有吉さんが再現する桑田さんの雰囲気やか細い声色は絶品です。
◾️珍棒論
MAKJ & Timmy Trumpet Feat. Andrew W.K.の「Party Till We Die」という陽気なBGMとともに始まるコーナー。世の中で起きていることはほぼ誰かの陰謀。その中でも珍しいと言われるものを募集します。これまでに北乃きいさんがリリースした楽曲タイトルに込められている本当のメッセージ、「すしざんまい」でおなじみの木村清さんが手を広げるポーズに潜む深い意味など、「ムー」や「東スポ」も注目しそうな珍しい陰謀論が多数寄せられました。
そのほかリスナーのおもしろ悲しい日々をつづる「日記」や、安田さんのアシスタント担当回限定のコーナーで、女性リスナーが世の中の女子の生態を安田さんに教える「女子」などなど……。『サンドリ』でしか味わえない毒気&下ネタオンパレードの楽しいコーナーが多数あります。
神回続出!?過去の放送エピソード紹介
有吉、結婚発表!ゲスナーからは不安と焦りのメールが殺到!?(2021年4月4日放送)
この日は、有吉さんが「ヒラメタイさんと結婚いたしました」とボケながら結婚を報告。ゲスナーからは「おめでとう」から入るメールはなく、どれも不安と焦りが感じられるものばかり。そんな中、番組では「既婚者と独身者どっちが大食いなのか」を競う、BIG有吉とMAX酒井(アルコ&ピース・酒井健太さん)のフードバトルを開催。独身の酒井さんを後押しするメールが殺到する中、熱々のラーメンで対決!
有吉さんはラーメンを食べつつ、SNSで「結婚祝いに電流爆破を」と誘う大仁田厚さんに「いつでもやってやる!」と男気あふれる強めの語気で回答します。さらに未婚の盟友・ケンドーコバヤシさんには「先輩!お先です」、アンガールズ・田中卓志さんには「くたばれ!」と愛のある毒メッセージを放出。バトル終盤で有吉さんは、踊り食い&公開処刑食いという必殺技を繰り出してラストスパート。独身の酒井さんとゲスナーに、既婚者の圧倒的な強さを見せつける形となりました。
有吉さんらしい結婚報告後、自身を家族のように慕うゲスナーたちと向き合う事に気恥ずかしさを覚えたためか、フードバトルを開催。いつもどおり毒や下ネタを噴射しながらも、どこか照れを隠している有吉さんが印象的でした。
「1回しかないチャンス!」紅白歌合戦の司会オファーについて語る(2023年10月8日放送)
10月6日に発表された大みそか恒例の『第74回NHK紅白歌合戦』の司会を橋本環奈さん、浜辺美波さん、高瀬耕造アナウンサーと共に有吉さんが務めることについて言及。司会のオファーに関して有吉さんは「びっくりした」としながらも「1回しかないチャンスですから」と喜びつつ、「主役であるアーティストの発表もこれからございますので、(本来は)そっちが盛り上がるポイントですから。私はお漬物程度の司会ができたらいいかなと思っております」と抱負を述べました。
昨年末も有吉さんは、『第73回NHK紅白歌合戦』にて純烈の応援ゲストとしてダチョウ倶楽部と共に、1996年に発売された猿岩石のメガヒット曲「白い雲のように」の歌唱を披露しました。その際、『サンドリ』で「俺がめちゃくちゃ売れたときに出してくれないなんて、なんなんだよ!」と、猿岩石時代に同曲が大ヒットした際は紅白には出られなかったと恨み節を言っていたところ、まさかの応援ゲストでの出演オファーが届いたそうです。「もう手のひらを返しましたね(笑)」と当時を振り返りつつ、今回の司会のオファーも「はい!」と即座に返事をしたことを明かしました。
また、大みそかは『サンドリ』の放送日と重なるため「(今年の年末は)紅白を絶対に観てほしい。だって(番組の年明けの放送にて)2時間ぶっ通しで紅白のことを話したいじゃん。そのためには、ゲスナーも紅白を観てくれないと。だから、ゲスナーには(紅白を観て)質問を100個ぐらい考えておいてもらいたい(笑)」と、ゲスナーに向けて語りました。
鼻の手術についてリスナーに報告(2023年8月13日放送)
同月11日にInstagramでも投稿していた鼻の手術について生放送でリスナーに報告しました。
番組冒頭で「鼻にはガーゼ詰めてやらせてもらってる。詳しくは綿球を詰めてます。広島が生んだ綿球ロックスター有吉綿球です」と、ジョークを交じえながら状況を語った有吉さん。普段から鼻の通りが悪く、3〜4ヶ月前に病院で診察してもらったところ、「鼻中隔という鼻の真ん中に通ってる細い骨があるんですが2ヶ所折れていて、右の鼻の穴の軌道がつぶれて全く通っていない。鼻中隔湾曲という症状で、骨を真ん中カットして曲がってるところを取り除く手術をやらなきゃいけなかった」と明かしました。さらに「副鼻腔炎で、鼻水がたまって蓄のうみたいな症状になって、膿がたまる症状。CTを見せてもらうと、目の上、おでこのあたりまで膿がたまっていた。なので鼻中隔湾曲症を治して、副鼻腔炎の処置もする手術ですね」と手術内容を説明しました。
あの有吉が無毒に!?もう中学生が見せた優し過ぎる破壊力(2020年8月2日放送)
冒頭から有吉さんは、ゲスト・もう中学生さんの呼称を"もうTHE中学生"と固定。もう中さんも訂正を一切求めず、2人で思いついたことを言っては広げ合う展開に。もう中さんなりのマイペースなMCで自慢の段ボールやレトロな小道具を使い、奇天烈なゲームをスタジオで披露しました。
1つ目は「イージュー☆ライダー」。奥田民生さんのヒット曲を有吉さん・安田さんに歌わせ、それに合わせてアフロのカツラを被ったもう中さんがハンドルを握り、バイクを運転している雰囲気を作るというもの。ラジオにも関わらず、のっけからまさかの一言もしゃべらないネタをチョイスするもう中さんに、有吉さんは大爆笑。
その後も、段ボール製の池と鯉を使った「カープゲーム」、電池で動くDJセットで不思議な音を出す「DJぬーべー」、ジョイマン・高木晋哉さんの「いつも日本に笑いをありがとうございます」という謎の肉声メッセージを流す「テープレター」などのゲームを展開。有吉さんは、誰も傷つけない否定しない「もうTHE中学生沼」にずぶずぶとハマっていきました。
「クイズ!年号当て」、「ネプチューンゲーム」、「サンドリ福男決定戦」、「THEお中元」、「発表!原付ランキング」、「釈お酌」、「仮装大賞何点かな」……次々に繰り出されるもう中さんの宇宙一優しい笑いのパンチをくらい続ける有吉さん。『サンドリ』の3要素、暴言・下ネタ・イジリなしでの放送となりました。
『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』を聴くにはこちら
過去の放送回はradikoで振り返ろう
『サンドリ』の放送が仕事やプライベートな予定と重なり「リアルタイムで聴くのが難しい…」、また「面白かったからもう一度聴きたい!」という人もいるでしょう。そういう場合は、radikoの「タイムフリー」がおすすめです。
「タイムフリー」は、過去1週間以内に放送された番組を聴ける無料の機能です。番組を再生し始めてから24時間以内であれば、合計3時間まで聴くことができ、番組の一時停止・巻き戻し・早送りも可能です。「聴き逃してしまった放送を聴きたい」、または「面白かったからもう1度聴きたい」という場合にぜひご活用ください!
聴き逃したラジオ番組を聴ける「タイムフリー」【radiko使い方ガイド】
また、放送エリア外にお住まいで「電波が届かないから聴けない…」という方は、全国のラジオ番組が聴けるradikoプレミアム会員限定サービス「エリアフリー」がおすすめです。
「エリアフリー」は、通常のradiko(無料・放送エリア内聴取)とは異なり、日本全国のラジオ局の番組を聴けるサービス(有料・放送エリア外聴取)です。
全国のラジオ番組が聴けるradikoプレミアム会員限定サービス「エリアフリー」【radiko使い方ガイド】
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『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』を聴くにはこちら
この記事を書いた人
高田りぶれ(たかだ・りぶれ)
山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。