7ORDER・諸星翔希、初単独ラジオを語る「聴いている人が明日からがんばろうと思える番組にしたい!」

音楽、演劇、アートなど多ジャンルでの活躍が話題の7人組アーティスト・7ORDER。2021年4月からメンバーの諸星翔希さんが東海ラジオでラジオパーソナリティを務める『7ORDER 諸星翔希の青春ファンク』がスタートしました。

番組は、AMラジオながら毎週サックスの音色が響く、愚痴&お悩み相談への親身な回答など、気になる要素が満載で注目度が上昇中! ラジコでは、パーソナリティを担当する諸星さんにインタビューを行い、ラジオ番組が決まった時の心境やジングル制作秘話、他局でラジオ番組を持つメンバーとの関係性などをお聞きしました。

また、今回のインタビューを記念した諸星さんのサイン入りスピーカーをプレゼントする企画もTwitterで実施中です。こちらもぜひチェックしてみてください(※企画は2021年7月14日(水)まで)。

萩谷慧悟、真田佑馬、森田美勇人、諸星翔希…7ORDERのメンバーが出演するラジオ番組

パーソナリティが決まって『BRUTUS』ラジオ特集を購入

――初の単独ラジオパーソナリティが決まった時のお気持ちは?

諸星:ラジオはひとりでやったことがなかったので、正直全然イメージできなかったです。毎日聴くようなタイプじゃなかったので、どうしていこうかなと。めちゃ嬉しくてワクワクするけど、できるのかな……って期待と不安が入り混じっていました。

――番組を担当することが決まってからは、どんな準備を?

諸星:まず、ラジオを特集していた雑誌『BRUTUS』(2021年3月15日号 No.934 「なにしろラジオ好きなもので③」)を買いました。もともと『BRUTUS』が好きで読んでいて、特集に載っていた福山雅治さんのラジオを聴いたりしましたね。あとは7ORDERのメンバーが担当していた番組も参考にしながらイメージを膨らませていきました。

「ラジオで何を学んだか、何を感じたか」…7ORDERラジオメンバーで情報交換

――7ORDERのメンバーは、萩谷慧悟さんがNACK5『7ORDER萩谷慧悟のNACK7』(『ラジオのアナ~ラジアナ まな板SHOW・TIME!』内、毎週火曜25時40分〜)、真田佑馬さんと森田美勇人さんがInterFM897『真田・森田のPIZZA WAVE』(毎週木曜23時〜24時)でパーソナリティを担当されています。

諸星:他のメンバーは僕のラジオを聴いてるのかな!?……わからないですけど(笑)。萩ちゃん(萩谷さん)担当のNACK5『NACK7』は、メンバーが毎週ひとりゲスト出演するので、その時の番組の進め方を聴いて参考にしてみようと思いましたね。また萩ちゃんからは「この企画を青春ファンクでもやってよ!」みたいな提案もありました。

InterFM897『真田・森田のPIZZA WAVE』チームからは、番組の企画で石川県の能登に行ってさまざまな体験をした話を聞きました。ラジオで何を学んだか、何を感じたか……経験したことをお互いに話すことはありますね。

「あ…久保田だ!」から完成させた渾身のジングル制作秘話

――番組で流れるジングルがかっこいいですよね。

諸星:それはマジでありがたいです! 最初の番組会議の時にノリで「ジングルとかいいですよね。作ってみます!」って言っちゃって……作ったことないのに(笑)。数日後、寝る前に急に「あ…久保田だ!」って思いついて。今まで聴いてきた久保田利伸さんの温度感と僕のサックスを組み合わせて、歌もちょっと入れてみるのがいいんじゃないかなって思って……寝たんですよ(笑)。

翌朝起きてすぐに「よし、絶対今やる!」と自宅で吹き込みました。歌の練習用に使っていた機材でハモリなどを入れて編集を重ねてデモを制作して、最終的にスタジオで仕上げたんです。今回のジングルを切り口に曲作りが出来るようになったら、自分の成長をもっと実感できるかもしれないですね。

リスナーの気分にマッチする曲を…「青春ファンク」プレイリストを作成

――番組が始まって、ラジオパーソナリティを担当してから意識するようになったことなど、ご自身の変化はありますか?

諸星:音楽の聴き方がすごく変わりましたね。今までは自分の観点だけで好きな音楽を選んで聴いてきました。ラジオが始まってからは、「〇〇な気分やシチュエーションに合う曲」というリクエストに答えられるように「青春ファンク」というプレイリストを作りました。いろいろな感情にマッチする曲を見つけてストックしています。

周りから「なんかいい曲ない?」って聞かれた時に答えられないと「おまえ、全然ファンク好きじゃないじゃん」ってツッコまれちゃうかなと思って(笑)。

実は自らを追い込み、すり減らしている!? 人気コーナー裏話

――お悩み&愚痴相談コーナー「スカッとファンク」も好評です。

諸星:ありがとうございます! たまにすごい角度からの相談が来ることもあるんですよ! そんな時は、いったい僕は何を言ってあげられるか、僕だったらどうするかを収録の直前まで考えていますね。実はめちゃくちゃ神経をすり減らしてます(笑)。

――毎週サックスを吹くコーナーはAMラジオでは珍しいですよね。

諸星:番組の内容を決める時に「毎回サックスを吹くのはどうかな?」っていうアイデアが出たんです。サックスを入れることで番組のカラーがわかりやすくなるし、僕にとっても1回1回の収録に対してプレッシャーがあったほうがいいんじゃないかなとも思ったんです。「もうすぐ収録あるじゃん!どうしよう!」という思いを持って臨んだ方が僕自身が締まるので。

演奏する曲はあまり計算せず、その時に演奏したい曲を選んでいます。練習は曲の難易度にもよるんですけど、1~2日くらいはガッツリやりますね。リクエストの中にもともと自分がやってみたかった曲があれば、サックスに歌も加えてアレンジすることもあります。将来やってみたいことに向けていろいろ試している感じはありますね。

奇跡の再会にドキドキの試練!感動吹き荒れるゲスト回

――番組にゲスト出演したロックバンド・BRADIOのメンバーの方と運命的な出会いをしたそうで。

諸星:たまたまメンバーと行ったフェスで聴いた、いい感じのファンキーな音楽が超楽しくてBRADIOのファンになりました。そのあと、偶然下北沢でアフロヘアの方を見かけてBRADIOの真行寺貴秋さんだと確信したんです。「ここで話しかけなかったら損するな」と、思い切って声を掛けたんですよ。それから、数年後にまさかラジオに出ていただけるなんて。あのときに声を掛けてよかったなと思いました。

――ゴスペラーズ・黒沢薫さんのゲスト回では、名曲「永遠に」をサックスで演奏されていましたね。

諸星:まさか黒沢さんの前で吹くことになるとは思っていなかったので本当に緊張しました。黒沢さんが腕を組んで目の前で聴いてるんですよ……試練でしたね(笑)。ゴスペラーズの「永遠に」が好き過ぎて、やばいやばいと思いながら吹きました。でも、黒沢さんがすごく優しい雰囲気で聴いてくれたのでうれしかったですね。

新婚夫婦からのメールを読んで感じたラジオの醍醐味

――毎週数多くのメールが寄せられていますが、印象に残っている内容はありますか?

諸星:結婚式を控えた男性の方から届いたメールですね。「式で流す曲のアドバイスをくれませんか?」という内容で、僕が大好きなBRADIOの曲を提案しました。そのあと奥さんの方からも、「ものすごく盛り上がった」と御礼のメールが届いたんです。そして、サプライズをしてくれた旦那さんのことも改めて素敵だと思ったとも書いてありました。

この時に少しずつですけど、ラジオを通してつながれているんだな、人の役に立てているのかなと感じましたね。「これがラジオの醍醐味なんだろうな」と、それと同時にラジオの楽しさと良さをものすごく痛感しました。月曜日から仕事や学校に行く人が多いじゃないですか。日曜日の夜に僕のラジオを聴いて、「明日からがんばろうと思える番組にしたい!」と思っています。

ラジオでファンクの神・久保田利伸に会いたい!

――今後ラジオでやりたいことや会いたい人は?

諸星:今までと変わらず、飾らずに等身大の自分で愚痴を聴いたり、相談に乗ったりしていきたいですね。もう26歳なので、出来るフリをしないで正直にリスナーの皆さんと向き合っていきたいなと(笑)。ちゃんと自分の核を見せながらつながっていくことで、ウソのない関係性になれるのかな。これから番組にゲスト出演して欲しい人も皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

お会いするのが本当に夢だったBRADIOの皆さんやゴスペラーズ・黒沢さんにご出演いただいて「好きなことは言っとけばいいんだな、言ったら叶うんだな」、そして「言霊ってあるんだな」って思いました。まだまだいっぱい夢はあるんですけど……やっぱり久保田利伸さんに会いたいですね。神ですから!

インタビュー記念!諸星翔希サイン入りスピーカーをプレゼント

今回のインタビューを記念して、諸星さんのサイン入りスピーカーを抽選で3名様にプレゼントします。

【応募方法】
・ラジコ公式Twitter(@radiko_jp
・7ORDER 諸星翔希の青春ファンク番組公式Twitter( @7ORDER1332
の両方をフォロー&該当ツイートをRT

【期間】
7月8日(木)〜7月14日(水)

【当選連絡】
当選者の方へはDMにてご連絡します。

諸星翔希出演 東海ラジオ『7ORDER 諸星翔希の青春ファンク』

『7ORDER 諸星翔希の青春ファンク』は、2021年4月にスタート。諸星翔希さんがパーソナリティを務め、ファンキーでソウルフルな30分をお届けします。

7ORDER諸星翔希の青春ファンク
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週日曜 22時30分~23時00分
出演者:諸星翔希(7ORDER)
公式Twitter

番組ハッシュタグは「#青春ファンク」

※放送情報は変更となる場合があります。

【7ORDERプロフィール】
安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人が2019年5月に始動させたプロジェクト。「Happyをみんなで作りあげていく」をモットーに、音楽、演劇、アート、ファッションなど、さまざまなジャンルの活動を通して、ファンと“かけがえのない瞬間” を共有していく。
2021年1月13日、1stアルバム『ONE』、LIVE DVD/Blu-ray『UNORDER』にてメジャーデビュー。デビュー日の日本武道館2daysを皮切りに行われた1stワンマンツアー『WE ARE ONE』全8公演を成功させた。
7月7日(水)にメジャー1stシングル『雨が始まりの合図 / SUMMER様様』、LIVE DVD/Blu-ray『WE ARE ONE』を同時リリース。7月23日(金)からは初の全国規模のツアー「7ORDER武者修行TOUR ~NICE “TWO” MEET YOU~」を開催する。

オフィシャルサイト

この記事を書いた人

高田りぶれ(たかだ・りぶれ)

山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。

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【西武】豊田清投手コーチインタビュー 「チームが噛み合わない時こそ投手で抑えたい」

4月18日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの豊田清投手コーチにインタビューした模様を放送した。今のライオンズ投手陣への手応えについて訊いた。

――投手コーチとしてここまでの(4月17日、対ロッテ4回戦前)投手陣への手応えをどう感じていますか?
豊田「まず開幕に今井達也が圧倒してくれて、100点満点の滑り出しが出来たと思いますし、そのなかで先発投手陣が今井達也に負けないように続いてくれたことが本当に頼もしく思っています」

――今井達也投手は防御率0.43(4月16日時点)と素晴らしい投球内容ですが、やはりシーズン前の準備がうまくいっていたのでしょうか?
豊田「そうですね。一昨年のオフから取り組んでいることを昨年のオフでも継続したので、キャンプもスムーズに入れましたし、やるべきことを明確にして進んできたというところで、開幕投手を務めるに値する行動を取ってくれていたのでよかったなと思います。シーズンを通して調子を維持するのは難しいのかもしれませんが、日本ハムとの1戦目(4月5日、1回戦)では持ち味のスライダーがいまいちでしたが何とか2失点で抑えてくれたので、悪い時は悪いなりの投球が出来るようになっていてすごく頼もしく思います」

――調子が悪い時でも対処ができるというのはやはり成長ですか?
豊田「今井はもともとポテンシャルの高い選手でしたが、もう一段階上がったような気がします」

――髙橋光成投手が開幕を出遅れましたが、先日のソフトバンク戦(4月14日、3回戦)に登板しました。髙橋光成投手、今井達也投手、平良海馬投手はライオンズの3本柱だと思っているのですが、髙橋光成投手に関して豊田投手コーチはどのような手応えを感じていますか?
豊田「キャンプで少し出遅れて最初はどうなるかと思いましたが、予定通り内容も含めて順調に試合をこなしてきてくれて、満を持しての登板で1点もやれない状況から結果的に4失点してしまいましたが、次からしっかり抑えてくれると思いますし、もちろんエースですから今後も楽しみにしていただきたいと思います」

――チーム全体でいい流れに乗っていけるかどうかも大事になりますね。
豊田「チームが噛み合わない時こそ『投手で抑えたい』という気持ちで戦っているのですが、なかなかうまくいっていないのが現状です」

――武内夏暉投手についてはどう思いますか?
豊田「デビュー戦(4月3日、対オリックス2回戦)のブルペンではコントロールがバラバラで、球速も出ていなかったですし、変化球はすべて抜けていたので試合ではもっと浮足立つかなと思っていましたが、マウンドに上がったら堂々としたマウンドさばきで『肝が据わっているな』と思いました」

――武内夏暉投手2度目の登板に豊田コーチが期待していることが、ストライクを先行させること、先頭打者を抑えること、インコースをしっかり投げ切ること、新人投手に期待することではない気がしますが?
豊田「西武はたくさんの先発投手がいるなかで武内(夏暉)は自分の力で開幕のローテーションを勝ち取ったので、新人であろうと高いところでの要求になりますし、要求しても大丈夫な投手だと思っているのでお願いをして、まあその通りにはいきませんでしたが要求したことを頭に置いて投げてくれているところはありがたいなと思っています」

――新戦力の甲斐野央投手ですが、アブレイユ投手の前としてハマってきているかと思います。
豊田「オープン戦を通じて勝ち取った8回というところで、開幕からうまく滑り出してくれましが、ソフトバンク戦(4月12日、1回戦)で打たれてしまったことが残念ではあります。ですが、次のロッテ戦(4月16日、3回戦)で2アウト2、3塁ピンチの場面を乗り切ってくれたことは成長だと思いますし、まだまだポテンシャルが引き出せるのかなと思い今後が楽しみです」

――アブレイユ投手はまだ防御率が0.00です(4月16日時点)。
豊田「もともと速い球が投げられるところと、堂々としたマウンドさばきで抑えてくれていますし、9回を任されたなかでどこまでやってくれるのかすごく楽しみです」

――アブレイユ投手のピッチングスタイルについて、コーチの目にはどう映りましたか?
豊田「どんどんゾーン内で自分の持っている能力すべてで勝負していくなかで、抑えるのもツーシーム、打たれるのもツーシームといったところで、今後はスライダーとツーシームを中心に抑えてくれることを期待しています」

――試合が延長戦に入ると相手に点を取られてしまうことに関して、投手コーチとしてうまくいっていない部分はありますか?
豊田「投手力は全体的に底上げが出来ているなかで、昨年は延長戦での引き分けが1試合しかなかったんですよね。勝ちパターンの投手継投で延長戦に入ったあと、豆田(泰志)だったり糸川(亮太)だったり若い投手が登板していくなかで失点をしてしまうので、もっと延長戦で引き分ける試合を作っていければ、若手の力も出てきて投手力がもう一段階上がるのかなと思います。ですが登板させているのは私ですし、延長戦に入る前に点が取れなかったのはチームですし、そこは責任を負わせないようにして、できるだけ苦しみや悔しさを忘れずにもう一段階上がってもらえれば、これからのシーズンのなかでもうひとつチーム力、投手力が上がるんじゃないかなと思います」

――シーズンを通して接戦になる試合が増えてくるなかで、どう試合を収めていきたいですか?
豊田「試合は生き物で毎日ドキドキしているかと思いますが、この2年でチームが強くなってきたところでもうひと踏ん張り、自分たちの力で試合を制して勝ちたいなと思います」

――増田達至投手に期待したいことは?
豊田「ビジターの場合だと勝ち越したら増田(達至)という形ができれば、アブレイユがいて延長には増田がいるといった形で本当に心強いかなと思いますけどね。増田はビハインドでも同点の場面でも投げて抑えてくれましたし、今年1年も大変なシーズンになると思います。やはり年齢を重ねるとどうしても役割が増えてしまいますが、それでも『自分が抑えるんだ』という思いだけは忘れてほしくないなと思っています」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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