地元のミュージシャンや画家、ビートルズ…個性豊かな番組が揃う!佐賀県のおすすめラジオ番組

都道府県別にラジオ番組を紹介するシリーズ。今回は佐賀県の話題を届けている民放ラジオ局(エフエム佐賀・NBCラジオ)の番組を紹介します。

エフエム佐賀

佐賀で活躍する個性豊かなDJが勢ぞろい。街の情報はもちろん、佐賀で活躍するミュージシャンの番組からビートルズのことがよく分かる番組、少し懐かしい曲から最新の曲が楽しめる番組までバラエティ豊かなラインナップです。

『Gat’s Morning!』

知っておきたい情報と選りすぐりの音楽に楽しいトークを添えた朝ワイド。月曜から水曜はYUYAさん。身長189㎝。サガン鳥栖スタジアムDJ、ナレーターなど多方面で活躍。学生時代からDJ研究会に所属し、各大学の学園祭やミニFM等でDJ活動していました。ダンディで表情豊かな声の持ち主。冗談もちょくちょく入ります。

木曜と金曜は“あなたの朝のビタミン”、食育健康アドバイザー、管理健康栄養インストラクター、ベビーフードインストラクター、幼児食マイスターの資格をもつサトユミ☆さん。艶のある声で元気にシャキシャキと話します。旅行も大好き。YUYAさん、サトユミ☆さんの目が覚めるようなトークでパワーチャージを。

Gat’s Morning!
放送局:エフエム佐賀
放送日時:毎週月曜~金曜 7時30分~8時00分
出演者:(月〜水)YUYA、(木・金)サトユミ☆

※放送情報は変更となる場合があります。

『CHANGE」

2時間55分の放送では喋り足りなさそうなDJが連日出演する夕方ワイド。

月曜は声の表情が豊かでゲストの話を聞き出すのもうまい飯地紀美子さん、火曜は美容とファッションが得意分野の田代奈々さん、水曜は「万能グローブ ガラパゴスダイナモス」主宰でゾンビランドサガが好きすぎる椎木樹人さん、木曜は楽しそうに喋って笑う雰囲気が聴いていてクセになる“ぬるま湯DJ”コガ☆アキさん、金曜はコガ☆アキさんと原和正さんのエフエム佐賀の名コンビ。原さんが話す、街の思い出話も面白いです。

CHANGE
放送局:エフエム佐賀
放送日時:毎週月曜~金曜 16時00分~18時55分
出演者:(月)飯地紀美子、(火)田代奈々、(水)椎木樹人、(木・金)コガ☆アキ、(金)原和正

※放送情報は変更となる場合があります。

『レッツ!ビートルズ on Radio』

ビートルズが大好きなMC・ヘネシー吉川さんと旅館大村屋の北川健太さんが、ビートルズ初心者の諸岡彩さんを前にビートルズを語ります。嬉野温泉の名物MCヘネシー吉川さんが「ビートルズを聴き返したい」というつぶやきから始まった番組です。

北川さんは旅館大村屋の若旦那。小学5年生の時に「Love Me Do」を聴いてどハマりしたそうです。さらに、ビートルズのファンクラブに家族で参加したところ、帰りの飛行機で「5人目のプロデューサー」と呼ばれるジョージ・マーティンにバッタリ遭遇。サインを求めた時に、ジョージに「お父さんか、お母さんがビートルズが好きなの?」と聞かれ「僕が好きなんです」と答えたところ「君は次世代のビートルズの伝道師だ!」と言われたそうです。それから時を経て、本当にビートルズの伝道師となりました。

レッツ!ビートルズ on Radio
放送局:エフエム佐賀
放送日時:毎週木曜 20時30分~20時55分
出演者:諸岡彩

※放送情報は変更となる場合があります。

『バカロックラヂオ』

佐賀県内で活動をしているバンドマンやクリエイターとのトーク番組。2016年に佐賀市民会館で行われた伝説の「バカROCK大会」の魂を受け継いでいます。

コンセプトは「人に“バカ”と言われようとも自分の道を突き進み、その突き抜けた生き様でたくさんの人に影響を与えている格好良い大人を”バカROCKER“に認定して、人生を変えた一曲、出会いを紹介しつつ、リスナーの皆さんにそのバカロックパワーをお届けする番組」。DJのらんらんみやちかさんが聞き上手。ミュージシャンの人となりをじっくりと引き出します。

バカロックラヂオ
放送局:エフエム佐賀
放送日時:毎週日曜 18時00分~18時30分
出演者:らんらんみやちか

※放送情報は変更となる場合があります。

そのほか、柿本里那さん・田中謙士郎さんの両者佐賀出身による情報番組『GO GO GO ☆ FRIDAY』(毎週金曜 15時〜15時55分)、オールディーズやグループサウンズなど、懐かしの音楽が楽しめる木原慶吾の番組『FRIDAY NIGHT Talkin Radio』(毎週金曜19時〜19時55分)、江越哲也さんが60s、70s、80sの音楽とともに当時を蘇らせる『Look Back Goodies』(毎週土曜 18時〜18時55分)ほか、たくさんの番組が放送されています。

NBCラジオ

2021年10月1日より、長崎県のNBCラジオの配信エリアに佐賀県が加わりました。そこで佐賀県の情報を伝えている番組を紹介します。佐賀駅前のコムボックスに「NBCラジオ佐賀」があり、一部の番組は放送中のスタジオの様子を見ることができます。

『あさかラ』

平日の朝を彩るワイド番組。2021年10月より木曜と金曜は長崎と佐賀を結んで放送しています。木曜はボートレースにも詳しい菊野紗史さん(長崎)、佐賀のパーソナリティー界のレジェンド的な存在、よしのがり牟田、元宝塚歌劇団男役、studio lines主宰の穂高ゆうさん(佐賀)。

金曜は『上ちゃんのカウンターでKanpai!』(月曜 21時50分〜22時)でもおなじみの上荒磯勇さん(長崎)、『ひげドクターと原ちゃんのチョイ悪クリニック』(日曜 17時30分〜18時)でもおなじみ、「LinQ」一期生の原直子さん、佐賀県有明海の非公認ゆるキャラ「有明ガタゴロウ」とのユニット「ガタリナ」としても活動中で、愛犬にメロメロの青木理奈さん(佐賀)。

月曜・火曜は小説家としても活躍する村山仁志さん&高笑いも人気のポイントの高月晶子さんコンビ。水曜は上荒磯勇&菊野紗史のコンビで長崎から放送しています。

あさかラ
放送局:NBC長崎放送
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~11時50分
出演者:(月・火)村山仁志、高月晶子(長崎)、(水・木)菊野紗史(長崎)、(水・金)上荒磯勇(長崎)、(木)よしのがり牟田、穂高ゆう(佐賀)、(金)原直子、青木理奈(佐賀)
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

『ひるかラ』

こちらは毎日長崎と佐賀のスタジオを結んでお届け。いわゆるリモート放送ですが、離れているとは思えないほど息が合っています。

月曜は犬と猫とV・ファーレン長崎と阪神タイガースが大好きな佐々野宏美さん(長崎)&ミュージシャンでもあり作詞作曲も手掛ける德丸英器さん(佐賀)、火曜は諫早の皿踊りをセルフで披露した吉原ゆかりさん(長崎)&サッカーが大好きでJリーグ公式映像リポーターでもある諸岡彩さん(佐賀)、水曜は佐々野宏美さん(長崎)&オンラインゲームと筋トレとサウナが好きなSATORUさん(FREAK)(佐賀)、木曜は2021年に映像監督デビューを果たした谷口亜純さん(長崎)&諸岡彩さん(佐賀)、金曜は艶のある声で味のある方言を話す栗原優美さん(長崎)&田代奈々さん ※後述(佐賀)。

ひるかラ
放送局:NBC長崎放送
放送日時:毎週月曜~金曜 13時00分~15時35分
出演者:(月・水)佐々野宏美(長崎)、(火)吉原ゆかり(長崎)、(木)谷口亜純(長崎)、(金)栗原優美(長崎)、(月)德丸英器(佐賀)、(火・木)諸岡彩(佐賀)、(水)SATORU(佐賀)、(金)田代奈々(佐賀)
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

『NBC R45』

おしゃべりと冗談が大好きな上荒磯勇さんと、そんな上荒さんの冗談にのったり、時にツッコミを入れたりと忙しい田代奈々さんのコンビ。出演者の年齢に関連して5年ごとに番組タイトルが変わっています。2013年に「R40」、2018年に「R45」になりました。番組でかかる曲は特に40代以上にとっては心に刺さる音楽が多く、そちらにもご注目ください。

NBC R45
放送局:NBC長崎放送
放送日時:毎週土曜 12時00分~14時35分
出演者:上荒磯勇、田代奈々
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

『冨永ボンドのRADIOボンドバ』

佐賀県在住。木工用ボンドで絵を描く画家、冨永ボンドさん。木工用接着剤に水性塗料を混ぜて絵を描く「ボンドアート」で注目を集めています。番組では冨永さんが注目している人をスタジオに招き、根掘り葉掘り訊き出します。

「アートに失敗はない」をモットーに国内外で精力的に活動。SNSでもさまざまな興味深い話を発信していますが、たまにSNSで炎上してしまうことがあり、リスナーとしては心配なところ。炎上の経緯を番組で説明したこともありました。

冨永ボンドのRADIOボンドバ
放送局:NBC長崎放送
放送日時:毎週金曜 21時00分~21時15分
出演者:冨永ボンド
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

そのほか、リスナーからのメッセージを大きく膨らませる德丸英器さん&青木理奈さんコンビ『RADIO KING.』(土曜 9時〜11時35分)、80年代のマニアックなアイドルの曲を武藤和行(むとちゃん)さんが楽しく紹介する『ときめき!レコード室 どきっ』(金曜 21時30分〜22時)、佐賀市の話題をお届けする『SAGA”C”WAVE』(月曜 16時10分〜16時20分)など、さまざまな番組が放送されています。

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

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(sic)boy、「本当の魂の叫びみたいなのが出せた」LAでの制作を振り返る

(sic)boyが自身の楽曲制作や、LAでの収録エピソードについて語った

(sic)boyはJ-WAVEで放送中の『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」の木曜ナビゲーター。同エピソードについて語ったのは、10月21日(木)の放送回。

(sic)boyは10月6日に新曲『Creepy Nightmare Feat. lil aaron』をリリースした。

日々歌詞をストック

今回の放送で3回目の「SONAR'S ROOM」登場となった(sic)boyは、オンエアされたラジオを聴き、緊張していた自分を反省して「もっともっとリラックスして今日からまたやっていけたらなと思っています」とコメント。また、(sic)boyは10月27日が誕生日で、オンエア日は目前だったということで、「去年から少しずつ音楽的にも前に出られているのかなと思うので、来年の誕生日までにはもっともっといま以上に頑張っていきたい」とも語った。

今週は自身の曲作りがテーマ。(sic)boyは「普段の曲作りにおいて、僕はリリックから書き始めるんです」と明かした。

(sic)boy:毎日“クセづいてる”んですけど、リリックを電車のなかとか移動するときとか、寝る前だったり朝起きてからでも。特に友だちと遊んでいるときなんかも、パッと携帯を開いて歌詞をメモするクセができあがっていると思います。リリックは毎日書いていて、日記みたいな感じなんです。

1行だけ書く場合もあれば、1曲分のリリックを一気に書き上げてしまうときもあると話した(sic)boy。リリックのストックについて「全部合わせたら、数えきれないくらいあると思います」と語った。

(sic)boy:だから実際制作において、歌詞が行き詰まるということはいまのところなくて。あるっちゃあるんですけど、ストックの歌詞のなかから「そういえばこんなのあったよな」と思い返してみたりして。そこでレコーディングのときにも使ったりするんです。

膨大な歌詞をストックしている(sic)boyだが、だからこそ後悔してしまうこともあるのだとか。

(sic)boy:曲が実際にリリースされちゃったあとだと「そういえば、この歌詞もいけたな」とか「この歌詞のほうが当てはまるな」とか、そういう後悔もあったりして。だから最近は選びに選んで、自分のメモのなかにどういうのがどこらへんにあって、みたいなのもちゃんと確認して把握してやってます。

曲が変わっていく様子を楽しむ

まずリリックを書いてからギターでメロディー、コードを弾いて鼻歌を歌って歌詞を当てはめていくという(sic)boy。何人もの人が携わる制作過程での変化も楽しんでいるのだとか。

(sic)boy:一文字というか一言でもニュアンスが違うと歌のテンションとかも変わってきちゃうから、そういうところに気合入れてやってます。それでトラックメイカー、KMさんを含むいろいろな方とかにビートをいただいて、当てはめていく作業。それで実際にそのレコーディングに臨むんです。全然自分の考えていたものと180度変わって曲が出来上がってくることも普通にあります。でもそれがわりといい驚きで、僕はすごくそれがやっていて楽しいですね。1から100まで自分で作るアーティストさんもたくさんいると思うんですけど、僕は原案の段階で自分で決めた部分をアレンジしてもらったりミックスしてもらったりして、その曲が変化していく過程みたいなのを見るはすごく楽しいし、喜びを感じます。

日々の生活で漫画や映画といったカルチャーに触れることで、自身の考えや思ったことが楽曲の種(たね)になっていくという。

(sic)boy:そういう日常的なところから自分だけの世界みたいなのをちょっと妄想みたいな。ファンタジーな部分も忘れずにエッセンスとして取り入れられるように。それはけっこういつも考えていて。なんか現実的すぎても雰囲気も違うし、逆に空想的すぎても困るから、そこをうまい具合に混ぜ合わせてミックスして、歌詞は特に気を使っていますね。

楽曲制作の苦労

(sic)boyは楽曲制作中に壁にぶちあたってしまうこともあると告白。最も苦労したという『BAKEMON(DEATH RAVE)』をオンエアしてエピソードを語った。
(sic)boy:この曲のなにが大変だったかというと、掛け声みたいなところがあると思うんですけど、そこをどうしても自分だけのキャラクターじゃ演じきれない部分があって。スタジオにいる人、5、6人みんなに、マイクを真ん中に立てていろいろな変な声を出してもらって、それを多重録音して、あの不吉な感じはできあがってますね。大変でしたけどすごく僕のなかでは気に入っている曲なので、ぜひ聴いていただけると嬉しいです。

曲制作のためLAに行った際には、慣れない土地で苦労したという。ホームである東京と違い、LAの雰囲気に飲まれてしまうこともあったと語り、さらに現地スタッフの制作進行に戸惑ったそう。

(sic)boy:たぶん、海外の人は日本人の人よりもバッと組み立て始めたら止まらないんです。だから僕がちょっとでも意見しないとずっとトラックが進んじゃうし「これでいいのね? 書き出しちゃうね」みたいな。そういうスピード感に追いつくので最初は精一杯でしたね。まあでも、そんななかで何回かセッションとコライトを重ねるにつれて、自分の日本人としての見せ方とか、海外の環境で日本人がレコーディングしに来てるという状況は多分、あんまりないと思うんです。だから勝手に「日本人として」の意識みたいなのを持ってやっていて。そこもぶち当たったんですけど(笑)。

最後に(sic)boyは『Last Dance feat.Wes Period (Prod.KM)』のリリックに関するエピソードを語った。
(sic)boy:日本語ってやっぱり、特にその曲に落とし込むということにおいて難しいなと思っていて。LAでホームシックにかられることが多かったんです。作曲以外にもカルチャーの違いとか、そもそも僕が英語をメチャクチャ喋るというわけでもないので。だからそんななかで『Last Dance』という曲をWesと作ったときに、頭が真っ白になっちゃって(笑)。そこで「とりあえず歌ってみろよ」と言われて、そこで曲のフックに日本語が出てきて、それで「これ、ちょっとダサいのかな」とか最初思っていたんですけど、でもなんか意外と聴いてみたらLAで本当の魂の叫びみたいなのが出せたのが、ある種の強みなったかもしれないですね。そんなところも感じながら聴いてもらえると面白いかと思います。

(sic)boyの最新情報はTwitterまで。

J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが登場。放送は23時20分ごろから。

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