平手友梨奈の素のトークが楽しめる!月イチレギュラーラジオ『平手LOCKS!』

人気アイドルグループ・欅坂46で不動のセンターを務め、中心メンバーとして活動した平手友梨奈さん。2020年1月のグループ脱退後はドラマや映画に出演するなど、女優として最前線での活躍が期待される一人です。

今回は、平手さんがパーソナリティを務めるラジオ番組『平手LOCKS!』をご紹介します。

アイドルから女優へ…表現者・平手友梨奈の躍進

平手友梨奈さんは2015年8月、欅坂46(現・櫻坂46)の1期生オーディションに合格。2020年1月にグループを脱退するまで、全てのシングル表題曲・カップリング曲でセンターポジションを務め、グループの中心メンバーとして活躍しました。

2020年12月25日、1stデジタルシングル『ダンスの理由』でソロデビュー。自身のYouTubeチャンネルで先行公開されていた同曲のMV(ミュージックビデオ)が、リリース直後には100万回再生を記録、海外のファンからもコメントが届くなど大きな反響を呼びました。

女優業では、欅坂46在籍時に映画『響 -HIBIKI-』(2018年)で映画初出演ながら初主演を果たし、「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞しました。2021年は、映画『さんかく窓の外側は夜』、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の2作品でヒロインを務め、ドラマでは『ドラゴン桜 第2シリーズ』(TBS系)、主演作『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK)などに出演し、女優として飛躍の1年でした。

モデル業としては2020年9月、ファッションデザイナー・森永邦彦さんが手がけるブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)2021年春夏パリコレクション」のオープニング映像にモデルとして参加しました。その後も多くの雑誌で表紙を飾るなど、わずか20歳ながら"表現者"として圧倒的な存在感を放っており、次世代を担う歌手・女優として今後の活躍が期待されます。

『平手LOCKS!』とは

TOKYO FMをキー局にJFN系38局で放送中、ラジオの中の学校の教育委員会『SCHOOL OF LOCK!教育委員会』(毎週金曜 23時〜)で放送されている15分間のミニ番組です。原則、毎月3週目に放送されています。

平手さんはかつて、2017年4月から2020年3月まで『SCHOOL OF LOCK!』内のミニコーナー『平手友梨奈のGIRLS LOCKS!』(※グループ脱退前は『欅坂46 平手友梨奈のGIRLS LOCKS!』)のパーソナリティを担当しており、生徒として出演しました。『平手LOCKS!』では先生として、生徒(番組リスナー)との交流を図ります。

『SCHOOL OF LOCK!』(『教育委員会』も含む)の番組サイトでは、生徒たち(リスナー)が各授業のテーマや日常の出来事などを書き込む「掲示板」がコーナー毎に設けられています。生徒同士との交流の場にも利用されるほか、平手さんが気になったメッセージは放送で紹介。平手さんの近況報告やプライベートと併せて、さまざまな一面を知ることができます。

SCHOOL OF LOCK!教育委員会
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週金曜 23時00分~23時55分
出演者:とーやま委員
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグは「#平手LOCKS」
『平手LOCKS!』は第3金曜に放送

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

2022年1月21日(金)の放送で、『平手LOCKS!』と「ハーゲンダッツ」とのコラボによるオリジナルグッズの制作が決定。制作開始にあたり、リスナーからのグッズアイデアを現在募集中です。企画内容の説明文を読み上げた平手さんも、「何かグッズ制作、自分もちょっと考えてみようかなぁ」とグッズ制作に意欲を覗かせました。

気になる生徒には「逆電」で交流

「平手掲示板」に書き込まれたメッセージを紹介していく上で、平手さんが気になったものには投稿者へ「逆電」することも。これまでの放送で逆電を2回行い、平手さんと生徒が声で直接やり取りを行いました。

警察官志望の女子生徒にエール!(2021年9月24日放送)

専門学校に合格し、警察官を目指すRN・リナッシーさんとのエピソード。中学2年から平手さんを応援し、救われてきたというリナッシーさんは「平手さんに直接お礼がしたい」ということで、平手さんと電話が繋がりました。

ドキュメンタリー番組をきっかけに警察官を志望し、「寄り添って助けられる警察官になりたい」と語るリナッシーさんに平手さんも思わず関心。リナッシーさんは、『不協和音』での平手さんのパフォーマンスを見て衝撃を受け、ラジオとのギャップの凄さから平手さんを推し始めたことを明かしました。

リナッシーさんから贈られた言葉を受けて、平手さんは「私からしてもみなさんが励みというか、頑張っているから私もやらなきゃなって。感謝を伝えるのは私の方ですね」と自らも感謝の気持ちを伝え、新たな道へと進むリナッシーさんにエールを贈りました。

海を越えて…イタリア在住の女子生徒と逆電!(2021年10月22日放送)

イタリア在住のRN・キーたんママさんから届いたメール。イタリアオペラの最高峰として知られる「スカラ座」のバレエ学校受験に向けて、レッスンを頑張る10歳の娘さんの「てちおねえさんと、お話がしたい」という願いを叶えるため、海を越えての逆電が実現しました。

受験生でもあり、バレエのレッスンにも毎日励む娘・キキさんは、平手さんに「ダンスの練習でつらいときはどうやって乗り越えてますか?」と質問。平手さんは「半分、気合でやっちゃってるところもある」と語りながらも、「一つの目標とか強い思いが、そこがブレなければ何か辛いことがあっても乗り越えられる」とアドバイス。最後は、キキさんからイタリア語で「私は平手友梨奈のことが大好きです」という言葉をかけられ、逆に元気づけられた平手さんでした。

ラジコをスマートフォンで聴く

ラジコをパソコンで聴く

プレミアム会員登録をして全国のラジオを聴く!

出演番組をラジコで聴く

なぜ日本は「政治について話しにくい雰囲気」なのか? U30が社会を考える機会を作る団体に迫る

(画像素材:PIXTA)

若い世代の政治参加をもっと身近なものにすることを目標に立ち上げられた団体である、NO YOUTH NO JAPAN。代表を務める能條桃子さんのお話から、若い世代の政治への関わり方、そしてよりよい未来になるためのヒントを探る。

能條さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「Allbirds MORNING INSIGHT」。

【オンエア:2021年12月2日(木)】

若い世代が政治に関心を持つきっかけを作りたい

2019年7月の参議院議員選挙をきっかけにNO YOUTH NO JAPANを立ち上げた能條さん。現在は、Instagramメディアの運営や、イベント、キャンペーンのプロデュースを通し、U30世代へこれからの社会を考えるきっかけを提供している。

別所は、早速能條さんへ、団体設立のきっかけを聞いた。

能條:大学3年生の頃、休学をしてデンマークに留学していたんですけど、デンマークでは20代の投票率が80%を超えているという状況に驚いたんです。一方、日本では20代の投票率は3割程度。まわりの友達とも政治の話を全然したことがないなという感じで。留学をきっかけに日本が今抱えている、格差やジェンダーなどさまざまな問題を考えたときに私たちがちゃんと政治に参加していないから解決のスピードが遅いんじゃないかなと思うようになったんです。もっとみんなが選挙や政治に関心を持って投票に参加したり選挙について話したりするような文化を作りたいなと思って、Instagramで分かりやすく選挙や政治の情報を発信し始めました。

別所:お話にあったInstagramですけど、フォロワーが立ち上げのときから急増されたようですけど、どんな声が届きましたか?

能條:2019年7月にアカウントを作って、選挙までの2週間くらいの期間でフォロワーが1万5000人とかになりました。「このアカウントを見て初めて選挙に行った」「こんなに考えた選挙は初めてだった」「今まで投票に行っていなかった兄弟を連れて投票に行ったよ」など多くの声をいただいて、何か自分がやることによってほかの人が政治について話すきっかけや考えるきっかけを作れたのではないかなという手応えはありましたね。

NO YOUTH NO JAPANは、U30をキーワードに情報を発信していることが特徴のひとつだ。 別所は、世代論について聞いた。

別所:ミレニアル世代やZ世代というように現在は世代でいろんな括られ方があると思うんですけど、こうした世代論や世代の捉え方についてはどう考えていますか?

能條:NO YOUTH NO JAPANはU30世代のための“政治と社会の教科書”のような形でInstagramをやっているんですけど、有権者の中で10代20代が占める割合って13%くらいしかないんですよね。でも50年前は有権者のだいたい3割以上を20代が占めてたんです。今は特に若い世代の人口が減っているからなかなか若い世代の声が社会に届きづらいんじゃないかなという問題意識があって、この活動をしています。ただ、私が世代を代表できるわけではもちろんないし、そういう意味でいうとあんまり世代を区切りすぎるのもよくないのかなと思うところもあり、日々試行錯誤しながらやっていますね。

考えを示し、世論を盛り上げていくことが重要

能條さんは、「政治って自分には関係ない気もするし、誰かがやってくれるものだとどこかで思い込まされてきたかもしれない」と話した上で、「政治は実は自分たちのことで、参加したらもっと自分たちにとっても生きやすい社会になるのかもしれない、そう思う人を増やし声を届けていきたい」と問題提起をする。

別所も声を届けることはこれからのキーワードだと話し、能條さんへ世界的な課題となっている「気候変動」について訊いた。

能條:気候変動は本当に時間のない問題と言われていますけど、日本やほかの国の政策を見ているとまだまだ十分な対策がないという印象です。今変えていかなといけないとはみんなも理解していると思うんですけど、現実とのせめぎ合いというか。意思決定をする立場にいる人たちの後押しをするためにも消費者が声を届けるということが重要なのかなと思います。

別所:僕もいつも思うんですけど、政治と国民の声が噛み合わない感じが何ともね……。若い人たちが考える環境に対する意識もいますぐ全部やめて0にしたいのか、段階を踏んでいくポリシーメイキングに参画したいのかとか、お互いの歩み寄りってどうやったらできるのかなって思ったりもするんですけど、どうですか?

能條:そうですよね。でも役割分担なのかなって思うところもあって。確かに、ポリシーメイキングの中に若い世代を含めて当事者となるこれからの将来世代の方が被害を受けるからこそ、きちんと考え、ちゃんと気候変動のことを理解している人や専門家が入っていくということは、すごく重要だと思うんです。

能條さんは役割分担が重要だと話す一方で、すぐには行動に移せない現状があることにも触れた。

能條:ただ、現実問題、私たちは生活をしていますし、そこで働いている人たちもいる中で明日、石炭火力発電を全て止めますみたいなことはできないわけで。1年の単位、3年の単位でどう変えていくのかというスピード感が重要なんだと思います。それはポリシーメイキングする側に責任があると思うんですけど、私たちが考えを示していくことが大事。「段階的に」という表現ではダメなんだろうなって思います。

別所:そこをしっかりウォッチして、ポリシーメイキングする側も汲み取って変えていく速度を上げていかないといけないですよね。

能條:「これだけ声が上がっているんだから、やるしかないよね」というふうに持っていくためにも世論がもう少し盛り上がっていくことは大事なのかなって思います。

政治を語れない、日本の現状

コーナーは終盤、リスナーから届いた「政治の語り方が分からなくなって、思考停止に陥っている人も多いように思います」という声から政治の語り方をトークした。

別所:僕もそうだったのですが、学校や家庭で政治や選挙の話をあまりできない空気がある気がします。能條さんは家庭や学校でそういう話を積極的にできる空気ってありましたか?

能條:全然なかったですね。それこそやっぱり活動を始めたり留学したりして、こういうふうに政治について楽しく話せるんだって自分も学んだ感じで。小さい頃からそういう環境にいるか、いないかではすごく違うと思いますね。

別所:そうですよね。これは日本だけなのかな。能條さんはデンマークにいかれて全然違うなって感じたわけで、日本でもできないわけではないはずなのに、家族のあいだから政治を遠ざける空気感や雰囲気ってどこから生まれてしまったんですかね?

能條:ひとつ思うのは、政治とかって専門家や政治家がよく知っていて、分かっている人じゃないと話してはいけないという空気があるなと。語るなら間違ってはいけないというか。それだと話しづらいよなって思います。日本では、専門家や政治家に任せておけばいいっていう考え方が根付いちゃってるのかなって思いますね。

誰もが政治について話せる、世の中を!

NO YOUTH NO JAPANは先日、『YOUTHQUAKE: U30世代がつくる政治と社会の教科書』を出版。別所は、「項目をひとつひとつ選ぶのにも苦労されたんじゃないですか?」と能條さんに訊いた。

能條:タイトルのYOUTHQUAKEには若い世代がこの社会を動かすみたいな意味が込めれているんですけど、じゃあ、今の私たちがいちばん政治に求めたいことって何なんだろう、それを知ったらもう少し政治に関心を持てるのかなと思っていろいろな項目を選びました。あとは政治って、普通に私たちの社会をよくするためのツール、手段なので政治をどういうふうに使えるのか、政治への参加の仕方をまとめましたね。いろいろと言いたいことがバーッとあったんですけど、できるだけ簡単に、ちょっと詳しい友達が教えてくれているみたいに伝わるといいなと思って制作しました。

別所:ひとつひとつ課題についての現状を整理してくれているんですけども、同時に私たちにできる政治参加というところに投票以外にも色々な行動を紹介してますね。

能條:そうなんです! それを意識しました。日本だと政治に参加するっていうと選挙に行って投票することと思われていると思うんですけど、実は署名活動をすることや署名に自分が参加すること、デモに参加する、陳情する、パブリックコメントをする、立候補するなどそういうものも含めて政治参加なんじゃないかと思うんです。なので、実際にそういった経験のある方にインタビューをして、事例も併せて載せました。

別所:この言い方が正しいか分からないけど、政治に参加することがカッコ悪いことではなくて、ある意味当たり前でカッコいいことでみんなが普通にできること。なんか優等生がやっていることだろうとならないような空気にしていきたいですね。

能條:本当にそうですね! 意識が高い人じゃないと話しちゃいけないんじゃなくて、どんな人でも政治について話してもいいという流れにならないといけないと思います。

NO YOUTH NO JAPANの詳細は公式サイトまで。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「Allbirds MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質にインサイトしていく。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。

(構成:笹谷淳介)

Facebook

ページトップへ