にしなの新曲「春一番」が、radiko 新CM『音はつながる、あの頃と未来に。』のCMソングに!熱くて深いラジオとの関わりを語る

儚さと狂気をまとった中毒性のある歌声、人々の共感を誘う繊細な歌詞で注目を集める次世代ミュージシャン・にしなさんにインタビュー。

2023年のradiko CMソングに起用された「春一番」に込められた想いや制作秘話、ラジオにハマった学生時代のエピソード、現在『Good VibeSOUP』(JFN系列)でパーソナリティを務める上で大切にしていることなどをお聞きしました。

新曲「春一番」がCMソングに!

――新曲「春一番」がラジオ番組の良さを広く伝えるCMソングに起用されましたね。

以前、自分にとってすごく大切な1曲である「ヘビースモーク」という曲を全国のラジオでたくさん流していただきました。ラジオをきっかけに私を知ってくださった方も多かったんですね。CMのお話をいただいた時に「私の曲を届けてくれた媒体のCMソングに使っていただけるんだ!」という感慨深さや感動がありました。

――CMは、主人公のラジオディレクターがラジオや音楽好きだった過去の思い出に支えられて、今を乗り越えていくストーリー。青春時代のノスタルジックな要素もありつつ、リスナーとパーソナリティのコミュニケーションを軸に展開する内容です。

アニメーションCMを拝見しました(※取材は2022年12月)。曲の世界観を汲み取ってくださって、より良く聴こえるような表現にしていただいていました。過去の学生時代と、現在の大人になってからの時間軸で構成されていたのですが、友人たちとバンド活動をしているシーンなど、私のパーソナルに重なる部分もあってうれしかったです。

風に揺れるハンガーからイメージが膨らんだ

――「春一番」は、どのようにして生まれた曲なのでしょうか。

結構前に書いていたものでしたが、タイトルは最初から変わらず「春一番」でした。「自分の部屋の窓からハンガーが風で揺れているのを見て感じたこと」を歌詞にしたんです。春の風が吹いている時に「あの子は元気かな…」とふと思って書いた曲ですね。

春が来る度にうれしい気持ちとちょっと寂しい気持ちがいくつになっても湧いてくるんですよね。そして、「みんなどうしてるかな…」みたいな気持ちから、「好きだった人はどんな大人になっているんだろう…」と次々に思い出してしまう。たぶん春になると、みんながそういう風に感じる瞬間があるのかもしれません。

――歌詞の中で特に思い入れがある部分はどこでしょうか。

今回のCMでも使われている2番の<流しっ放しのラジオ いつしかの3月9日 吹き込んだ春一番>ですね。印象深い卒業ソングって年代によって変わるとは思うんですけど、私にとってはレミオロメンさんの「3月9日」です。この曲を聴くたびに心に戻ってくる感情があるんですよ。春一番の風みたいな感覚でサーッとあの時に感じていたことをよみがえらせてくれる。そんなイメージが詰まった部分を使っていただけるのはうれしいですね。

完成直前まで悩んだ最後のサビ

――完成直前まで歌詞が決まらなかった部分があったそうですね。

最後のサビの部分は悩みました。1番にある<こっそり溶かして飲み干した>を2番でも歌っていたんです。歌詞を書いた当時の若かった自分は「相手に言いたくても言えなかった、もし言っていたらどうだったんだろう…」という気持ちが強くて、<こっそり溶かして飲み干した>をもう一度入れていたんですね。

でも、改めて曲について考えた時に、自分は告白できなかった出来事すらもいい思い出だなと感じたんです。あの時の記憶のまま「好きな人が素敵なままでいてくれたらいいな」という気持ちが時間を置いたことで強くなっていって。時を経て大人になって2番が変わっていく良さ、繰り返すシンプルさや未熟さも良さになるなと。それで2パターン録音したものを色々な方に聴いていただいて、意見をもらって最終的にシンプルな<好きだった>のみのサビになりました。

ラジオは相棒的な存在

――「春一番」の歌詞の中には<ラジオ>が登場しますね。

ラジオは昔から聴いていて、すごくいい相棒だなと思っていました。いい意味で視覚的情報がないので考え事をしながらでも聴けるので。ラジオから自分の記憶と深く結びついていた曲が流れると、自然とその当時の自分に飛んでいけるような気もするんです。

ラジオは携帯しやすいのでどこでも聴けて風を感じられるような気がする。当時そういう想いで書いたかは憶えてないんですけど(笑)。

学生時代に聴いていた番組は?

――ラジオは相棒的な存在とのことでしたが、どんな思い出がありますか。

中学生や高校生の頃、夜中にテスト勉強や受験勉強をしながら聴いていました。中学生の頃は携帯を持っていなかったので、ラジカセで。高校生になってからはradikoを利用して聴いていました。

よく聴いていたのはお笑い芸人さんの深夜番組です。もし、ゲストに呼ばれたら……喋れないですよ(笑)。以前、芸人さんのラジオの企画で番組ファンのアーティストの方がテーマソング的なものを作っていて。その曲から番組愛が伝わってめちゃくちゃ感動したことを憶えています。

芸人さんのラジオのほかに、ラジカセでチューニングを回して自分の好きな曲が流れている音楽番組をランダムで聴いていたような記憶もあります。番組にメールを送ってみたいという気持ちはありましたけど、送ったことはなくて。聴くのがとにかく大好きでした。

顔の知らない同志たちとTwitterで想いを共有

――クラスメイトとラジオの話で盛り上がったことはありますか?

友達とラジオの話はあまりしていませんでしたね。ラジオの話題は顔を知っている人と共有するというよりも、顔は知らないけれど同じものを好きでいる同志というか……Twitter上で、番組のハッシュタグを検索すると、リスナーを見つけられるじゃないですか。コミュニケーションを取るわけじゃないけれど、タイムラインを見ながら聴いていましたね。「そうそう、これツボだよね!」とかツイートを見ながら楽しんでいました(笑)。

――今はどんなラジオ番組を聴いているのでしょうか。

学生時代の時ほど、なかなか聴けていないんですけど、最近はミュージシャン同士の対談ですね。同じ職業として興味があるというのと、ファンとして「この歌詞を書く方の脳内はどうなっているだろう?」と気になって。素敵なミュージシャンの脳内を垣間見たくて聴いていますね。

ラジオパーソナリティになって実感したこと

――2022年4月からは、『Good VibeSOUP』(JFN系列、毎月第3週目)にてラジオパーソナリティとしても活躍されています。リスナーから話し手へと立場が変わりましたが、いかがですか?

不思議な気持ちとうれしさとがありました。実際にラジオ番組を担当してみると、「聴くことと話すことは全然違う」ということを感じましたね。リスナーに向けて、楽しく途切れることなく話し続けられるパーソナリティの方々って本当にすごいなと改めて実感しました。

リスナーの皆さんから番組にメールでダイレクトに言葉を届けてもらうことがうれしいです。質問をいただいて、自分の声で直接返答できるという場面はラジオ以外ではあまりないので。聴いてくれる人とより深く知り合えるというか、向き合えることは、すごく面白いなと思います。

――ラジオパーソナリティとして大切にしていることはありますか?

なるべく言いたかったことを忘れないように、目的地に向かって話すことを心がけていますね。気を抜くと「ここはどこだ?」となってしまうので(笑)。自分のことを着飾り過ぎず、知ってもらえたらいいなという気持ちでも話すようにしています

1人喋りのラジオを聴いてきたというわけではなく、芸人さん同士のトークをたくさん聴いてきたので、1人で喋っていても友達とファミレスで話しているような感じが出せたらと。そういうトークが好きで聴いてきたので、自分もそういう風に話せたらいいなと思っていますね。

――最後にCMをご覧(お聴き)いただく方へメッセージをお願いします。

「春一番」や radikoのCMには、みんなの記憶のどこかに重なる部分があると思います。誰かを思い出すきっかけや思い出がよみがえる瞬間に寄り添えたらうれしいです!

radiko 新CM『音はつながる、あの頃と未来に。』の特設ページはコチラ

【番組紹介】JFN系列『Good VibeSOUP』

2022年4月にスタート。いま大注目のアーティストが週替わりでパーソナリティを担当する番組です。にしなさんは、毎月第3週目を担当しています。

Good VibeSOUP
放送局:interfm 他38局ネット
放送日時:毎週月曜 19時00分~19時30分
※放送局によって日時が異なる場合があります。
出演者:【1週目】yama 【2週目】れん 【3週目】にしな 【4週目】Mega Shinnosuke
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグ「#GVスープ」

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※放送情報は変更となる場合があります。

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この記事を書いた人

高田りぶれ(たかだ・りぶれ)

山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。

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「中小規模の病院」の力になるために…株式会社ヘンリーが開発したクラウド型電子カルテ「Henry」とは?

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。2月24日(土)の放送は、株式会社ヘンリー 共同CEOの林太郎(はやし・たろう)さんをゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)笹川友里、林太郎さん


林さんは、一橋大学卒業後、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)に留学。学生時代は、アフリカで日本の中古重機をレンタルする新鋭スタートアップで現地リーダーとして活躍。楽天株式会社入社後、楽天カード全体のSEOマーケティング業務や、楽天市場・楽天カードのビッグデータの分析などを担当、2018年に株式会社ヘンリーを起業しました。

◆“医療現場のデジタル化”を目指す

はじめに、ヘンリーが提供している病院向けのクラウド一体型電子カルテ「Henry」について、「『電子カルテ』『オーダリングシステム(医師の指示を各部署にコンピューターで伝達するシステム)』『レセプトコンピューター(診療報酬明細書を作成するコンピューターシステム)』の3つが一体となったクラウド型のシステムで、病院向けに販売しているのは、日本で弊社だけです。クラウドで使えることによって、他にはない大きなメリットが提供できます」と林さん。

これまでの医療システムは、それぞれ別のシステムでそれらを“つなぐ”前提で作られているものが多いのですが、「我々は最後発で作ったこともあり、それらをすべて同じシステムで管理できるように作ってあるところが特徴です。また、紙を使わなくても情報共有ができるシステムを構築しているところもメリットかなと思います」と強調します。

林さんによると、医療業界では長らく“セキュリティ上、医療情報システムはインターネットにつないではいけない”といった制限があったため、「例えば、お医者さんが自宅でカルテを確認するとか、何か緊急の事態があったときに“患者さんの情報を伝える術がない”というようなことがありました。それをクラウドシステムで共有化することにより、自宅で“患者さんが急変した”という情報を具体的に確認した状態で病院に向かえる、というメリットもあります」と話します。

続けて「医療の現場は、すごく情報が多い世界なので、実際にはもっと共有したい情報がたくさんあると思うんですけど、我々の目標としては、この先3~5年のあいだにクラウドのシステムを通して、お薬の情報だけではなく、患者さんの情報の細かいところまで、医療機関や自治体と共有し合える世界を構築できればと思っています」と力を込めます。

◆中小規模の病院向けに特化している理由

「Henry」は中小規模の病院に向けたサービスとして特化していますが、その理由について、「大きな病院では電子カルテの普及率がかなり高くて、おそらく9割以上の病院が導入していますが、中小規模の病院の普及率はまだ50%ぐらいで、残り約半分の病院は紙のカルテを使っています。その大きな理由として、例えば、病院内にサーバーがあって、インターネットとつながない従来型のシステム『オンプレミス』(自社でサーバーを所有・管理)を導入したくても、“価格が高額なために買えない”という病院が今でも多く存在しています」と林さん。

そうした中小規模の病院が抱えている課題を解決するべく、「“クラウドで安価かつスムーズに導入できるシステムを作りたい”という思いで、我々は初めから中小規模の病院に特化して作ったという背景があります」と話します。

そして、「Henry」の今後の展望については、「電子カルテ、オーダリングシステム、レセプトコンピューターはそれぞれ難しいシステムなので、(サービスを導入していただく)病院がより使いやすくなるように、機能を改善していくことが必要になってくると思います」と課題点を挙げます。

そうした部分を一つひとつ解決していき、「より使いやすく、しかも安価で情報共有しやすい電子カルテができれば、今まで電子カルテに踏み切れなかった病院に対しても、自信を持って提供できると思いますので、まずは我々のシステムを使って“業務が改善した”“情報共有ができるようになった”といった事例をどんどん作っていきたい」と力を込めていました。

次回3月2日(土)の放送も、引き続き、林さんをゲストに迎えてお届けします。林さんが思い描く“近未来の医療現場の風景”についてなど、貴重な話が聴けるかも!?

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2月24日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年3月3日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里

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