ラジオ人気パーソナリティに必要なのは自己開示? 橋本吉史が語るヒットの法則とナイターオフの真実

ABCアナウンサーの北村真平がパーソナリティを務めるラジオ番組『KITAMURA STAND』。
番組は「街角のコーヒースタンドのように、誰もが気軽に立ち寄れるラジオ」がコンセプト。ニュースやカルチャー、音楽などを通して、リスナーが「ちょっと立ち止まって耳を傾け、またそれぞれの日常へ」と戻っていく、そんな時間を提供する。
10月21日の初回放送には、『ジェーン・スー 生活は踊る』や『アフター6ジャンクション』など、数々の人気番組の生みの親である元TBSラジオプロデューサーの橋本吉史さんがゲストとして登場。ラジオ界のヒットメーカーから明かされた「ナイターオフ番組のリアルな裏事情」に、北村アナが思わず動揺する場面もあった。

「この人はいける」ラジオPの嗅覚と、パーソナリティに求められる“自己開示”

橋本氏は、ライムスター宇多丸さんやジェーン・スーさんといった、他分野のエキスパートをラジオの人気パーソナリティに育て上げた経験を持つ。北村アナが「ラジオ界でもエキスパートになるっていうのは、どのあたりから見えていましたか?」と尋ねると、橋本氏はプロデューサーとしての嗅覚で「番組始める前にやっぱいけると思うから始める」と断言。

しかし、始めてからのリスナーの反応が重要だという。受け入れられるパーソナリティとそうでない人の違いについて、橋本氏は「マイクの前でどのぐらい正直になれているか」「どのぐらい自己開示できるか」が一番大事だと分析した。

「これ、オーディションなんです」ナイターオフ番組の“本当の役割”に北村アナ絶句

話題は、地上波ラジオとポッドキャストの違いへ。橋本氏は、狙って聴きに来るポッドキャストに対し、地上波は「ふらっと立ち寄れる」不特定多数を意識した作りが必要だと解説。「ガラス張りのお店に作ってあげて、怖い人じゃないんだなみたいなところは出したうえで、でもなんかこの店の奥のほう超気になるなみたいに作ってあげる」と、巧みな比喩でその違いを語った。

さらに、プロ野球のオフシーズンに放送される「ナイターオフ番組」の役割について、橋本氏から衝撃的な事実が明かされる。

「次世代のパーソナリティをここの半年間で、ま、ある種オーディション的にやってもらって、この人どのぐらい生放送できるのかなみたいなところを確かめる」。

この期間限定の番組は、次のレギュラー枠を任せられるかどうかの「試金石」なのだという。この発言に、北村アナは「やっべー」「急に変な汗が出てきた」と完全に動揺。スタジオは笑いに包まれた。橋本氏は「これを分かってやったほうが絶対悔いがない」とエールを送り、半年後の3月まで「この船に乗ったと思ってください」とリスナーにも呼びかけた。

KITAMURA STAND
放送局:ABCラジオ
放送日時:毎週水曜 19時00分~21時00分

※放送情報は変更となる場合があります。

タグ

「国を守る名目で国民を監視する」神奈川県警の免許証不正流用

10月23日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「神奈川県警の免許証不正流用」というテーマで、ジャーナリスト・青木理氏に話を伺った。

神奈川県警の保土ケ谷署員が、運転免許更新で回収した旧免許証を持ち出していた問題があり、警察庁が調査状況を明らかにした。

長野智子「免許証って(期限が)切れるとパチンッと穴を開けて……」
青木理
「返却してくれるところもあるんです。たとえば警視庁なんかはそういうところが多い。僕も古い免許証をパチンッて穴開けて返却されて、記念に持つ人もいるだろうし、こんなもんいらないからっつってシュレッダーにかけちゃう人もいると思うんですけど、戻すところもある。ただ、神奈川県警の場合は、どうやら今回明らかになったのは、そうやって失効した免許証を警察側が預かると言って、交通課が免許証を管理しているわけですけど、交通課から警備課、警備課っていうのはいわゆる公安警察、つまり背後に政治的なイデオロギーとか政治思想みたいなものに基づくような犯罪の捜査をしたり、ある種、そういう犯罪の抑止を名目として監視活動・情報活動みたいなことをやっている部門に免許証を全部渡していたと」

長野「とんでもないですよね。過激派とか右翼といった関係者の顔写真の収集などの目的で流用していたっていうことも伝えられている、と」

青木「それだけ聞くと『過激派を捕まえるためだ、あるいは右翼を監視するためだ、そりゃあしょうがないじゃないか』っていうふうに思われてしまうかもしれないんですけれども、これはまず個人情報保護法に基本的に違反している。顔写真なんていうのは極度にプライベートな情報ですよね。いまはたとえば顔写真があれば、それこそカメラ映像に顔認証システムみたいなものと一緒に入れれば、どこで誰が写っているかなんていうのは一発でわかってしまう世の中なので、本当に防犯カメラ映像なんかと重ね合わせれば、その人のプライバシーが相当明らかになっちゃう。だから、個人情報保護法違反であるってことが一つ。それからこの過激派って、誰が過激派なのか、誰が過激派と捉えるのかっていうのは、これは警察がある種、考えるわけですよね。特に公安警察が考えるわけじゃないですか。そうすると本当にテロをしている人、あるいはどこかでゲリラ活動をしている人みたいなのを捕まえるっていう名目で使っているのか、それとも自衛隊の情報機関が、本当に一般市民の性的嗜好も含めたプライバシーデータを集めてたみたいなことと同様、そういうことをついつい情報機関とか治安機関っていうのは集める。つまり『国を守るんだ』っていう名目の下に、実は『国民を監視する』っていうようなところにすぐ落ち込んでいってしまうっていうのが、古今東西、政治体制の左右を問わない情報機関とか治安機関っていうものの本質だっていうことは歴史が教えるところで。だからこそこういう情報をきちんと適正に使ってもらわなくちゃ困るんだけれども、神奈川県警の場合は、免許証そのものを全部渡していたっていうのは、これはやっぱり非常に怖い市民監視社会みたいなものにつながりかねない、そこに無自覚であった神奈川県警の問題点っていうのは強く言わなくちゃいけない」

Facebook

ページトップへ