脱炭素メディア「エナジーシフト」の編集長 前田雄大がカーボンニュートラルを徹底解説!

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自然や環境をテーマに毎週日曜日の夜8時から放送しているbayfm『THE FLINTSTONE』。

2022年1月23日のゲストは、世界でいちばん脱炭素に熱い魂!脱炭素メディア「エナジーシフト」の編集長前田雄大(まえだ・ゆうだい)さんです。

前田さんが先頃『60分でわかる! カーボンニュートラル 超入門』という本を出されたということで、カーボンニュートラルについてわかりやすく解説していただき、 さらに脱炭素社会に向けた企業の取り組みや、注目すべき新技術についてもお話しいただきました。

※改めて、カーボンニュートラルとは何か教えていただけますか。
  
「カーボンニュートラルというのはどういう状態かというと、例えば、車がガソリンを使って走った時に CO2を排出します。そういった世界全体で出るCO2の量と、例えば、森林のようにCO2を吸収するものがありますけれども、出る量と吸収される量、これがちょうど同じようになれば、大気中のCO2は増えません。

ニュートラルというのは中立という意味なので、出る量のプラスの分と吸収されるマイナス分、これが等価になるとゼロで中立の状態。これがカーボンニュートラルという状態です」

※前田さんが注目している技術はありますか?

「この脱炭素時代、どうしても再生可能エネルギーのように、これまで出ていたCO2を出さないという方向性にいくものが多いんですけれども、カーボンニュートラルの成り立ち、出すほうもあれば吸うほうもあるというところで、注目している技術として、人工光合成というのがあります。

元々、森林が行なっている光合成、これはCO2を吸収してという話ですけれども、これを人工的に行なうということで、大気中のCO2を活用しながら、別のものを生み出していくというような概念になっています。

実は日本の企業も東芝さんとかトヨタさんも取り組まれているんですけれども、世界で最高効率を叩き出していたりもします」

*全インタビューはぜひタイムフリーでお聴きください。

<前田雄大さん情報>
1984年生まれ。2007年に東京大学を卒業後、外務省に入省。2017年から気候変動を担当。パリ協定に基づく国家戦略の調整にも尽力。そして2020年から「エナジーシフト」の発行人 兼 編集長として活躍中です。週末は群馬のご自宅で有機栽培にも取り組む自然派でいらっしゃいます。

「エナジーシフト」はネットの情報メディアで、脱炭素に関連するニュースが満載! さらにYouTubeチャンネル「エナシフTV」も大人気で脱炭素について熱く語る「ゆーだい」さんの熱量が凄いんです。

エナジーシフト HP:https://energy-shift.com

<ベイエフエム「ザ・フリントストーン」番組情報>
「地球を愛し、地球と遊び、地球に学ぶ。そして地球と生きる」。
番組テーマは「自然」や「環境」。
毎週日曜日20:00〜20:54オンエア! 
1992年4月にスタートした長寿番組。2022年は30周年YEAR!
パーソナリティは小尾渚沙(三代目)。
自然&環境系ゲストのインタビューが大好評。
SDGs、気候変動、温暖化問題にもフォーカス!
選曲は内容にそった洋楽・邦楽のオールタイム・オールヒッツ。

番組名の「フリントストーン」は火打石。アメリカのアニメシリーズ「原始家族フリントストーン(原題:THE FLINTSTONES)」にもちなんでいます。

番組HP:「読む、ザ・フリントストーン」

放送回のインタビューの書き起こしや情報、そして写真も掲載!ぜひ「読む、ザ・フリントストーン」もお楽しみください。

THE FLINTSTONE
放送局:BAYFM78
放送日時:毎週日曜 20時00分~21時00分
番組ホームページ

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