古内東子とゲスト・Kが語るピアノ系シンガーソングライターとは

THE MUSIC OF NOTE『古内東⼦ラジオ』
2023年1月から3月末までの3か月間は、2月にデビュー30周年を迎える古内東子が『古内東⼦ラジオ』と題して毎週1時間の番組をお送りします。

「とうこのねっこ」#6のテーマは"ピアノ系シンガーソングライター"

このコーナーは、「ねっこ=ルーツ」ということで、古内東子の音楽人生のルーツとなるアーティストや作品について毎週1つ、ご紹介していきます。
今回はゲストのKさんにも選んでいただき、それぞれの「ねっこソング」を語ります!

選んだのは、、、
◆東子のねっこソング
Everytime You Go Away / Daryl Hall & John Oates
ー 実はダリル・ホールってピアノがうまい!
この曲はポール・ヤングのカバーが有名だけど、このバージョンでは、“いつも本命の彼の所に行っちゃうよね”
という歌詞の“悲しさ”がより溢れているように思います。

◆Kのねっこソング
Uptown Funk / Jamie Cullum
ー マーク・ロンソンとブルーノ・マーズのすごいファンキーな曲をジャジーな解釈で表現したカバー。ピアノを叩いたり、弾いたりという手法も彼ならでは。

「とうこのうた」30年の足跡を作品を通して振り返るコーナー

いつもは東子さんの30年の奇跡を楽曲を通して振り返っていますが、今日は、ゲストのKさんが作曲、歌詞を東子さんが手がけたお二人のうた、「偶然の雨」について語り合っていただきました。

◆K
お酒にまつわる歌、しかも女性目線の歌詞がいい、と考えた時、1秒の迷いもなく東子さんに書いてもらいたい!とお願いした曲。作詞家じゃなくて、歌い手ならではのセンスが光っている!

◆東子
作詞の時は、メロディーを何回も何回も聴いてると、なんとなく聞こえてくる言葉を頼りに広げていく。メロディーに言葉をくっつけていくのって、苦労するんだけど楽しい。
“偶然の雨”は女性目線の歌だけど、男性のKくんが歌う場合はしっとりしすぎると気持ち悪くなりそうで、「毒」っぽさを入れたいな、と思って作りました。
Kくんが弾き語りするこの曲の威力はスゴイ!!ドラマの中に入り込んじゃう。

3月8日にデビュー30周年記念オリジナル・アルバム『果てしないこと』をリリース

今年2月リリースの『体温、鼓動』以来約1年ぶりとなる待望のニューアルバムは、近年親交が深いTomoKANNO(Drums)、山本連(Bass)、石成正人(Guitar)、松本圭司(Piano)、井上薫(Keyboards)を迎えて、全曲を通してバンドでのレコーディング。
初回生産限定盤は2022年10月11日に国際フォーラムCで行なわれた「TOKO FURUUCHI 30th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE」を全曲収録したブルーレイディスク付の2枚組仕様となっています。

【発売日】2023年3月8日
【初回生産限定盤】(MHCL-3020~3021):¥7,700(税込)
・Disc-1(CD) :曲目未定
・Disc-2 (BD):2022年10月11日に国際フォーラムCで行なわれた
「TOKO FURUUCHI 30th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE」全25曲収録。
【通常盤】(MHCL-3022):¥3,300(税込)
・(CD) 曲未定
https://www.110107.com/TOKO30/

【予約特典】 
▼Sony Music Shop
オリジナルミニタオル
▼楽天ブックス
オリジナルL判ブロマイド
▼Amazon.co.jp
メガジャケ
▼セブンネットショッピング
オリジナルミニスマホスタンドキーホルダー
▼TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)
オリジナルポストカード(Type.A)
▼HMV全店(HMV&BOOKS Online含む/一部店舗除く)
オリジナルポストカード(Type.B)
▼山野楽器CD/DVD取扱い店舗およびオンラインショップ
オリジナルポストカード(Type.C)
▼古内東子 応援店
オリジナルポストカード(Type.D)

【ライブ情報】古内東子「TOKO FURUUCHI 30th ANNIVERSARY Billboard Live Tour 2023」

ニューアルバム『果てしないこと』を引っ提げてのビルボードライブ・ツアーの開催も決定!

■2023/3/8(水):ビルボードライブ大阪(1日2回公演)
1stステージ 開場16:30 開演17:30 / 2ndステージ 開場19:30 開演20:30
■2023/3/11(土):ビルボードライブ横浜(1日2回公演)
1stステージ 開場15:30 開演16:30 / 2ndステージ 開場18:30 開演19:30
■2023/3/17(金):ビルボードライブ東京(1日2回公演)
1stステージ 開場16:30 開演17:30 / 2ndステージ 開場19:30 開演20:30

【チケット】
サービスエリア¥8,000-/カジュアルエリア¥7,500-(1ドリンク付)

※ご飲食代は別途ご精算となります。
・Club BBL会員先行=2023/1/10(火)12:00正午より
・一般予約受付開始=2023/1/17(火)12:00正午より

※横浜公演のご予約はビルボードライブWEBサイトおよびプレイガイドにて行います。ビルボードライブ予約センターでの電話受付はございませんので予めご了承ください。

【公演に関するお問い合わせ】
●ビルボードライブ東京:03-3405-1133
〒107-0052東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン ガーデンテラス4F
●ビルボードライブ横浜:0570-05-6565
〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通5 丁目57 番地2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F
●ビルボードライブ大阪: 06-6342-7722
〒530-0001大阪市北区梅田2丁目2番22号 ハービスPLAZA ENT B2

Billboard Live Official Web
http://www.billboard-live.com/

Profile:古内東子(ふるうち・とうこ)

1972年生まれ、東京都出身の女性シンガーソングライター。高校生の頃に姉のDX7を使用して作曲を始め、レコード会社に送ったデモテープがきっかけとなり、1993年2月にシングル「はやくいそいで」でデビューを果たす。1995年にリリースしたシングル「誰より好きなのに」がヒットし、同曲を収録したアルバム「Hourglass」もロングヒット。恋心を鮮烈に歌い上げた都会的なナンバーで多くの女性の共感を呼んでいる。2022年2月に3年4カ月ぶりのアルバム「体温、鼓動」を発表。

古内東子 Official Site:https://www.tokofuruuchi.com

THE MUSIC OF NOTE 古内東子ラジオ
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週金曜 21時00分~22時00分
出演者:古内東子◆ゲスト:K
番組ホームページ

周年記念アーティストがリレー形式でラジオDJを務めるFM COCOLOのレギュラープログラム『THE MUSIC OF NOTE』。

※該当回の聴取期間は終了しました。

自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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