エリック・クラプトンの超大物エピソードとは? 鈴鹿でアイルトン・セナから…

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。1月31日(木)のオンエアでは、株式会社ウドー音楽事務所 代表取締役の高橋辰雄さんを迎え、この春来日するロック界のレジェンド、エリック・クラプトンの知られざる素顔に迫りました。


■クラプトンは紳士でシャイで謙虚、そして真面目

1974年の初来日から45年。エリック・クラプトンが4月に、通算22回目となる来日公演「黒澤楽器店 MARTIN GUITAR Presents ERIC CLAPTON LIVE at BUDOKAN 2019」を日本武道館で5日間にわたり開催します。

そんなクラプトンと親交が深いという高橋さん。クラプトンが初来日を果たした1974年の秋のツアーでアシスタントツアーマネージャーを担当。翌年の1975年からはツアーマネージャーとしてクラプトンとの関係を深め、クラプトンから直接電話がかかってきたこともあるほど。

ロック界のレジェンドとしての印象が強いクラプトンですが、普段はどのような顔を持っているのでしょうか。

高橋:紳士でシャイで謙虚、そして真面目ですね。ただ、近づけないくらいオーラがすごいです。クラプトンが街にいても、まわりの人はなかなか声をかけられない雰囲気で、他のアーティストみたいに気軽にサインや写真をお願いできないです。そのオーラは、クラプトン自身が自分のなかに武器をたくさん持っているからだと思います。その武器をコンサートのステージで全部出すわけです。普段はその武器をしまっているので、それがオーラとなりファンやまわりの人はなんだか分からないけど、近づけない雰囲気になっているように感じます。それがクラプトンのすごさだと思います。

長きにわたりクラプトンが第一線で活躍できるのは、探究心が強く、よく自分との対話をし、これからやるべきテーマを持って進んでいるからだと高橋さん。

サッシャ:初期の頃は高橋さんから日本の文化を学んだそうですね?
高橋:クラプトンは謙虚で、相手の国の文化をリスペクトしています。その中で最初に知り合った日本人が私たちなので、どこに行くにしても私たちのやることを見聞きして、郷に入っては郷に従うように、食べることや習慣など日本の文化を学んでいました。
サッシャ:日本の文化、ひいては日本のファンにリスペクトがあるからこそなんでしょうね。
高橋:そうなんです。日本に対してのリスペクトがあったのだと思います。初めて日本に来て、日本の人たちが非常に親切であり「アグレッシブじゃないところがいい」と言っていました。必ず相手を立てる人間性も好んでいて、「日本とイギリスは同じ島国だから、似ているかも知れない」と冗談も言っていました(笑)。
 

エリック・クラプトン

 

 


■アイルトン・セナが握手を求めた!

高橋さんは、「いかにクラプトンが世界で認められているかを痛感した」という驚きのエピソードを教えてくれました。

1988年にコンサートのため来日していたクラプトンは、同時期に鈴鹿サーキットで開催されるF1の日本グランプリをどうしても観に行きたいと、開催の2カ月ほど前に高橋さんのもとに連絡を入れたそうです。しかし、直前過ぎるためにチケットもホテルもないという状況でした。

高橋:なんとか名古屋のホテルは取れて、あとは「どうやって鈴鹿まで行こうか」となりました。僕の知り合いがいる、レーシングチームを持っていた会社、レイトンハウスがヘリコプターを持っていると聞いたので、「クラプトンのチケットを10枚あげるから、ヘリコプター貸してよ」と提案したら、「いいですよ」って(笑)。ホテルから空港まで行き、そこから鈴鹿まではヘリコプターで移動しました。

鈴鹿サーキットにたどり着くことができたクラプトンは、主催者の配慮でパスをもらい、各ピットをまわったところ、「クラプトンが来ている!」と世界中の有名なレーサーたちが列を成して握手を求めたそうです。

高橋:アイルトン・セナとか、レーサーたちがニコニコしながら握手を求める光景を見て「クラプトンってすごい人なんだな」ってあらためて感じました。


■クラプトンのライブは安心感と激しさを併せ持つ

続いて、クラプトンのライブの魅力について高橋さんはこう話します。

高橋:過小評価されているアーティストとかヒットしていない曲でも、クラプトンは取り上げて自分なりにアレンジして、自分の曲にしてしまう。それを聴くとすごいなと思います。聴いていて安心しつつも、激しさも持ち合わせているから、他のアーティストのようにイケイケではなく、オンとオフがあることも魅力です。

4月に行われるクラプトンの来日公演を前に、クラプトンのギターも展示しているという、ウドー音楽事務所の50周年を記念した展覧会「UDO 50th Anniversary Special Exhibition 海外アーティスト招聘の軌跡」が3月8日(金)〜3月31日(日)まで、有楽町マルイ 8階特設会場で行われます。ぜひ、こちらもチェックしてみてください!

番組では高橋さんが、クラプトンとの思い出の1曲として『Bell Bottom Blues』を選曲しオンエアしました。以前、体調を崩していた高橋さんを思い、クラプトンが来日公演で高橋さんの好きなこの曲を演奏してくれたそうです。

 

 

 

 

株式会社ウドー音楽事務所 代表取締役の高橋辰雄さん

 


次週2月4日(月)から2月7日(木)の『STEP ONE』は、J-WAVEのキャンペーン「START ME UP」にかけて、資産運用、転職、習い事、移住など、ビジネスにも役立つ、今だからこそ始めたい、そんなあなたのチャレンジを番組が応援します。ぜひお聴きください!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

 

 

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ビジネスは希望を創る―「NewsPicks」から紙媒体が生まれた理由とは?

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。1月28日(月)のオンエアでは、タブロイド判フリーマガジン「HOPE by NewsPicks」編集長の呉 琢磨さんを迎えました。経済情報を中心としたソーシャルメディア「NewsPicks」から派生した同紙。なぜ、デジタルの時代にタブロイド版のメディアを作ったのでしょうか。


■「HOPE by NewsPicks」誕生の経緯

まずは、「NewsPicks」を立ち上げた経緯を訊きました。

:これまでに新聞や雑誌などの経済誌と呼ばれるものはいろいろありましたが、時代が変わり読者の世代がどんどん移り変わりました。僕たちにとって身近な情報の接点であるスマートフォンで、ビジネスメディアの決定版を作りたい。そんな思いから、「NewsPicks」を立ち上げました。

呉さんは、2015年から広告事業の編集者として「NewsPicks」に参加し、記事を手がけてきました。そこで出会った起業家や、大企業で新事業に携わる人たちから刺激を受け、「この人たちを、もっとビビッドなかたちで切り取り、もっと面白く伝えられるんじゃないか」と考え、「NewsPicks」のスピンオフとして、新メディア「HOPE by NewsPicks」を作ったのだそう。

「HOPE by NewsPicks」のコンセプトは「ビジネスは希望を創る」。紙面で取り上げるのは、ビジネスを通じて、これまで社会になかった“誰かにとっての希望”を創り出している人や企業です。
 

 


「HOPE by NewsPicks」は、公式サイトのフォームから応募すると3部無料郵送されるほか、一部のカフェやコワーキングスペースに置かれています。

別所:デジタルの時代に、あえてタブロイド版のメディアを展開する理由は何でしょうか?
:まず、スマートフォンでは作れない表現で、普段はビジネス誌を読まない人でも「これは何だろう」と気になるくらい、カッコいいものを作りたかったたことが理由のひとつです。

また、紙媒体でリアルな「いいね!」やリアルなシェアを生み出したかったといいます。

:実は、リアルでつながっている人たちとはオンラインでつながっていないという断絶があると思います。でも、それをタブロイドサイズでデザインにも凝った紙媒体を使うことによって「何を読んでいるの?」と話題が生まれるかもしれない。機会を作りたいと思ったんです。

最後に別所は「希望はどうやって作るのか」と問いかけました。

:これまで「この人は“HOPE”があるな」というビジネスパーソンに数多く会ってきました。その人たちの共通点は、今、世の中にない新しい選択肢、オルタナティブな選択肢を作っている人であり、彼らが誰かにとっての新しい希望を作っていると思います。

「HOPE by NewsPicks」は2月18日(月)にイベントを開催します。参加方法は「HOPE by NewsPicks」を無料郵送した人に告知が送られるとのこと。ぜひ「HOPE by NewsPicks」を手にとって、周囲の人にシェアしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
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