スカパラ、海外フェスでオアシスにCDを渡そうとしたら…

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、「一度は行ってみたい海外フェス特集」をお届けしています。

特集3日目となる4月10日(水)のオンエアでは、数多くの海外のフェスに出演している、東京スカパラダイスオーケストラの加藤隆志さんがお電話で登場。海外フェスの裏話を訊きました。

【1日目】アメリカ&イギリス編…Perfumeも参加するのは?
【2日目】アジア編…3時間で行けるフェスも


■初めての海外フェスで過酷な体験

東京スカパラダイスオーケストラは、世界最大級の音楽フェスティバルに数多く出演しています。グラストンベリー・フェスティバル(イギリス)、ユーロキーンズ(フランス)、モントルー・ジャズ・フェスティバル(スイス)、コーチェラ・フェスティバル、ボナルー・フェスティバル(ともにアメリカ)など。

加藤さんが初めて出演した海外のフェスは、2003年に開催されたグラストンベリー・フェスティバルでした。

加藤:僕はイギリスの音楽は大好きで、影響を受けているアーティストがたくさん出ていたのでワクワクして行きました。

ところが、グラストンベリー・フェスティバルには、過酷な状況で出演することになったそうです。

加藤:ものすごい雨で、6月なのに非常に寒くて。バスも渋滞にハマったから、着いたのが出番の1時間から2時間前でギリギリでした。寒い中みんなで楽器を運んで、ご飯を食べる時間がなかったので、ホットドッグをメンバーで分け合いながら食べて、そのままステージに出ました。それが初めての海外フェスの体験で、「海外のフェスって、なかなか過酷なんだな」と思いました。あとはずっと快適な経験ばかりですね。やっぱり海外フェスは楽しいですよ。
あっこゴリラ:日本のフェスとの大きな違いはありますか?
加藤:日本のフェスは若い人が中心だけど、向こうのフェスは幅が広いんです。向こうはロックの歴史が長いから、60年代からザ・ローリング・ストーンズを応援しているようなおじいさんも来ていたりするんです。あとは、前評判で自分が観たいバンドだけを観るというよりは、音楽が流れていて「面白そうだ」というところにお客さんが集まるから、名前が知られていなくてもやり甲斐がありますね。


■三大フェスを制覇!

東京スカパラダイスオーケストラは、3月29日から31日にチリで行われたロラパルーザ・チリに出演しました。ケンドリック・ラマー、アークティック・モンキーズ、サム・スミスなどの錚々たるビッグアーティストが名を連ねるなか、日本人アーティストとして初めて出演しました。

加藤:ロラ・パルーザに出たことで、スカパラはコーチェラ、ボナルーと三大フェスに出たことになるんです。ただ、ロラ・パルーザはレニー・クラヴィッツの真裏だったんです。
あっこゴリラ:そうなんですか!
加藤:レニー・クラヴィッツとケンドリック・ラマーのちょうど狭間で、お客さんがどのくらい集まってくれるのか不安だったけど、たくさんのお客さんが集まってくれました。始まる前から「東京」コールで迎えてくれたんです。
あっこゴリラ:私も映像を観ました。めちゃめちゃたくさんのお客さんが踊ってましたね。
加藤:嬉しかったです。お客さんがアツくてモッシュも激しかったです。
あっこゴリラ:バックステージはどんな雰囲気なんですか?
加藤:いろいろなアーティストと会えて、今回もチリのバンドと「コラボしようよ!」という話になったりして楽しいです。ビッグアーティストは厳重なセキュリティになってます。以前、オアシスの楽屋が近かったことがあって、CDを渡そうとしたら「30メートル以内に近づくな」って言われました(笑)。
あっこゴリラ:すごいな! スカパラかっこいい!
加藤:いつか一緒に出たいですね!
あっこゴリラ:一緒に出たい!
加藤:コーチェラに出たときは、細美武士さんが「それ、観に行きたかったんです」と言ってて、「じゃあ出ちゃう?」ということでコラボの話になったんです。
あっこゴリラ:加藤さん、DMします!

なかな聞けない海外フェスの裏話に興奮しきりのあっこゴリラでした。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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あいみょん史上、もっとも過酷だったMV撮影とは?【最新チャート】

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。J-WAVE全番組のオンエア、番組サイトのVOTEボタンから寄せられたリスナーズポイント、都内主要CDショップのセールデータ、各音楽配信サブスクリプションサービスのストリーミング回数に基づくランキングデータ、以上4つのデータをもとにポイント計算。世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウンでお届けしています。ここでは4月7日(日)付のチャートをご紹介します!

■4月7日付チャート

10位:Sigrid『Sight Of You』
Sigridは2017年にシングル『Don't Kill My Vibe』でいきなり注目を浴びましたが、「戸惑いとプレッシャーを感じながらアルバムのリリースを急がず、納得いくものができるまで時間をかけてクオリティ重視で制作してきた」と語っています。ポップな曲調だけでなく鋭い歌詞も評価されている彼女にとって英語は第2言語。母国語はノルウェー語ですが、英語では曲を聴くときも作るときもメロディから入るそうです。10代の頃、Adeleの『Rolling In The Deep』のメロディが好きでしたが歌詞の意味はよくわからず、ちゃんと理解できたのは最近だったそうです。しかし、「ノルウェー語で曲を作る気は今のところはない」と語っています。

9位:Marshmello『Here With Me (feat. CHVRCHES)』
3月末にマイアミで3日間にわたり開催された「Ultra Music Festival」。David Guetta、The Chainsmokersなど錚々たる出演者のなか、初日のメインステージで大トリを務めたのがMarshmelloでした。ビーチで開催されるこのフェスで、Marshmelloはクルーザーを横付けしてくつろいでいたところ、沿岸警備隊が突然乗り込んできました。安全基準の抜き打ち検査だったそうですが、お咎め無しでした。

8位:milet『inside you』

 

milet

 


J-WAVEの番組『SONAR MUSIC』でmiletが毎週木曜日にレギュラー出演するコーナー「SONAR'S ROOM」がスタートしました。miletは「はじめてのひとり喋りで緊張で噛み噛みでしたが、ぜひ聴いてください」と話していました。

【関連記事】注目シンガー・milet、初めてのギターで挑戦したのは…難易度が高いレッチリのあの曲!

7位:BUMP OF CHICKEN『Aurora』
BUMP OF CHICKENの藤原基央さんが、4月12日(金)で誕生日を迎え40歳になります。BUMP OF CHICKENは、タイトルは発表されていないものの、およそ3年5ヶ月ぶりのニューアルバムを7月10日(水)にリリース。さらに、アルバムリリースの2日後にはツアーがスタートします。東京近郊は、7月12日(金)・13日(土)、埼玉県のメットライフドームです。

6位:SKY-HI『Chit-Chit-Chat』
現在、ニューアルバムを引っさげて全国ツアー中のSKY-HI。ツアーの様子を訊くと「石川から愛知へと自分のハウスバンド・SUPER FLYERSと共にバスで移動しています。昨日は曲を書いて、今日も明日もバンドのみんなと音楽ができて本当に毎日が楽しいです」と語っていました。

5位:back number『HAPPY BIRTHDAY』
先々週の番組ゲストだったback number。最新アルバムのこだわりについて「チームが全員納得できるまで音作りをやめなかった」と語っていました。一度組んだドラムセットを組み直してまで音を追求するなど、こだわった作品だそうです。そんなback numberは、4月20日(土)からおよそ5ヶ月にわたる大規模なツアーがスタートします。

4位:Anderson .Paak『King James』
間もなくソロとして4作目のスタジオアルバムをリリースするAnderson .Paak。今までのアルバムは全て、自分が生まれ育った南カリフォルニアの地名をタイトルにしています。『King James』とは、NBAプレーヤーのレブロン・ジェームズのことだそうで、地元のヒーローにも敬意を評しています。Dr. Dreの秘蔵っ子として知られるAnderson .Paakですが、最新アルバムには錚々たるメンバーが参加していて、R&BレジェンドのSmokey Robinsonも名を連ねています。Anderson .Paakによると「レコーディングにやってきたSmokeyが歌詞をちょっと手直しするだけで格段に曲が良くなった。79歳になった今も俄然イケてる」とコメントしています。

3位:あいみょん『ハルノヒ』
『ハルノヒ』のミュージックビデオが先日公開されましたが、撮影は3月のまだ寒い伊豆半島で行われました。あいみょん史上もっとも過酷な撮影で、深夜0時に都内を出発し翌日の深夜0時に戻るというほぼ24時間使ったスケジュールで、移動のバスで仮眠をとるのみだったそうです。さらに夕日のシーンを撮ったのは船でしか行けない無人島で、崖の上に登るのもかなり大変で、後ろに下がれば崖下に落ちるような危険ギリギリの撮影だったと明かしています。

2位:Carly Rae Jepsen『Now That I Found You』
昨年リリースしたシングル『Party For One』では「ひとりの時間を楽しもう」と歌いましたが、『Now That I Found You』では手のひらを返したように「あなたなしではいられない。あなたと一緒にいるときの気持ちに勝るものはないわよ」と歌っています。矛盾しているようですが、実は相手は恋人ではなく猫でした。Carlyは「この曲は必ずしも恋愛のことを歌っている訳ではなく、自分が情熱を注いでのめり込めるものを見つければ人生が輝きだすと伝えたかった」と話しています。

1位:Suchmos『WATER』

 

 

 

 

Suchmos

 


2連覇達成。アルバム『THE ANYMAL』をリリースしたSuchmosは、6月に初のアジアツアーを開催することを発表しています。香港、台北、ソウル、深圳、上海、北京のアジア6都市を巡る公演となっています。9月8日(日)には、横浜スタジアムでの単独公演も行います。4月14日(日)のオンエアでは、Suchmosがゲストとして登場しますのでお楽しみに!

■今週のトップ10
1位:Suchmos『WATER』
2位:Carly Rae Jepsen『Now That I Found You』
3位:あいみょん『ハルノヒ』
4位:Anderson .Paak『King James』
5位:back number『HAPPY BIRTHDAY』
6位:SKY-HI『Chit-Chit-Chat』
7位:BUMP OF CHICKEN『Aurora』
8位:milet『inside you』
9位:Marshmello『Here With Me (feat. CHVRCHES)』
10位:Sigrid『Sight of You』

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【番組情報】 番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』 放送日時:日曜 13時−16時54分 オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

 

 

 

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